「手塚先生、締め切り過ぎてます!」
という新書が出ている。
集英社新書だ。
著者は福元一義という、
手塚プロで手塚マンガのチーフアシスタントをしていた人だという。
今年は手塚治虫生誕80周年だそうで、
それでBS放送でも手塚特集を組んだりしている。
で、新書業界でも80周年記念として
ひっそりとこの本が発売された。
驚いたのは文章中に所々挿入されている
カットというかイラストで、
てっきり手塚治虫の書いたカットを転用しているのだと思ったら、
本文イラストは著者(福元氏)という注意書きが…。
手塚そっくりの絵柄なのだ。
線のタッチも、手書きの文字も。
アシスタントをしていると、絵柄まで似て来るようだ。
著者はある時は編集者だったり、
アシスタントだったり、漫画家も経験したそうで、
もともと漫画家を目指していたらしい。
編集者だった時に手塚にアシスタントとして引き抜かれた。
漫画家を目指した時、
編集者として手塚氏の仕事ぶりを見ていて漫画家なんてちょろい、
と思っていたら、手塚治虫のようには仕事が出来なくて、
自分と手塚とは違うと思い知ったという。
この著者のように手塚治虫のごくそばにいた人は、
手塚治虫を尊敬していて、決して悪いことを言わないが、
福井英一への嫉妬のような、
どろどろした話はいろいろあるのではないだろうか。
手塚治虫は月日が経つごとに神格化され、
アンタッチャブルな聖人になってゆくような気もするが、
もっとどろどろした手塚も知りたいところだ。
でもこの本ではやっぱり、
という手塚ならではのエピソードが沢山書いてあって、
もっと読みたいと思った。
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という新書が出ている。
集英社新書だ。
著者は福元一義という、
手塚プロで手塚マンガのチーフアシスタントをしていた人だという。
今年は手塚治虫生誕80周年だそうで、
それでBS放送でも手塚特集を組んだりしている。
で、新書業界でも80周年記念として
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驚いたのは文章中に所々挿入されている
カットというかイラストで、
てっきり手塚治虫の書いたカットを転用しているのだと思ったら、
本文イラストは著者(福元氏)という注意書きが…。
手塚そっくりの絵柄なのだ。
線のタッチも、手書きの文字も。
アシスタントをしていると、絵柄まで似て来るようだ。
著者はある時は編集者だったり、
アシスタントだったり、漫画家も経験したそうで、
もともと漫画家を目指していたらしい。
編集者だった時に手塚にアシスタントとして引き抜かれた。
漫画家を目指した時、
編集者として手塚氏の仕事ぶりを見ていて漫画家なんてちょろい、
と思っていたら、手塚治虫のようには仕事が出来なくて、
自分と手塚とは違うと思い知ったという。
この著者のように手塚治虫のごくそばにいた人は、
手塚治虫を尊敬していて、決して悪いことを言わないが、
福井英一への嫉妬のような、
どろどろした話はいろいろあるのではないだろうか。
手塚治虫は月日が経つごとに神格化され、
アンタッチャブルな聖人になってゆくような気もするが、
もっとどろどろした手塚も知りたいところだ。
でもこの本ではやっぱり、
という手塚ならではのエピソードが沢山書いてあって、
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