元銀行員の著者が銀行の体質や内幕を上手く描きながら、上司に失敗の責任を押し付けられて左遷寸前の主人公が、組織の力に逆らって復讐する姿を描いた痛快企業小説。
銀行という組織の不条理さが強く訴えられていますが、実際、どこの会社、企業でもある部分なので、読者はついつい感情移入して引き込まれてしまいます。
ストーリー的にはありふれた勧善懲悪っぽいですが、もうちょっと複雑。
その複雑さの余韻が著者が単に痛快(復讐)小説を書きたいだけじゃないってことを示しているように感じます。
なんかテレビドラマ化されたらぴったりハマりそうな作品で、いじめられ続けた支店長の尻尾をつかむあたりから転じる復讐劇は、まさに目が話せない展開になるでしょうね。
主人公は実質的にはひとりで立ち向かっていくのですが、入社後何年経っても連絡を取り合う同期の仲間がいることが救いで力強い味方になってます。
そういえば25年前に入社オリエンテーションでいっしょだった私の同期たちって、今ごろどこでなにやってるんだろう?
ちょっとそんなことを思いました。
銀行という組織の不条理さが強く訴えられていますが、実際、どこの会社、企業でもある部分なので、読者はついつい感情移入して引き込まれてしまいます。
ストーリー的にはありふれた勧善懲悪っぽいですが、もうちょっと複雑。
その複雑さの余韻が著者が単に痛快(復讐)小説を書きたいだけじゃないってことを示しているように感じます。
なんかテレビドラマ化されたらぴったりハマりそうな作品で、いじめられ続けた支店長の尻尾をつかむあたりから転じる復讐劇は、まさに目が話せない展開になるでしょうね。
主人公は実質的にはひとりで立ち向かっていくのですが、入社後何年経っても連絡を取り合う同期の仲間がいることが救いで力強い味方になってます。
そういえば25年前に入社オリエンテーションでいっしょだった私の同期たちって、今ごろどこでなにやってるんだろう?
ちょっとそんなことを思いました。