会社帰りに駅の本屋に寄ったら入り口のところに積んであったのでついつい買ってしまいました。
村上春樹さんの短編集です。
毎回、村上ワールドももうそろそろいいかなと思いつつ買ってしまうのは、忘れた頃に新刊がでるタイミングの良さかも知れません。
そして肝心の読後の感想ですが、やっぱり微妙(^^ゞ
表題作を含めた6つの短編からなりますが、どうにも進歩がないなとも言えるし、いつも通りとも言える。
読書はミステリーでもお笑いでもともかく娯楽と思ってる私としては、それでも2番目に入ってる 『 イエスタディ 』 が一番面白かった。関東人なのに関西弁を使う木樽というキャラクターがなかなかいい。
意味不明な感じが村上春樹らしいって点では5番目の 『 木野 』 がそれらしいけど、まじめにストーリーとしてどうなの ? って思わないでもない。
ハルキストにとってはいつも通りってのもいいんでしょうけど、地道に足を使って詳細な取材の元に小説を書く作家などと比べたら、相変わらず頭の中で組み替えてるだけで世界の広がらない小説だなっていいたくなるような印象です。
それでもやっぱりそれなりに売れちゃってるみたいだから村上ワールドの根強さには関心します。
iPhone撮影
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