伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

羽生選手の北京特集本

2022年02月28日 | 羽生結弦
他のジャンルの記事も書くと言っておきながら、
性懲りもなく羽生結弦さんのことを書く…。
今しばらくはまだ余韻があるから…そして


羽生結弦選手が表紙の雑誌が次々と発売されるので─。

北京五輪特集号。
北京オリンピック後なので雑誌ラッシュが来た。



フィギュアスケートマガジンと、通信DXが同時に届いた。








この二つはいつものように羽生選手が中心の定番雑誌だが、
他にも沢山、羽生選手が表紙の雑誌があり、数えきれない。


北京五輪特集号の表紙には必ずと言っていいほど
羽生選手の写真が使われている。
それほど羽生選手の存在は大きかった。
それとも単に人気があるからという理由?

ビジュアルがいいのでメダリストより絵になる、
話題が多かった、
北京の全競技者からしても破格の存在だった…、
など?



マガジンと通信DX、
残念ながら両方ともエキシビションの写真はなかった。


通信DXは写真が中心なので内容の見当はつくが、
表彰台を逃して4位だった羽生選手をどのように扱っているのか
マガジンに興味があった。



フィギュアスケートマガジン 2021-2022 Vol.5
北京五輪総集号 B.B.MOOK
¥1,390
発売日 : 2022年02月28日

フィギュアスケートマガジン 2021-2022 Vol.5
北京五輪総集号 B.B.MOOK
¥1,390
発売日 : 2022年02月28日




フィギュアスケート通信DX 
北京オリンピック2022 最速特集号 (メディアックスMOOK 989)
1,320円
2022年02月28日




通信DXは、時系列で写真を並べているだけなのに、
迫真のドキュメントになっていた。


公式練習の最初の日から、
ジャージや黒い練習着で真剣に練習する姿に緊張感が溢れている。

そしてミスしたショート「序奏とロンドカプリチオーソ」は
ミスしたことを感じさせないくらい、美しく撮られている。

写真だけでも雄弁に羽生選手の演技が捉えられていて、
迫真のフォトドキュメントだった。

エキシビションはなかったものの、
まだオリンピックの余韻が残る中で最速に出版してくれただけで
感謝なのである…
最速を心がけたのでエキシまで





フィギュアスケートマガジンは、いつもの座談会はなく、
記事も少なめで、写真が多めだった。
全部はまだ読んでないが、



冒頭のイントロダクションに書いてある言葉、

「心も体も傷だらけで
しかし彼は、与えられた状況を懸命に生きた。」

「過去ではなく、今、この瞬間を全力で生きる男。」


この言葉が多分、今回のマガジン北京五輪特集号の要約だ。


重い怪我をしても、諦めることなく最高難度のジャンプに挑み、
挑戦を貫いた。

その姿、その演技に羽生結弦選手の、生き様が表れていた。
どこまでも羽生結弦を貫く。

怪我をしていたからこそ飛べた4Aだったと羽生選手は言ったが、
自分の限界まで、限界を超えてまで挑戦を諦めず
そして最後まで羽生結弦の演技を貫いた。

だから我々はあの演技に感動した、
そのことを改めて追体験するようなマガジンの編集だった。



他にもいろいろ雑誌があって全部は揃えきれないが
数えきれないほどの数があるのが壮観─。




フィギュア・スケーターズ25 2022年 04月号 [雑誌]
1,527円
2022年03月07日




フィギュアスケートLife Extra 北京オリンピック2022
 (扶桑社ムック)
1,760円
2022年03月09日










new!
anan増刊 スペシャルエディション 2022年 3/16号 [雑誌]
699円
2022年03月09日





そして
タブロイド新聞、
スポーツ報知の「北京五輪総集編」450円



コンビニに沢山余っていた。
矢口亨カメラマンのとても美しい写真が多いので
買わないのは勿体ない




例の、ロッテの読売新聞の一面広告について考えていた。

27日の読売新聞に掲載されたロッテの羽生結弦選手の広告は、

「羽生選手が教えてくれたこと」と題して
全国6エリア別に羽生結弦選手への異なるメッセージと写真が掲載されたという。


商品を宣伝するわけでもなく、
企業名が大きく書かれているわけでもなく。
モノクロの写真のみで、無言のメッセージになっていた。

これは羽生結弦選手へのエールだと思った。



広告の隅には小さく書かれた、言葉が添えられていた。

エリア別に─

1 期待を背負う覚悟が、人を前進させる。
2 自分の言葉で語る人を、誰も無視できない。
3 ほんとうの強さを見たとき、人は美しいと感じる。
4 応援するって、ともに夢を追いかけること。
5 勇気ある人だけが、高く跳べる。
6 愛されるということが、いちばん強い。



・・・・・
このメッセージは思ったが、

羽生選手が勝ちを逃したから…、
メダルに届かなかったから、
負けたから…。だと思った。
勝っていたらこんな紙面は作られなかっただろう。

だから羽生選手へのエール。
羽生選手を慰めるためだとも、思った。




今回、羽生選手は敗者だった。
それはどのように考えても事実は事実。

だから羽生選手本人も努力は無駄だった、と、
今回の北京の結果を自分自身で突き放した。


まわりがどんなに美しい言葉を紡いでも、
負け、という結果の記憶を増幅させるだけのような気がして、、

少しばかりセンチメンタルな気分になった。
私だけかな・・・。



ひとつ、言えるのは、
羽生ファン・羽生人気は今回の北京五輪で増えこそすれ、
減ることはなかったということだ。


本当かどうか知らないが、
北京五輪で新しくファンになった人も多いという。

それが本当ならば、
メダルに届かなかったにもかかわらず、
羽生選手の演技には、それだけのインパクトがあったからだろう。

4Aという高難度技への挑戦というだけでなく。



茂木健一郎が、1位2位3位の選手も素晴らしかったが、
羽生選手の演技に段違いの感動を受けた、
圧倒的な芸術の感動だと言ったように、
羽生結弦選手のスケートには、
見る者の魂の奥に訴えるものがあったのだ。


マガジンに特集されていたように、
そのスケートに妥協しない生き様がそのまま表れていたから
皆が心動かされた。






人気が出ることは悪いことじゃない。

羽生選手のスケートを見て、
何かしらのインパクトを受けた人がいたとしたなら、
それが人々にとっての最高のスケートではないだろうか。

それが羽生結弦選手の理想とするスケートだったのでは?



残念なのは羽生選手の理想とするスケートが、
順位や点数や、採点に結びつかないということだ…。

「芸術としての感動」が採点に結びつかない。
今のルールではそれが反映されない。
転倒あるなしで数字としてのみ表されてしまう。

本来ならば、演技構成点で評価されるべきなのに、と、
今でも残念である…。



けれども羽生選手の明るい可愛さには癒されるので
また貼る。
何度でも貼る


TEAM JAPAN
https://twitter.com/Japan_Olympic/status/1496062215870427142



何歳になっても羽生選手はこんな風にかわいくて
変わらないんだろうな~




美術館・ギャラリーランキング


京都府ランキング


フィギュアスケートランキング


↓ブログ村もよろしくお願いします!

にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村




カテゴリー削除されてしまった…

2022年02月27日 | PC・ネット関連




「人気ブログランキング」という所に登録していたのだが、
はじめに登録する時、書きたいカテゴリーが沢山あって、
片っ端から登録していた。

最大で5つくらい登録できるので、その最大の5つを登録した。



ブログは自分の場合、自己満足の部分が多く、
多くの人に読んでもらいたいというより、
書きたいことを書く、という気持ちの方が大きかった。

それでもブログサイトに登録したのは、
少しでも誰かに読んでもらいたいという思いがあったのだろう。
少しだけでもいい、ほんの数人でいい、
書きたいことを書いてそれを読んでもらえれば…と思い。。





けれども最近は羽生結弦選手のことばかり書くようになった。

北京オリンピック前から…いやそれよりももっと前から、
気がつけば羽生選手のことばかりを書いていた。

夢中になって書いているうち、羽生ブログみたいになってしまっていた。



もともとは人形が好きだったので、ホームページは人形サイトだった。
ランキングサイトに登録する時も、
ドール部門を見つけて、喜んでそのカテゴリーに登録した。

映画が好きなので映画部門、そして美術部門、京都部門、
すごく沢山のカテゴリーに登録していた。
どれも自分の好きなことだったからだ。




しかし羽生選手に夢中になるうち、
ほかのカテゴリーがおろそかになってしまった。

今回、ドールカテゴリーと映画カテゴリーから外されてしまった。


自分で選んだカテゴリーが運営側から削除されるとは思わなかった。
結構ショックだった。


ただ、ドール関係はもうお人形を集めていないので、しょうがない。

映画もすごく見たいけれど時間がない。
だから映画のカテゴリーから外されてもしょうがない、と思う。



登録していたけれど、諦めることにした(T_T)。
自分が欲張りだったのだと思う。

いろんなことを書きたい。
興味のあることを…沢山の、色んな事に興味があるので、
それらを書きたい。
そう思って書き始めたのだけれども、
登録ジャンルが多すぎて手が回らなくなってしまったのだ…。


今は美術部門と京都部門に少しのパーセンテージで残されている。
これからは少しずつ、それらのジャンルの記事も書きたい。
書きたいことはあるのだ。



それでも今、一番夢中になってるのが羽生結弦なので
これからも羽生選手のことが多くなるとは思う…。

書きたいことを書きたいまま書いていたら、
羽生選手のことばかりになってしまった。

さっきも羽生ブログで知って、読売新聞を買って来たばかりだ。


でも自分は、遅筆なので、ひとつ記事を書くのにとても時間がかかる。
そしていつもだらだらと長ったらしく書くのでよけいに時間がかかる。
それでも書くことが好きなんだろう…。
だからこうして続けているのだと思う。


少しずつ、自分の思いをこれからも書いてゆきたいと思ってる。
あまり急がずに…。





「京の冬の旅」で東本願寺が取り上げられていたようなので、
近所だから行きたいと思っていた。

そして行って、壊れかけのデジカメで写真を撮った。
京都に関すること、美術館の展覧会、それらも出来れば書いていきたい。
出来れば…。(出来るかな(T_T))

だからカテゴリー、これ以上削除しないで下さい~




美術館・ギャラリーランキング


京都府ランキング


フィギュアスケートランキング


ブログ村↓もよろしくお願いします!

にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村






努力は無駄だった・羽生結弦

2022年02月26日 | 羽生結弦


ABCテレビ(テレ朝系)で25日夜に放送された「イミシン」で、
羽生結弦選手のインタビューが流された。

北京五輪のフィギュアの試合直後のインタビューの、
これがフルバージョンだと思うが、
松岡修造によるインタビューで、少し衝撃を受けた。





相手が松岡さんだったからこそ言えたのかもしれないけれど
羽生結弦選手が松岡修造にその本音を、余すことなく語っていた。

努力は無駄だった、と。


かつて羽生選手は「努力はうそをつく、でも無駄にはならない」
と言ったことがある。

が、今回は、その努力は無駄だった、と言い放った。


そこに、羽生選手の、今回の北京五輪での成績の
無念と悔しさが詰まっているように思えた。
正直な答えだった。


羽生選手はこれまで、オリンピックでは金メダルしか取ったことがない。
今回も金メダル、勝ちを目指して来た。

4Aの成功ともにオリンピックで勝つ、
これもやはり羽生選手の明確な目的だったのだと思う。


けれどもメダルには届かず、4位に終わった。
その無念が「努力は報われない」という言葉に
表されていたように思えたが、・・・

が、自分で自分自身を断じる強い、意志のある言葉でもあった。
無駄だった、と、自分で自分の成績を切り捨ててしまう所に
羽生選手の自己分析能力の凄さを感じ、その矜持も感じた。









本来なら、メダルを逃した選手は
このような特設スタジオでのインタビューはないはずだ。

メダリストなら各局で喜びのインタビューを受ける。

が、メダリストでもないのに、
このようなスタジオインタビューに応じるのは異例だ。


高梨沙羅も、小平奈緒も、
競技直後にインタビューを受けたかもしれないが、
そのあとスタジオでのインタビューはなかったはず。

敗者は何も語ることなく静かに去るのみ。
それがテレビの常道だ。


むしろメダルを逃したなら、何も言いたくないと思う。
本来なら、インタビューからは逃げたくなるように思う。

けれども羽生結弦選手は人気スター、
今回の北京大会での主役の一人というか、
もっともスポットライトを浴びた一人だった。

誰もが羽生選手に注目していた。
だからメダルを逃しても、
テレビ各局からインタビューの依頼があったのだろう。


本来ならば、「敗者」なのだから
インタビューなど応じたくなかったに違いない。
あんなに勝ちに拘る選手なのだから、
敗残者の姿を見せたくなかっただろうと思うのだ。


なのに記者会見まで開いて、「敗者の弁」を語らずに済まなかった。




「結果が取れなかったら無駄だと思う」
と、

結果が伴わなければ、これまでの努力はすべて報われないのだ、
と無念と悔しさを滲ませた。

努力して来たことが出来なかったという理不尽にぶちあたってしまった、
と。


「何回も心が折れて、逃げそうになったけど、
やっぱり皆さんの思いとか、
自分が今まで戦ってきた道のりとかを含めたら、逃げれなくて。

また自分の心を自分でつぎはぎして、何とか奮い立って。
で、また折れて。

それの繰り返しでここまで何とかやって来ましたけど、
やっぱり自分の中でそれが報われたとは、
100%報われたとは、残酷ですけどね、思いは出来ないです。」



・・・・・
ここまで実直に何度もめげそうになった今までの苦しい道のりを語る。
どれだけの努力をして来たかと胸が痛くなってしまう。
簡単に人に語って欲しくない、自分の努力を、と。


ただ、こうして、自身の無念を整然と言葉に出来る強靭さを
羽生選手には感じる。

どんなに悔しくても、インタビューにはきちんと答える。
自身の悔しさを冷静に整理して、言葉にすることが出来る。
逃げも隠れもせず、自分の心の内を明かすことが出来る。
並みの精神では出来ない。

自身の血のにじむような努力さえ「無駄」と突き放す。
それが羽生結弦の凄味なのだと思った。







北京五輪での羽生選手の敗因は、具体的には
ショートプログラムでの、4Sの失敗につきる。

4回転アクセルに挑む以前に、そこですべてが決まってしまった。

(個人的には残念なのはあの失敗より、
世界の人にあの素晴らしいSPの完成形を見てもらえなかったことだけれど…。)





そして羽生選手本人は、これまでの努力は無駄だった、と言うけれど、
見ていた者たちにとっては、羽生選手の北京での演技は、
忘れられない感動をもたらした。

彼の演技と4Aへの挑戦は、脳裏にしっかりと焼き付き、
何らかの記憶となって生き続けていくと思われるのだ。

羽生選手にとっては「無駄」だったかもしれないが、
我々にはそれは、大事な何かとなって心に残ってゆく。

そしてそれでも・・・


「羽生結弦という羽生結弦の体で
羽生結弦の理想とするアクセルを続けてきた結果としては
あれがすべてだったと僕は思っています。」

「羽生結弦のアクセルとしての誇りは掴みました。」
「4Aだけは、なんか自分でした。」


羽生選手の誇り。
正しい技術で追及して来た、子供の頃からの夢。
それが誇りだと言えるのは、
氷の上で回ってから飛ぶずるいプレロテなどが一切ない、
理想のアクセルに近づけたから、だろう…


羽生選手には足をしっかり治し、
誇りをもってこれからも過ごして欲しい。








前に、羽生選手のファンへのかわいいメッセージがあったよね…

TEAM JAPAN
https://twitter.com/Japan_Olympic/status/1496062215870427142




こういう風に、ファンに向けては
何があってもいつも明るいから、羽生選手が好きだな~…


画像
getty images
https://www.gettyimages.co.jp/

秀さかえさんツイ
https://twitter.com/yuzu1207_ss



Number(ナンバー) 北京五輪総集編 2022年 3/10号 [雑誌]
699円


 



フィギュアスケートマガジン 2021-2022 Vol.5
北京五輪総集号 B.B.MOOK
¥1,390
発売日 : 2022年02月28日




フィギュアスケート通信DX 
北京オリンピック2022 最速特集号 (メディアックスMOOK 989)
1,320円
2022年02月28日



 






美術館・ギャラリーランキング


京都府ランキング


フィギュアスケートランキング


ブログ村↓もよろしくお願いします!

にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村






羽生結弦はなぜ怪我が多いか

2022年02月25日 | 羽生結弦

羽生結弦選手は怪我が多い選手だ。
怪我ばかりしている印象がある。

なぜ怪我が多いのかというと、それは正しい技術を使っているからだ。




それはさておき…(あとから)。

もうスポーツ紙もさすがに羽生選手は扱わないだろうと思っていたら、
スポーツ報知がまた、一面全部使って羽生選手のアップ、
そしてフリー前日の右足捻挫の様子を詳しく書いていた。

記事は高木恵さん。
いつも羽生選手に温かい目を向けてくれている記者だ。


フリー前日の怪我からフリー当日の4A挑戦までを、
迫真のドキュメントで綴っていた。

とても良い記事だった。


↓ウェブ記事にも同じものが上がってる

スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20220224-OHT1T51198.html
羽生結弦「報われない努力」の裏側 北京五輪担当・高木記者が見た

 あの足で跳んだ。
冒頭のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)は
右足一本で氷を捉えた末の転倒。

羽生結弦(27)=ANA=は立ちあがると両手を広げ、
着氷のポーズを取った。
「全部出し切った。あれが僕のすべて」。

故障から25時間後の「天と地と」には、
挑戦者「羽生結弦」の生きざまが詰まっていた。





以下こちら↓
https://hochi.news/articles/20220224-OHT1T51198.html?page=1


自分はネガティブな記事は取り上げない。

ネットには様々な記事が溢れているが、
テレビや新聞などの報道よりも、
今ではネット記事の方がよく読まれているのだろうか。

ネットの記事は胡散臭いものも多く、信用出来ない方が多い。
何も知らない人にそんなものをわざわざ紹介する必要もないと思うので…。


---------



羽生結弦の北京五輪でのフリーの演技が終わった時、

実況は、
「おそらく足は万全ではなかったはずです」と語った。

その時、いや、その前から、羽生選手の報道はされていたので、
羽生選手の足がどこか良くないのでは、
ということを何となく気がついていた。


フリー前日、2月9日の公式練習は、ワイドショーで生中継されていた。

その中で羽生選手は4Aを跳びに行っていたが、
何度目かの時、転倒して痛そうにした。

その時に異変が起きたのだ。
それはテレビ中継を見ている者にも何となく分かった。

中継を担当していたアナやゲストコメンテーターも、
今のは大丈夫なのだろうか、痛そうにしていたが…
というように言っていたと記憶する。


翌日、フリー当日の朝、曲かけ練習を羽生選手は行わなかった。
本来ならありえないことだ。
4Aも跳ばず、曲かけをスキップした。
異例のことだ。
曲かけはもうその時以外は出来ない、あとは本番だ。

その時点で自分は、これは、…と
何となく何かが起きたことを理解したと思う。


スポーツ報知の高木氏の記事は、その経緯を詳しく書いてある。

結局、

「故障後、初めて挑んだアクセルが本番の一本だった」。


スポーツ報知東京販売局
https://twitter.com/hochi_hanbai/status/1496990899511132161
「全部出し切った。あれが僕の全て」

2月25日(金)#スポーツ報知 は #北京五輪 での
#羽生結弦 の歴史的クワッドアクセルをプレーバック



(これも保存版)


フリー前日、9日の公式練習のあと、
「大丈夫ですか」と声をかけたのも高木記者だった。

その時、羽生選手は
「歩きながら左拳を突き上げた。」


このことも当時、記事になっていた。
羽生選手は大丈夫、とは答えず、黙って拳を上げた、ということは。

この時点で記者たちは異変に気付いたようだし、
我々もこれはおかしい、と感じた。


「背中と拳。確信するには十分だった。
痛かろうが、なんだろうが羽生は五輪のリンクで4回転アクセルに挑む」


怪我をしたことは、記者や現地にいた人たちは誰もが気づいていたのだ。

試合後の記者会見で、羽生選手が捻挫をしていたと語ったことは、
事の経緯の説明であって、必要な発言だったと思う。
誰もが真相を知りたかったのだから。


明石家さんまが捻挫のことは「言って欲しくなかった」と
言ったということをどこかで聞いた。
そのテレビを見ていないので詳しいことは知らないが、
それが本当だとしたら、さんまさんは浅はかだ。


捻挫の経緯を説明するのは必要なことだ。
怪我は最後まで隠した方が良かったと言いたかったのだろうか。
怪我を告白することは言い訳だとでも言いたいのだろうか。


例え隠しても、報道陣はすでに異変を知っていたし、
経過を見ていた我々も感じていたことだ。

本人からの確かな説明があってやっぱり、と思ったし、
隠しようのない事実だった。
事実を言って、どこが悪いのか。まったく分からない。
さんまさんは何も分かってない。







有料記事だが─


日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH230NO0T20C22A2000000/
挑戦する人へのエール(三浦知良)
サッカー人として
2022年2月25日 5:00 [有料会員限定]


何をもって成功、失敗とするかの尺度は、人生それぞれでありもする。
メダルの色、順位だけがその評価軸じゃない。

4回転半のジャンプに挑んだフィギュアスケートの羽生結弦選手は、
跳ばずに勲章を得られたとしても、
跳ばなかったことを人生で悔やむことになると考えたのだと思う。

失敗するかもと思えば、怖い。
でも、やっておけばよかったと後々思う人生になるほうが、
失敗よりもつらいんじゃないのかな。

(続きは有料)


三浦知良という人をそんなに好きにはなれないが、
言っていることはトップアスリートならではだ。


トップだからこそ、羽生選手の心情をトップとして推し量っている。
トップでいた人にしか、
もしかしたら羽生選手のことは理解出来ないのかもしれない。


ただ羽生選手は始めから躊躇することなく
4回転半に挑むつもりだったと思う。
怪我した、しないに関わらず。





「Numberナンバー」には、小さくボーヤン・ジンの記事が載っていた。

書いたのは野口美恵ではあるが、
ボーヤンが17-18シーズンから、怪我に悩まされ続けて来たことが
書いてある。

足や腰の痛みを抱え続けていたようだ。



ボーヤンがそのように故障続きだったのは、
思うに、彼がリアルルッツを飛ぶからだ。

ボーヤンの豪快な高さのあるルッツは、
近ごろのずるい、胡麻化した下回りの4回転もどきとはまったく種類が違う。
スローで見てもちゃんとトウをついてから上を向いて回る。

豪快なだけに、怪我とも紙一重のところがある。
正しいジャンプは危険と隣り合わせでもあるのだ。


そして羽生結弦選手も正しいジャンプを飛ぶ。

スローで見れば分かるが、
4回転アクセルもきちんと離氷してから回り始めていた。

ネイサンみたいに氷の上で回ってから離氷する3Aとは違う。


「もしかしたら違う技術をとり入れたら回り切れるかもしれないし、
着氷時にうまく着氷すればできたかも。

でもそれは僕じゃないので。
なんか…そんなアクセルだったら僕はいらないって思うんです。」



日テレNEWSより
https://news.ntv.co.jp/category/sports/45737ecc22ad42768b68571ea001ec77

羽生選手はそして、自分の正しい技術に誇りを持ってると思う。


羽生選手はルッツもリアルルッツで誤魔化しがないし、
すべてのジャンプを正しく跳べる。

だからこそ、怪我が絶えないのだ。
難度の高いジャンプほど危険と隣り合わせ。

ルッツも危険だし、その上の4回転アクセルとなると、
危険度が余計増す。

怪我が多くなるのは正しい技術を持っているゆえの、
その代償かもしれない、と、
理不尽だけれども、そんなことを考えるのだ。


↓これは素晴らしかった(写真集にしてくれても…)

https://hochi.news/articles/20220222-OHT1T51122.html?page=1
スポーツ報知タブロイド新聞「北京冬季五輪総集編」24日(木)から発売
(オールカラー32ページ、税込400円)




Number(ナンバー) 北京五輪総集編 2022年 3/10号 [雑誌]
699円


 




フィギュアスケートマガジン 2021-2022 Vol.5
北京五輪総集号 B.B.MOOK
¥1,390
発売日 : 2022年02月28日



フィギュア・スケーターズ25 2022年 04月号 [雑誌]
1,527円
2022年03月07日




フィギュアスケート通信DX 
北京オリンピック2022 最速特集号 (メディアックスMOOK 989)
1,320円
2022年02月28日


 



フィギュアスケートLife Extra 北京オリンピック2022
 (扶桑社ムック)
1,760円
2022年03月09日




 





美術館・ギャラリーランキング


京都府ランキング


フィギュアスケートランキング


ブログ村↓もよろしくお願いします!

にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村





Numberの北京・羽生特集より

2022年02月24日 | 羽生結弦
コンビニに「Numberナンバー」が売っていたので買って来た。

表紙が羽生結弦選手だったし、
巻頭から羽生選手の特集だったからだ。

その感想を少し…。




Number(ナンバー)1046号 完全保存版
(Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー))
2022/2/24
¥699



羽生結弦選手は表彰台を逃し、4位だったにもかかわらず、
「Numberナンバー」では表紙と巻頭特集を飾っている。

これは「Number」がメダリストばかりを取り上げているわけではないこと、
メダルに届かなかった選手にもページを割いて、
すべての冬季オリンピック出場選手に敬意を払っている事と
無関係ではないからかもしれない。


ただ今回の北京オリンピックの出場選手の中で、
もっとも注目されていたのが羽生選手だから、とも言える。


それと共に、冬季オリンピックの中で一番ビジュアルが際立つのが、
フィギュアスケートだから。ということもあるだろう。


今回の「Number」では、他の競技もほぼ満遍なく取り上げられているが、
羽生選手だけでなく、やはりフィギュアスケートはビジュアルが華やか。

どの選手も一瞬が絵になる。
中でも羽生選手の一瞬の美しさは群を抜いている、と、
今さらながら全選手の特集だからこそ感じた。







・・・・
そして、羽生結弦選手の特集は表紙を含めて10ページ。
メダリストでもないのに破格の扱い。
(他のフィギュア選手は多くて4ページ)


海外のメディアでもたびたび取り上げられていたらしいように、
羽生選手がそれだけ巨大な存在である証しだと解釈した。


北京オリンピック選手の中でもっとも注目を浴び、
話題を呼んだからだと思った。








記事の中では田村明子(…)のテキストによるが、
かつてのライバルだった、パトリック・チャンに取材していて、
パトリックが羽生選手について語っているのが胸熱だった。


パトリックが羽生選手を高く評価してくれている。

それだけで、あの時代を知る者には感慨深すぎて、泣きそうになる。


「彼は2度もオリンピック金メダルを手にしてきたのだから、
今更銅メダルを手にすることにはあまり意味を感じなかったのだろう
と思う。

「もちろん成功していたら素晴らしかったし、
片足で立っていることができたら良かったと思う。

でも彼はその後2度の4回転とトリプルアクセルを成功させ、
演技をまとめた。

それがいかに難しいことだったか、
人々はもっと評価してあげて欲しいと思います」


もっと評価してあげて欲しい、とか。
なんてパトリックは優しいことを…。

確かに金メダル以外は、
羽生選手にとって、銀も銅も4位も同じかもしれない…。



その他のコメントもとても温かいし、羽生選手をすごく思い遣っている。
パトリックも家庭を持ち、心にゆとりが出来たのだろうか。

パトリックがこんなに温かい言葉をかけてくれるなんて、
と感激した。


「周りの期待や責任感からではなく自分の意志で今後を決めて欲しい。
そしてスケート以外の人生も色々楽しんで、
少しゆっくり体を休めて欲しいです」

と結ぶ。

パトリックさん、優しい…(T_T)。


羽生選手に関するインタビューはそのほかに、
体操の白井健三、ジェフリー・バトル、
そして羽生選手と交流のある音楽家の指田フミヤ。

ジェフリーのインタビューは以前のシェイリーン・ボーンの
インタビューを補足するものと、
やはり羽生選手へのエール。
指田さんの音楽家としての意見のインタビューも貴重だと思った。



北京オリンピック特集として良い内容だったと思う。
(全部は読んでないが)








そして、スポーツ新聞の北京オリンピック特別特集号が出ていた。
タブロイド新聞、
スポーツ報知の「北京五輪総集編」(400円)と、
デイリーの北京オリンピック特集号(450円)。

どちらもコンビニに置いてあったので買って来た。


https://hochi.news/articles/20220222-OHT1T51122.html?page=1
スポーツ報知タブロイド新聞「北京冬季五輪総集編」24日(木)から発売
(オールカラー32ページ、税込400円)



「羽生特大写真つき」とか、「羽生保存版写真」などとうたっている。

どちらも北京五輪で活躍した選手たちも扱ってはいるが、
メインは完全に羽生結弦の特大写真だ。
特大写真が目当てというか、ウリになってる。

びっくりした。


報知の総集編などは、「北京五輪総集編」と銘打ちながら、
新聞の半分(10ページ)くらいが羽生結弦。
エキシビションの写真まで見開きで載っていた。

そして馳星周の(羽生選手への)特別寄稿まで。
写真も美しく素晴らしい。

デイリーも見開きのアップ美麗写真つきで力が入っている。


他のフィギュア選手を始め、そのほかの競技の選手写真もあるが、
完全に(どちらも)羽生特集だった。

二つとも完全保存版だ(報知は矢口亨カメラマンだし)


北京ではメダルを逃し4位だったのに、
スポーツ紙ではもう順位は関係ないらしい。

羽生選手の美しい写真さえ撮れれば、それで満足のような扱いなのだ。


スポーツ紙は羽生選手が何位であろうと関係なく、特集を組む。
羽生選手とはそういう存在なんだろう。


オリンピックであれ、全日本フィギュアであれ、
羽生選手が出場してくれさえすれば、美しい写真が撮れる。

だから羽生がオリンピックに出てくれてうれしい、
その気持ちが紙面に溢れているような気がした( ´艸`)・・・


もちろん羽生選手を特集すればファンが買うからだろうけれども。
これが世間のニーズというものだと思ったことだった。


それにしても、
時ならぬスポーツ紙の羽生フィーバーに驚いた・・・






↓興味深い記事が─


ココカラネクスト
https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yuzuruhanyu-beijing-olympics-summary-02/
なぜ羽生結弦は「メディアが選ぶ北京五輪MVP」に躍り出るのか
【緊急対談】


(略)

B 金メダリストたちの凄さは言うまでもないですが、
メダルを逃しながらも羽生結弦というアスリートの凄さが
あらためて際立った大会だったとも言えます。

A スポーツ新聞の編集姿勢はメダル至上主義なんだが、
羽生は4位だったが、
各紙は一面で4回転アクセルを世界で初めて認定されたことを報じて、
その挑戦をたたえていた。

B プロ野球の世界では、
「打者が打って、投手が抑えて一面になるのは当たり前だが、
打者が打てなくて、
投手が打たれて一面になってこそ、超一流の証明である」
という見立てがあります。

思った通りの結果が出なくても、
一面に掲載されるにふさわしい「格」があるということです。
今回の羽生はまさにそうでしょう。



2ページ目
https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yuzuruhanyu-beijing-olympics-summary-02/2/

A スポーツ各紙とも、
番記者もカメラマンもエース級を北京に派遣した。

羽生ファンは記事の一言一句をしっかりと読み解き、
写真についても考察してくれる。
こんなに新聞が作りがいのある読者はいない。


SNSでの反響は社内でもみんな気にしている。

羽生は放つ言葉も文学者のように深い。

「羽生の前に羽生なく、羽生の後に羽生なし」。
そんなトップアスリートと言えるかもしれない。
文句なしのMVPだろう。

B どの記事も作成するときは一生懸命書くんですけど、
羽生の記事は繰り返し読んで誤字脱字やニュアンスの違いがないか、
入念にチェックするようにしています(笑)。

A 野球や競馬好きのおじさん向けにこれまで発行してきた
スポーツ紙にとって、女性読者の獲得は永遠の課題だった。

羽生の出現で、これまで手に取ってもらえなかった層にも
我々の仕事がアプローチできた。
「活字離れ」のご時世で、各紙とも羽生報道に力を入れたのは、
そんな背景もあると思う。




これを読めば、なぜスポーツ新聞が羽生の出現をありがたがるか、
何となく分かって来た。

「一面に掲載されるにふさわしい「格」がある」というのだ。


羽生ファンは熱心に記事を読み、美しい写真を好む。
それが記者たちにとって、作り甲斐があることに繋がっていたのだ。
羽生選手の出現で女性読者も獲得した。

スポーツ紙記者が羽生をありがたがる理由も、よく理解出来た。

彼らはきっと、
ずっと羽生選手が活躍してくれることを望んでいるだろう…。

それはファンもおなじだけれども…
ゆっくり休んで欲しいという気持ちもあるし…
今は複雑な心境である。。







フィギュアスケートマガジン 2021-2022 Vol.5
北京五輪総集号 B.B.MOOK
¥1,390
発売日 : 2022年02月28日




フィギュア・スケーターズ25 2022年 04月号 [雑誌]
1,527円
2022年03月07日



フィギュアスケート通信DX 
北京オリンピック2022 最速特集号 (メディアックスMOOK 989)
1,320円
2022年02月28日



フィギュアスケートファン
北京五輪特別号 2022年 04月号 [雑誌]
2022/2/21
¥880




美術館・ギャラリーランキング

京都府ランキング

フィギュアスケートランキング


↓ブログ村もよろしくお願いします!

にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へにほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへにほんブログ村