傳田先生のビューティリスニングを聞き終わってから2週間経過したが、この前近くの公園を歩いていたときに、自分の聴覚が大分変化していることに気づいた。
前を歩いているカップルが細かい砂利を踏む「シャリッシャリッ」という音や、鳥のさえずりなどが耳に飛び込んでくる感じがすごく新鮮で楽しい。何か子供の頃の、全てを新鮮で生々しく捉えることができた感覚に戻ったような印象である。
やはりこれは傳田先生が主張されている聴覚の偏りが取れてきているに違いない。
直後にそれほど感じなかった変化が今来ているのは不思議な感じがする。
早速、日本人のギター演奏と、西洋人のギター演奏を比較してみることにした。
曲は”Alhambra”。
http://www.youtube.com/watch?v=64S1Pwor5lM
そして、
http://www.youtube.com/watch?v=RLHR8zaEsA8
うーん。これは日本語で偏った耳(傳田先生はどの言語も、聴覚を偏らせるという)でも分かる違いのような気がするがどうだろう。
楽器の違いもあるけど、これだけ違えば十分。
村治のはまさに日本人的。私はこういう演奏は退屈過ぎて聴いていられない。お経を聴いてるときのような印象。日本のクラシック全般に感じることだ。後の外国の人のはクレイジーな高周波が沢山入っていて非常に活性化する。
普段誰でも同じと思っている耳が、育った言語圏や、年齢などによって全然違ってくるということは、自分の耳が短い時間で変化して初めて分かる、実に不可思議なことだ。