成功法則を実践するときに、カウンターインテンションが生じてしまう1つの原因は、普段付き合っている人の発言です。
普段付き合っている人から、「君にはそんなの無理だよ。」とか、「できるわけない。」とか、「やめときなさい。」などのネガティブな発言をひたすら浴びせられていると、成功イメージを抱こうとするときに、この発言が繰り返し頭の中で再生され、カウンターインテンションを構成する状況となります。
ネガティブな人と付き合っていると人生うまく行かなくなるのはこういうメカニズムだと思います。
朱に交われば赤くなる、とはいかにも恐ろしい法則ですね。
こういう発言を繰り返すのが教育だと思っている人すら存在していますが、その人の周りにいる人たちがすくすくと伸びるかどうか、よくよく観察してみてください。
人間の脳も、コンピュータと同じで、ダウンロード&インストール、すなわち入力の段階で出力の内容が決まっています。
でも、なぜか出力の段階で操作しようとする人が多いのは、見ていて不思議です。ネガティブな情報をインプットすれば、ネガティブな情報がいつも頭に浮かぶのは当たり前なのに、ほとんど効果のない出口での操作(すなわち雑念自体をコントロールしようとすること)を続けている人がなんと多いことでしょうか。
ただ、何が避けるべきネガティブ情報で、何が一見ネガティブ情報に見えるが本当は重要な成長のためのシグナルとなる情報なのかの区別は実は難しく、ここを誤解して、自分に対する批判などは全てネガティブ情報としてカットしようとする人がよく現れますが、これも基本的ですが、だからこそ致命的となってくるファクターです。