京都市学校歴史博物館へ行って来た。
http://kyo-gakurehaku.jp/
ここは、元小学校で、開智小学校と言ったが、
閉鎖され、今は博物館になっている。
京都は日本で最初に番組小学校が出来た都市で、
その小学校の歴史を紹介している博物館だ。
御幸町仏光寺下ルという、
表通りからは少し入った静かなところにあるので、
訪れる人もあまりない。
でも、いろいろ意欲的な特別展示を行ったりしていて、
なかなか面白げなところである。
現在行われているのは、「日本画開拓の時代」というタイトルの、
明治時代を生きた京の画家の作品を中心に展示している。
町の掲示板にポスターが貼ってあって、それに興味を持って見に行った。
私の家からは歩いて行ける距離だ。
御幸町通りを歩いて行く。
静かで、御弓師の柴田勘十郎家の前を通る。
正門は明治時代に建築された旧成徳小学校の玄関車寄せを移築したもので、
国の登録有形文化財。
グラウンドの横を歩いて展示室へ向かう。
料金は200円で、これは特別展示でも同じだから良心的。
もちろん重文クラスの展示はないから、
価格設定もそんなものだろうと思うが、
小学校に寄贈された上村松園の絵だとか、
山口華楊の「凝視」だとかいう、
隠れた小学校のお宝を所持しているので、あまり侮れない。
それらは月替わりに交代で展示される。
エントランスすぐの学校の宝物のコーナーでは、
北大路魯山人の作品もある。
そのほか京都の小学校で使った教科書や石盤、
オルガンやピアノ(スタインウェイだった)など、
小学校関連のものが常設展示されている。
理科実験で使われた島津製の道具類や、
学校給食の歩みといったコーナーもある。
給食が時代によってどんなものだったかを展示している。
私たちの時代の給食もあり、
嫌な思い出がよみがえる(非常にまずかったのだ)。
今回の特集展示は明治を生きた京の画家ということで、
明治時代の日本美術を集めてある。
久保田べいでんとか幸野ばいれいとか、
田能村直入とか、知らない人の名前が並ぶ。
だが、明治時代、日本画に危機を持ち、
懸命につとめた人々の作品が並ぶ。
日本画が、明治に入って来た洋画のせいで
廃れていくことに危機感を持った日本画家が、
子供たちに日本画を理解してもらうため、日本画の教科書を作り、
描き方を指南した教科書なども展示されていて、興味深い。
そのほか、
琵琶湖疎水の工事の様子をスケッチした図も展示されており、
疎水工事の困難さが分かった。
この学校歴史博物館は館長が上村淳之氏で、
彼の談話室が定期的に学校博物館で行われており、
館長のお話が聞ける。
画家として有名な上村氏の話が聞けるのもこの博物館の名物ではないだろうか。
マイナーな博物館ではあるが、京都の底力を感じさせる。
良い博物館ではないかと思った。
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閉鎖され、今は博物館になっている。
京都は日本で最初に番組小学校が出来た都市で、
その小学校の歴史を紹介している博物館だ。
御幸町仏光寺下ルという、
表通りからは少し入った静かなところにあるので、
訪れる人もあまりない。
でも、いろいろ意欲的な特別展示を行ったりしていて、
なかなか面白げなところである。
現在行われているのは、「日本画開拓の時代」というタイトルの、
明治時代を生きた京の画家の作品を中心に展示している。
町の掲示板にポスターが貼ってあって、それに興味を持って見に行った。
私の家からは歩いて行ける距離だ。
御幸町通りを歩いて行く。
静かで、御弓師の柴田勘十郎家の前を通る。
正門は明治時代に建築された旧成徳小学校の玄関車寄せを移築したもので、
国の登録有形文化財。
グラウンドの横を歩いて展示室へ向かう。
料金は200円で、これは特別展示でも同じだから良心的。
もちろん重文クラスの展示はないから、
価格設定もそんなものだろうと思うが、
小学校に寄贈された上村松園の絵だとか、
山口華楊の「凝視」だとかいう、
隠れた小学校のお宝を所持しているので、あまり侮れない。
それらは月替わりに交代で展示される。
エントランスすぐの学校の宝物のコーナーでは、
北大路魯山人の作品もある。
そのほか京都の小学校で使った教科書や石盤、
オルガンやピアノ(スタインウェイだった)など、
小学校関連のものが常設展示されている。
理科実験で使われた島津製の道具類や、
学校給食の歩みといったコーナーもある。
給食が時代によってどんなものだったかを展示している。
私たちの時代の給食もあり、
嫌な思い出がよみがえる(非常にまずかったのだ)。
今回の特集展示は明治を生きた京の画家ということで、
明治時代の日本美術を集めてある。
久保田べいでんとか幸野ばいれいとか、
田能村直入とか、知らない人の名前が並ぶ。
だが、明治時代、日本画に危機を持ち、
懸命につとめた人々の作品が並ぶ。
日本画が、明治に入って来た洋画のせいで
廃れていくことに危機感を持った日本画家が、
子供たちに日本画を理解してもらうため、日本画の教科書を作り、
描き方を指南した教科書なども展示されていて、興味深い。
そのほか、
琵琶湖疎水の工事の様子をスケッチした図も展示されており、
疎水工事の困難さが分かった。
この学校歴史博物館は館長が上村淳之氏で、
彼の談話室が定期的に学校博物館で行われており、
館長のお話が聞ける。
画家として有名な上村氏の話が聞けるのもこの博物館の名物ではないだろうか。
マイナーな博物館ではあるが、京都の底力を感じさせる。
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