五十嵐貴久さんの作品を読むのは、高校球児の痛快青春小説「1985年の奇跡」以来で2作目です。
全く違うジャンルの全く違う雰囲気の作品ですが、これまたよく出来てました。
あまり詳しい内容は書きませんが、最初はタイトルそのまま、日本では馴染みが薄いもののアメリカでは重要視されている犯人との「交渉人」、すなわち「ネゴシエーター」の奥の深さや醍醐味が見られ、そのまま最後まで行くのかと思いきや、なかなかのどんでん返しを用意して頂きとても楽しませてくれます。
医療事故っていう大きなテーマも背景にありますので、ちゃんと現在の日本の問題に問いかける部分も忘れていない内容になっています。
ただ、著者はいろんな小説が書けるとても器用な方なんでしょうけど、ユーモア小説から本格ミステリーまでいろいろ発表されてる荻原浩さんなどもそうですが、逆に作品のジャンルが分散してしまって“器用貧乏”ってことにならなければいいんだけどって思ってしまう方ではあります。
全く違うジャンルの全く違う雰囲気の作品ですが、これまたよく出来てました。
あまり詳しい内容は書きませんが、最初はタイトルそのまま、日本では馴染みが薄いもののアメリカでは重要視されている犯人との「交渉人」、すなわち「ネゴシエーター」の奥の深さや醍醐味が見られ、そのまま最後まで行くのかと思いきや、なかなかのどんでん返しを用意して頂きとても楽しませてくれます。
医療事故っていう大きなテーマも背景にありますので、ちゃんと現在の日本の問題に問いかける部分も忘れていない内容になっています。
ただ、著者はいろんな小説が書けるとても器用な方なんでしょうけど、ユーモア小説から本格ミステリーまでいろいろ発表されてる荻原浩さんなどもそうですが、逆に作品のジャンルが分散してしまって“器用貧乏”ってことにならなければいいんだけどって思ってしまう方ではあります。