重金属の除去が終了した後に、顕著なる変化が起きていることに気づいた。
それは、声の変化である。
前よりも話していて気持ちいいくらい滑らかに声が出て、歌いだしたくなるような感覚がある。透明感のある瑞々しい声だ。明らかに喋るのが楽で、気持ちがいい状態だ。
若返ったといえば若返ったとも言えるし、ワインのように熟成したといえば熟成したとも言える声の変化だ。
声は天性のもので、相当鍛錬を積んでやっと少し変わるかもしれない、というくらいが一般通念なのだろうが、今回はそのような一般通念を覆すものだと思う。
声という観点からすれば、もしかして重金属の除去は致命的(critical)なことなのかもしれない。一生懸命努力しても声が変わらない人からすればある意味馬鹿馬鹿しいくらいのことだ。
しかし、世界というのは、えてしてこういう、知っていれば馬鹿馬鹿しいが、知らないとエラく苦労するような知識に溢れているところなのではないだろうか。
ここまで声が変わったからには脳または内臓等における何らかの変化を伴っている可能性は高い。喜ばしいことだ。
もちろん今回の効果は、ローフード、宿便取り、傳田先生の聴覚刺激プログラムの上に更に重金属除去を行った成果であって、それぞれのやり方の相乗効果である可能性が結構あり、重金属除去だけの効果とも言い切れないが、これまで出ていなかった効果がはっきりこの段階で出たことは、重金属除去をしたことの結果としてきっちりカウントすべきだろう。
そういえば、重金属除去のプログラム中ずっと喉がイガイガする感覚が続いていたことを思い出した。左目もしょぼしぼしていたが、喉のイガイガも、左目のしょぼしょぼも今はほとんどない。
人間の身体というのは本当に興味深い、恐ろしいくらい未知に溢れる小宇宙であることを確信している今日この頃だ。