最近の私の課題は、「ずっと年上の人がまるで馬鹿なことを言ったときにどう対応すべきか。」である。
私はもともとは、そういうずっと年上の人が二度とお馬鹿な発言をしないようにすぐに指摘して差し上げるという方針で歯に衣着せぬ発言をしてきた。要はその人に「裸の王様」になって欲しくなかったのだ。
それが私なりのリスペクトの表現方法のつもりだった。もしその指摘が間違っていたら、その年上の人がそれを普通に論理的に否定してくれればいいことだと思っていたのである。
しかし、これが現実にはそうそう上手く行かないことをやっと学習しつつある。私は体育会系の人間ではないし、組織での勤務経験も少なかったことも影響しているとは思うが、とりあえず私はそういうことについて無知だった。
「話せば分かる」は机上の世界で、現実はそうではない。思い切り馬鹿な発言をする人に対して、「その発言は皆に馬鹿にされるからやめた方がいいですよ。」と指摘する行為自体お馬鹿行為そのものだったのかもしれない。
そもそもそんな指摘を理解できるようであるなら、もともとそこまで馬鹿な発言はしないということ。
にもかかわらず、そういうことを繰り返していた私は、現実ではなく、規範(~するべき)ないし理想の世界の住民であったに違いない。
これからは、もう少し損得を考えてうまく立ち回ることを覚えることにする。
しかし、本物の大人に対しては今までどおりでいいと思う。本物は、常に本当の意見を求める。前に、ある経済人の傍で懐刀として大事にされている人に、「なぜ重用されていると思いますか?」と聞いたら、「私が正直に物を言うからだと思います。」と言っていた。
今日のことをまとめると、
1.本物じゃない大人が、馬鹿な発言をしてもそれを指摘しない方がいいことがある。
2.本物の大人に対しては本当のことを言った方が喜ばれる。
ということになり、
そして、この1.2.を逆に考えれば、
本当のことを言ってどんな態度を取るかである程度相手の本物度が分かる、ということになろう。
夜中でねむいのでいまいちまとまりが悪いが、まあいい。寝よう。