TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

DIMENSION@STB MC補足

2006-11-13 00:58:16 | J-FUSION
DIMENSION@STB 11/10の分、MC関係をちょっとダイジェストで補足しておきます。

・「プロってこんなにいい加減なものなのか!」
今の自分があるのはこの方のおかげ、とまで言う増やん、今回のナルチョとの共演は待ちに待ったことなんだそうです。増やん曰く「お互い髪の毛があった頃から」(それは首筋あたりまで髪の毛があった頃だろ!とナルチョがツッコミ)のお付き合いだそうで、ナルチョはプロのミュージシャンとして生きていくための手本だったそうです。そこで得たのが「プロってこんなにもいい加減なものなのか!」。
当時ナルチョの家に遊びに行ったときひまわりの種くらいしかご馳走してくれなかったとか、PAL MUSIC(2000年、2001年と行われた、DIMENSION、熱帯JAZZ楽団、CASIOPEAの日比谷野音でのジョイントコンサート)のステージで、ナルチョの前に立ってしまった増やんが、「増崎~ぃ、じゃま。」と言われたとか、いろいろ仲の良さ(?)を物語るエピソードがあったようです。そんなこんなで、今回は「仕返し」のつもりでDIMENSIONの音楽でいじめてやろうってのが、今回ナルチョに参加をお願いした理由なんだそうで。裏を返せば、自分もここまでやれるようになったぞ、というのをお世話になった大先輩にアピールしたかった、ってことなんでしょうね。

・「ない、次行こ次!」
ちなみに勝田さんも、プロデビュー前にやはりYAMAHAのコンテストを受けたんだそうで、その時の審査員がやはりナルチョ。当時の勝田さん、MICHAEL BRECKERばりのSAXソロをブイブイやったものの、途中で曲を見失い訳がわからなくなってまともに終わることができなくなっちゃいました。そこでナルチョが一言「ない、次行こ次!」。ナルチョ本人はもちろん覚えちゃいないんですが、実はこんなところで、勝田さんとナルチョとの関係があったということです。
勝田「中学生の頃雑誌に載ってるのを見てましたからね~、雲の上の人だと思ってました。」

・「曲がわからん」
増やんが韓国に行ったときのこと、携帯の圏内ギリギリのところで、今回のライブの譜面をもらっていたナルチョからのメール。「曲がわからん」。そのまま携帯が圏外となってしまったため、韓国ツアー中は連絡を取ることができず、そのメールは放置してしまったそうで。
ナルチョの反撃「だって~、コイツひどいんですよ!俺も一応音大の客員教授やってるんで、生徒にはちゃんと読める譜面を書けって指導してるんだけど、コイツの送ってきた譜面、そいつら以下!わかりゃあしない。」

・NHK
メンバー紹介で、ナルチョと石川さんの組み合わせについて、「意外な組み合わせと思うかもしれませんが、結構一緒にやってるんですよ!例えばNHKとか。」というところで8月に放送された「おかあさんといっしょ」の話になるかと思いきや、いきなりベースベイダー(これもNHKの子供番組「わんパーク」だったかな、にナルチョがゲスト出演した時のコスプレキャラクター。NHKへの提供曲である「華麗なるヒラメ」を子供達の前でチョッパーバリバリで演奏。)の話に。そこで、石川さんの子供が弘道お兄さんの番組に出演することがバラされたのでした。「NHKの仕事やってるから、裏に手をまわして出してもらえるようにしたんでしょ!」というツッコミにも照れ笑いするだけの石川さん、強面キャラではありますが、やっぱりいいお父さんなのでした。

…その他のMCの端々にもナルチョへのリスペクトが覗えたライブでした。現在のフュージョン界の第一線プレーヤーの誰もがどこかでナルチョとの接点を持っているんですよね。改めてナルチョの偉大さを思い知ります。
コメント (3)
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