人間のネガティブ度あるいはポジティブ度は、いつも一緒にいる人間の影響を大きく受けるのではないかと最近強く思います。
なぜなら、人は、一緒にいる人間の言葉を毎日シャワーのように浴び、また、その人の行動を毎日目にするからです。
これは、実際のところ、すごい量のプログラムのダウンロード&インストールが毎日行われていることを意味します。ポジティブな言葉を浴び、ポジティブな行動を見ていれば、常にポジティブなプログラムのダウンロード&インストールが繰り返され、ネガティブな言葉を浴び、ネガティブな行動を見ていればネガティブプログラムがどんどんダウンロード&インストールされるというわけです。
どんな言葉を毎日自分は、身近な人間からダウンロードしているのか、あるいは、視覚を通じてその人のどのような行動をダウンロードしているのか、を注意して観察すると面白いです。そしてその結果、自分の気持ちがどのように影響を受けているのか?
そして、テクニカルには、若ければ若いほど、外からのプログラムのダウンロード&インストール容易度が高いので、より大きく周りの人間の影響を受けてしまうことになります。
例えば、子供時代に周囲の大人からネガティブな情報を大量にインストールした人は、大人になってからポジティブ情報をインストールしても、なかなか心のネガティブ比率を大きく変えるのは難しいでしょう。また、「さあこれからポジティブに生きよう」と気合を入れたところで、全く効果がないとまでは言いませんが、長期的視野から見ての大きな変化が見込めないのは言うまでもありません。要は一時的に変わったとしてもしばらくすると元通りになる可能性が高いのです。
この場合には、まずは既にインストールされているネガティブ情報を検索して見つけ出した上で、アンインストールするような作業をすることが先決問題になりますが、これが個別具体的に抜いていかねばならない根気のいる作業になります。
さて、よくよく考えてみれば、このようにして周囲の人間の言動や行動の影響を受けるのは、ネガティブ度・ポジティブ度だけでなくて、運気、能力、性格、などを含む人生のあり方自体が決定的に影響されてしまうのかもしれませんね。