伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

カラス

2005年11月29日 | 日常生活・つぶやき
しかし、今年の紅葉は色が悪いそうだ。
夏が暑く、雨があまり降らなかったからだという。
地球温暖化の一環であるようだ。

確かに夏場、雨があまり降らなかった。
今もあまり降らない。
琵琶湖は久しぶりに冬季の水位枯渇だそうだ。
私が見に行った紅葉も、確かに真っ赤ではなかった。
赤く色づかないうちに枯れてしまうものが多いのだそうだ。
温暖化が進めば、こういう傾向になってゆくのだろう。
かつての真っ赤な、艶やかな紅葉は、
未来にはなくなるかもしれない。






ところで、ウチの隣りの庭には柿の木が植わっているが、
ちょうど今、柿の実がなっている。
その柿の実を、カラスが取りに来る。
実を取って、ウチの家の屋根に来て、
そこに置いて、そこで実を突つく。
食料は隣りで調達して、
ウチの屋根を食卓にして食べるというわけだ。
時々突つくのに失敗して実を屋根から落してしまう。
それでウチの庭には、カラスが落した柿が落ちている。
失礼だと思うからか、ウチの庭の地べたには降りて来ないそうだ。
庭があまりにも小さくて、ホバリングが出来ないからかもしれない。





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京都の観光シーズン

2005年11月28日 | 京都
京都の紅葉はまさに今が盛りで、もうすぐ散り行くだろう。
先日の休みは大変な騒ぎだったらしい。
とくに清水寺近辺は毎年のことながら大混乱に陥る。
とにかく、東大路通などは、
土日になると急激に他府県ナンバーの自家用車が増える。
膨大な数の他府県カーがどっとなだれ込む。





毎年あれこれと対策を考えてはいるようだ。
今年は五条坂をマイカー乗り入れ禁止とした。
しかしいかんせん、横を走る東大路通りが大混乱で、
どうにもならない。
ここはいつもより1時間の渋滞だった。
つまり歩いて数歩先に車で1時間かかった。
全く歩く方が早い。

五条坂が乗り入れ禁止となると、
そこに店を出している店員が、客が減ったと文句を言う。
どうせい言うんじゃ。
けれどもマイカー禁止にしなくてはどうにもこうにも大混乱で、
目を覆いたいばかりの渋滞と歩行者にとって危険度大なのだ。
パークアンドライド実験もやっていたようだが、
全然浸透していないらしい。
それはそうだ。京都の人間に言ったって無駄だ。
それは、
ヨソから車で来る観光客にうるさく言わないと駄目なのだから。





もともと、東大路通が狭いことも影響しているだろう。
古い通りであり、拡張されないまま今日まで来てしまった。
そしてその東大路通にこそ、
京都の代表的観光地がひしめいている。

地下鉄を通せば良いと、
ヨソさんは簡単に思うかもしれないが、
京都で地下鉄を掘るのは危険である。
東山の地面下なら何が出て来るか分からない。
おいそれとは掘れないだろう。
掘ったが最後、埋めることも、掘り進めることも出来ず、
四面楚歌になることが分かり切っている。

ともあれ、狂乱の紅葉シーズンもあとわずか。





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非公開文化財特別拝観

2005年11月26日 | 京都の社寺と文化財


ちょっと前になるけど
秋期の非公開文化財特別拝観に行って来たのである。
近々、アップ予定だがひとつは初公開の冷泉家。
これは割と期待もしていたのだけれど、
ありていに言うとまったくの期待外れ。
初めてだと言うので大勢の見物客が訪れて、
小さい敷地が押すな押すなで大変。
しかも小さいからあっという間に見物終り。
ものの10分ほどかな。
えっこれだけー?なのに800円?と不満たらたら。
この特別拝観は、以前は600円だったような気がするが…。





そんなわけで仕切りなおしにウチの近所の長講堂も行って来た。
ここはウチから歩いて3分くらいのところ。
まるでマイナーな、誰も知らないお堂である。
でも、かねてから「元六条御所」の肩書きが気にはなっていたのだ。
ただ、元御所というのは、いたる所にあるんよね。
だから何となく信用が置けない。
どうせ、自分のところで言っているだけでしょ、
なんて、タカをくくっていた。

それが、いざ入ってみると、
これが宝物がざくざくの期待以上のお寺で、
びっくりし喜んだのだった。
さすが元御所だ。

何といっても一番は、後白河法皇の木像だろう。
平幹二郎そっくりで笑えるのだ。
江戸時代のものだから古くはないが、
ぜひ平幹二郎に来てもらって、対面して欲しいと思った。
枯山水の庭もあったりして、昔は塔頭もあったという。
実にあなどれないお寺だった。





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いたち

2005年11月23日 | 日常生活・つぶやき
ウチの家にはイタチがいる。住んでいると思う。
最近天井裏が喧しく、
その走り方がねずみよりも大きく感じられる。
だからあれはイタチに違いない。
私は、そのイタチに会ったことがある。


私の部屋は2階で、部屋の窓というか、
戸の向こうには物干しがあり、洗濯物を干す。
つまり私の部屋を入らないと物干しに行けない。

戸には障子があり、次にガラス窓(ガラス戸)が嵌っており、
その向こうに網戸がついている。
三重になっているのだ。
夏などは障子とガラス窓を開け、網戸だけにしておく。


私が昼間、自分の部屋にいる時に、
その物干しへ行く網戸の向こうにそれはいた。

多分何らかの気配を感じたのだと思う。
ねずみよりも大きく、白く、顔が可愛いかった。
とっても可愛い動物なのだ。
それが立ち上がって、前足を網戸にかけ、私を見ている。
それと私の目が合った。そして、しばらく見つめ合った。
それは全然逃げず、恐がりもせず、
網戸にへばりついたままこちらを見ているのだ。
そのようすは愛らしく、愛くるしい。
あまりに突然のことで私はしばらく固まり、
ただその動物と見つめ合うばかりだった。
しばらくしたら、はっと気がついたようにその動物が走って逃げた。


ここは2階だ。2階の物干しだ。
そこの、網戸にへばりついて、
人に飼われているわけではない、野生の小動物が私を見ていた。
それが走り去っても、私はしばらく動けなかった。
アクションの取りようがなかったのだ。

私だけではなく、姪もイタチを見たという報告をしている。
それも可愛かったというから、やはり同じイタチだ。
やはり見つめ合ったそうだ。
それは、1階の庭の、離れとの渡り廊下近辺にいたそうだ。
神出鬼没だ。


ウチの家の天井にはねずみがいて、走りまわっているが、
イタチまでいたとは。

いや、でも昔もイタチはいたのだ。
私の子供のころにいた。見たこともある。
でもこんな最近になってもまだいたとは驚きだ。
きっと、子供のころ見たイタチの子孫ではないか。
イタチはウチの家の住人ではなく、
ウチの近所をうろうろしていると思う。
だから、近所一帯がイタチの居住空間だと思う。




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正倉院展

2005年11月22日 | 展覧会・絵


正倉院展へ行って来た。

何十年ぶりかだ。
何十年前には何度か行ったなあとうすい記憶を辿る。
その時は、人が一杯で見るのが大変で、
往生した覚えがおぼろげながらあるが、
今回行ったら、それに輪をかけて人が一杯で驚いた。

修学旅行生らしい制服を着た少年少女、
観光バスで来ているおばちゃん軍団、団体のジジババ、
その他で身動きならない。

入り口に何重もの列が出来ていて、それが動かない。
中に入ったら入ったで、
ガラスケースの前に人垣が出来ていて、それが動かない。

人垣と言うより、
ものすごい人数の人々がどこにも山のようにいて、
それが動かない。
どこに何があるのか、背伸びしても見られない。
まあちょうど混雑する時間帯だったのだろうが、
こんなにすごい展覧会もあまりないだろう。どうなってるんだ。
見終えて出て来た時には、入り口には列が出来ていなかったから、
私たちの入った時の間が悪かったのだろう。
それにしても驚き、たじろいだ。


奈良という街は、
近鉄奈良駅で下りたらそこは相変わらずのんびりとした、
人のいないのどかな地帯である。
けれども、奈良国立博物館の一帯だけが人工密度が極端に高い。
えらい差の激しいところだ。


ところで、博物館に行って来たついでに、
隣りの興福寺へも行って来た。
ここで、北円堂の特別公開が行われていたので、
一挙両得というわけでなだれ込んだのだ。

ここには運慶作のムチャクセシン像、天蓋などがあるのだ。
ここも団体客などの観覧者が結構多い。
奈良、稼いでるな、という感じだ。

そして国宝館へも行き、久しぶりに阿修羅像に会ってきた。
前回とは場所が変わっており、
折々に展示方法を変えるのだなと思った。
今回は他の八部衆と同じ場所で、
明るいライトに照らされて、良く見ることが出来た。
じっくり見ると、ますます好きになった♪
トラブルがないことはなかったが、
コストパフォーマンスの高い奈良行きだったと言えるだろう。




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