演技披露

●恐怖を克服

普通の人間には、未体験なことがらには恐怖感というものがつきまといます。

運動やスポーツでもこれがあり、その恐怖感が筋肉を硬直させて滑らかでスムースな運動を阻害してしまいます。

それは、体ばかりでなく精神をもこわばらせ柔軟な思考を阻害してしまいます。
だから、恐れてはいけないのです。



水泳、スケート、スキーなど恐怖感をともなうスポーツはかなり多いですね。

わたしは、中学生のときに体操部に入部しました。

私はそれまで、バスケット部で挫折し、卓球部でも挫折して、三つ目の部活です。

そのような、失敗や挫折することには恐怖感がともないませんでしたが、ひとりでバク転をすることは、恐ろしいことでした。

そのため、体がこわばり十分に体を反らせる事ができずに、後ろに回転して両手をつくタイミングが悪いので、ついた両手がヘナヘナで頭がマットについてしまうのです。

ところが、わたしには良いとも、悪いとも言えないのですが、一度体験すると今度は怖いもの知らずのスイッチが入るのです。

一度両手をついたとたん頭も一緒についてしまったのですが、思い切って後ろに体を思いっきりそらしながら回転してみたら、今度は回りすぎて顔をマットにたたきつけてしまいました。

つまり、バク転成功ただし回りすぎて顔着地だったのです。


こうなると、面白くて何度も何度も繰りかえしていって、遂に助走をして側転からバク転という連続技に挑戦しました。

最初は補助者についてもらいましたが、程なく補助者なしでできるようになりました。

いつのまにか部活が待ちどおしくなっている私がいました。

そして、前方宙返りやバク転の連続から後ろ宙返りまで、あっという間に出来るようになったのです。

こうなると、部活が面白くて面白くて、毎日暗くなるまで練習する日々が続きました。


そして、いつの間にか二年生になっていました。



新入生が入ってくると、部活への勧誘のため決められた日程で、それぞれの部が体育館で練習風景を見せて新一年生に入部のアッピールを行ないました。

体操部では、マットを使った床運動を行い、一年生にアッピールしました。

一種の演技披露ですね。

私の場合はおよそ4ヶ月程度の部活で演技披露でしたから、緊張感がありました。

前方回転から前方宙返りの連続技、バク転の連続回転などを披露しましたが、失敗もしでかしました。

前方宙返りでしりもちをついてしまいました。

かっこよいところを見せようとしたのが失敗の原因です。



◆今日の祈り
全能なる御父天の神様、あなたの豊かな恵みと祝福にこころから感謝申しあげます。
主の御前にあって愚かで弱く、罪深い私をどうかお許しくださいますように。

我が主よ、しもべの愛する娘が入院しました。
ストレスと疲労とにより免疫低下を招き、水疱瘡ウィルスの再活性化による顔面神経麻痺という所見であります。

どうか主よ、我が娘を助け導いてください。
その病を癒してください。
その苦しみを和らげてください。

どうか、我が娘を助けてください。
この病を去らせてください。

この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申しあげます。

アーメン