●家づくりは自分の手で
毎年お正月になると、ハウスメーカー等家づくりのテレビコマーシャルや新聞折込チラシが増えます。
これは、一般消費者の方が「一年の計は元旦にあり」ということで、「よし、今年は”家”を建てるぞ!」と決意する人が多いと”考えられている”からです。
ついに、家電量販店並みのコマーシャルまで出て来ています。
「ご契約の方に総額一億円プレゼントキャンペーン!」などというのも出てきていますね。
昨年末に、偽装マンション事件が”明るみ”に出ました。これから、司直の手によって、事件の真相が明らかにされ、これが犯罪なのかどうかが問われてゆくと思います。
個人的見解は、彼らは明らかに犯罪者であると認識しています。
まず、建築基準法というのは、その法律条文に「最低の基準を定める」とされています。つまり、建築基準法の規定をクリアした建物というのは最低の基準をクリアした建物である。ということで、この法律が出来てから、建てられた建物はすべて最低の基準をクリアした建物でなければならない。筈なのです。
最低の基準をクリアもしないで、安全に配慮した建物です。と言って設計し、建築し、宣伝し、販売した行為は、犯罪者以外の何者でもありません。
これが、同じ業界に生きる者だというところが情けないし、深く考えなければならないことであります。
さて、家づくりは互いの信頼関係で行われなければなりません。
元来、私は家は、本来自分で建てるもの、様々な事情で私たちが代行し請け負うものという認識で請け負ってまいりました。
その時代時代において技術水準や経験・知識などの条件内で最善の努力を払いこれに力を傾注してまいりました。
しかし、家づくりを業としてきた私が言えることはやはり、家は自分で建てるべきであるということです。
究極の信頼は、”自分で行う”ということにつきます。
もし、時間的制約や資金的制約がこれを許さないならば、家を建てないか、あるいは信頼をゆだねられる業者という結論以外ありません。
かの偽装マンションデベロッパーである社長さんは、テレビでそんな質問を誰もしていないのに、売上120億円、経常利益20億円と言っていました。
これは、あきらかに自分の経営能力を誇示した発言です。株主からは賞賛を浴びる発言というべきでしょうか。
質の高い家づくりと経営とを両立することの難しさを、私はイヤというほど味わってきました。
良質な家づくりに徹しようとすれば、原価アップは避けられません。しかし、高ければ、お客様が減ります。お客様が獲得できなければ、経営は成り立ちません。
お客様を獲得するために、展示場をつくれば、受注しなければ経費が出ません。
宣伝に、営業マンに、営業マンの育成に資金が必要です。
営業担当から出てくる言葉は、高すぎて売れません。です。
こんなことの繰り返しを、イヤというほどやってきました。しかし、7年ほど前から、こんなことやっていられ無いということで、価格面での妥協を一切止めました。それと共に年々受注が減少して来ました。社員の退職も相次ぎ営業マンもいなくなりました。
その結果、はこのブログの書き初めを読んでいただければ、よく判ります。
簡単に言えば「神様助けて」状態に追い込まれたと言うことですね。(笑)
しかし、今の私は実にすがすがしい気分です。
開き直っているのでもなく、「それ見たことか、安物買いの銭失い、とはこのことだ。」というのでもありません。私自身の内なる問題がハッキリとしたのです。
今、私の内に残っている「気力と智恵と知識と経験知とを最大限に用いて、目指すべきことが何であるのかが明確になった」のです。
私も能力は低いとはいえ、経営者の端くれです。会社は利益が無ければ存在しえません。良い家づくりと経営との両立を目指す道筋を見出したのです。
それが、自分で家を建てる=セルフビルドを目指す方のサポートをするという事業を目指すことです。
弊社は、今では新築住宅を1棟の受注でも会社が赤字にならないという、経営体質になりました。
これは、会社が相当の割合で生き残ることの出来る体質になったことを意味します。勿論負債をかかえていますので、財務面を改善しなければ、ことはそう簡単なことではありません。
つまり、新築住宅請け負い事業で会社の経営の根幹を維持する体質から、別事業での経営を維持する経営体質へと転換し始めたのです。厳密に言えば転換をしなければ生き残れないともいえます。
これは、新築住宅にかかわる事業で私の価値観である、「安心して住める、安全で快適な住まいづくり」において、一切の妥協を排する環境が整うことを意味するのです。
◆今日の祈り
全能なる御父天の神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申し上げます。
主の御前にあって愚かで弱く、罪深い私ですがどうかお許しくださいますように。
主の御約束は確かで、その恵みは麗しく、その愛は私たちに命を与えてくださいます。
私は、長いこと苦しみと苦悩の道を歩んでまいりました。あなたに何度も何度も「助けてください」と叫び求めてまいりました。
始めに、あなたは必ず助けると約束してくださいました。しかし、信仰の薄い私は何度も何度も躓き、疑い、又叫び求めてきました。
いま、新しい年を迎えて、主は私に進むべき道を、為すべき事柄を、目指すべき目標を示されております。
実際の経営は、今年が転換を具体的に行うターニングポイントであり、最も苦しい経営を強いられております。
しかし、主の御手は我が頭上にあり、苦難を益となし、困難を恵みとなし、試練を栄光となして下さいます。
主よ、この愚かなしもべを支えてください。右にも左にもそれることなく、恐れることなく、おじ惑うことなく、思いを尽くし、心を尽くし、精神を尽くしてあなたの祝福される道を歩むことが出来ますように。
この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申し上げます。
アーメン。
毎年お正月になると、ハウスメーカー等家づくりのテレビコマーシャルや新聞折込チラシが増えます。
これは、一般消費者の方が「一年の計は元旦にあり」ということで、「よし、今年は”家”を建てるぞ!」と決意する人が多いと”考えられている”からです。
ついに、家電量販店並みのコマーシャルまで出て来ています。
「ご契約の方に総額一億円プレゼントキャンペーン!」などというのも出てきていますね。
昨年末に、偽装マンション事件が”明るみ”に出ました。これから、司直の手によって、事件の真相が明らかにされ、これが犯罪なのかどうかが問われてゆくと思います。
個人的見解は、彼らは明らかに犯罪者であると認識しています。
まず、建築基準法というのは、その法律条文に「最低の基準を定める」とされています。つまり、建築基準法の規定をクリアした建物というのは最低の基準をクリアした建物である。ということで、この法律が出来てから、建てられた建物はすべて最低の基準をクリアした建物でなければならない。筈なのです。
最低の基準をクリアもしないで、安全に配慮した建物です。と言って設計し、建築し、宣伝し、販売した行為は、犯罪者以外の何者でもありません。
これが、同じ業界に生きる者だというところが情けないし、深く考えなければならないことであります。
さて、家づくりは互いの信頼関係で行われなければなりません。
元来、私は家は、本来自分で建てるもの、様々な事情で私たちが代行し請け負うものという認識で請け負ってまいりました。
その時代時代において技術水準や経験・知識などの条件内で最善の努力を払いこれに力を傾注してまいりました。
しかし、家づくりを業としてきた私が言えることはやはり、家は自分で建てるべきであるということです。
究極の信頼は、”自分で行う”ということにつきます。
もし、時間的制約や資金的制約がこれを許さないならば、家を建てないか、あるいは信頼をゆだねられる業者という結論以外ありません。
かの偽装マンションデベロッパーである社長さんは、テレビでそんな質問を誰もしていないのに、売上120億円、経常利益20億円と言っていました。
これは、あきらかに自分の経営能力を誇示した発言です。株主からは賞賛を浴びる発言というべきでしょうか。
質の高い家づくりと経営とを両立することの難しさを、私はイヤというほど味わってきました。
良質な家づくりに徹しようとすれば、原価アップは避けられません。しかし、高ければ、お客様が減ります。お客様が獲得できなければ、経営は成り立ちません。
お客様を獲得するために、展示場をつくれば、受注しなければ経費が出ません。
宣伝に、営業マンに、営業マンの育成に資金が必要です。
営業担当から出てくる言葉は、高すぎて売れません。です。
こんなことの繰り返しを、イヤというほどやってきました。しかし、7年ほど前から、こんなことやっていられ無いということで、価格面での妥協を一切止めました。それと共に年々受注が減少して来ました。社員の退職も相次ぎ営業マンもいなくなりました。
その結果、はこのブログの書き初めを読んでいただければ、よく判ります。
簡単に言えば「神様助けて」状態に追い込まれたと言うことですね。(笑)
しかし、今の私は実にすがすがしい気分です。
開き直っているのでもなく、「それ見たことか、安物買いの銭失い、とはこのことだ。」というのでもありません。私自身の内なる問題がハッキリとしたのです。
今、私の内に残っている「気力と智恵と知識と経験知とを最大限に用いて、目指すべきことが何であるのかが明確になった」のです。
私も能力は低いとはいえ、経営者の端くれです。会社は利益が無ければ存在しえません。良い家づくりと経営との両立を目指す道筋を見出したのです。
それが、自分で家を建てる=セルフビルドを目指す方のサポートをするという事業を目指すことです。
弊社は、今では新築住宅を1棟の受注でも会社が赤字にならないという、経営体質になりました。
これは、会社が相当の割合で生き残ることの出来る体質になったことを意味します。勿論負債をかかえていますので、財務面を改善しなければ、ことはそう簡単なことではありません。
つまり、新築住宅請け負い事業で会社の経営の根幹を維持する体質から、別事業での経営を維持する経営体質へと転換し始めたのです。厳密に言えば転換をしなければ生き残れないともいえます。
これは、新築住宅にかかわる事業で私の価値観である、「安心して住める、安全で快適な住まいづくり」において、一切の妥協を排する環境が整うことを意味するのです。
◆今日の祈り
全能なる御父天の神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申し上げます。
主の御前にあって愚かで弱く、罪深い私ですがどうかお許しくださいますように。
主の御約束は確かで、その恵みは麗しく、その愛は私たちに命を与えてくださいます。
私は、長いこと苦しみと苦悩の道を歩んでまいりました。あなたに何度も何度も「助けてください」と叫び求めてまいりました。
始めに、あなたは必ず助けると約束してくださいました。しかし、信仰の薄い私は何度も何度も躓き、疑い、又叫び求めてきました。
いま、新しい年を迎えて、主は私に進むべき道を、為すべき事柄を、目指すべき目標を示されております。
実際の経営は、今年が転換を具体的に行うターニングポイントであり、最も苦しい経営を強いられております。
しかし、主の御手は我が頭上にあり、苦難を益となし、困難を恵みとなし、試練を栄光となして下さいます。
主よ、この愚かなしもべを支えてください。右にも左にもそれることなく、恐れることなく、おじ惑うことなく、思いを尽くし、心を尽くし、精神を尽くしてあなたの祝福される道を歩むことが出来ますように。
この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申し上げます。
アーメン。
気を引き締めて、といいたい所ですが、まずは、傍目にはみっともないほどに惨めに見えても、生き残る、そして再起する。
という事に、専心することですね。
お互い頑張っていきましょう。