人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

「見込み型」スモールタイヤ商売の「こそこそ商売」!

2018年03月16日 | タイヤビジネス
メーカーさんからの直送で 
トラック一車分のタイヤが入荷しています。
少数の注文なら一旦ディラーの倉庫へ入荷してから 再配送という形で店に入荷するのですが 
数百本という単位になると 直送になりました。








タイヤの商売を始めた当初は信用もなくて
仕入れは現金引換えでというような取引で
仕入れのスタンスも売れてから仕入れるような感じでした。
それが今では注文すると数百万単位のタイヤが入庫し
支払いは〆後翌月払いという現金取引が出来るまでに信用が付いたのです。

単に仕入れといいますが 
その前にどのメーカーのどういうサイズを仕入れるか?という吟味があります。


私たちのような業界の弱者は 
強者の物量や絶対安値という訴求に対抗したりする考えでは
果てしない消耗戦を強いられるだけで これは滅びの道です。
独自の視点で 他社様とかぶらない路線を目指すべきです。


上空から俯瞰する視点で 
他店様や競合他社様のスキマを探すのがまづ最初の行動です。

すると結構あるのです。
すぐ付けたいという価値があることに気がつきます。
すぐ装着するには お客様が選ばれるであろうタイヤとサイズを
先回りして在庫しておかねばなりません。


タイヤ専門店という色をハッキリ際立たせることで、
任せておけば大丈夫だろうという信頼を得ること 
それにはベテランスタッフの在籍という強みがありました。
チラシ価格で訴求しても お客様は価格だけで購入決定なさるわけではありません、
やはり信頼のおける人から買いたいという思いも強いのです。



この下地があるから 
「ちゃんと買い」と呼ばれるタイヤの買い方(提案の仕方)に応じた高品質タイヤの
大量在庫が可能になるのです。

キチンとした販売力があるから 仕入れをしても売り切ることが出来る、
この自信が数百本の見込み仕入れの原動力です。
数は力です、弱小タイヤ屋であっても数を仕入れることは価格交渉において有利です。
だから高品質タイヤのお値打販売が可能となります。


業界の大手さんは資本力や知名度は抜群です。
しかし仕入れは本部主導で 
最前線の販売スタッフは自分たちで吟味して仕入れをする裁量は大きく与えられていません。
すると売り方としても力が入らないケースが多いようです。
その点 スモールタイヤ商売は一人一人が商売人として販売を仕切り
仕入れについてはタイヤ課長という中心にして
販売に当たる4人が全ての情報を毎週のミーティングで共有しています。
仕入れにも携わり 販売も長けているべテランの力が
大量に仕入れてもすぐ売り切ってしまうので
在庫リスクにはなりません。
これだけの準備が 販売即取り替えの即時交換率が高い理由です。


アナログ商売の極みを目指して 
価格だけのデジタル商売が猛威を振るう中で
この分野が私たちスモールタイヤ商売の生きる道と思い定めて進んでいます。

スモールタイヤ商売は本当に面白い商売となってきました。
強者のデジタル商売が強ければ強いほど 
抜け道を見つけて生き抜いて行く強かさは
自然界にごまんいる小動物の生きる知恵と同じです。


小さいからこそ・ローカルだからこそ・高齢社員ばかりだからこそ・アナログだからこそ
弱者だからこそ・タイヤ専門だからこそ・
これは名付けて「こそこそ商売」と呼びます。

こそこそ商売の秘訣は「負けるが勝ち」です。



コメント
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