人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

ビジネスは健全な“怖さ”を感じる時が出発点かも!

2018年02月02日 | 日記
お陰様で小さなタイヤ屋を開業してから30年めを迎えています、
ありがたいことです。

青年期から老年期を迎え
役割も自ら先頭に立つことだけでなく
後進育成という視点も必要かと思うようになりました。

小さなタイヤ屋が生き残れる条件 
仕入れと価格決定こそ商売のあり方を決める店の意思であり
みんなと相談して決めるものではない。 
ということを強調するミーティングとなってきました。

タイヤはどこの店でも扱える商品であり
同じ銘柄なら品質は同じなので 
お客様から見た場合 どのお店で買うかの選択権はお客様に100%あります。
そこを忘れて手前勝手なことを言っていても本末転倒です。



何を売りたいか?というまず意思があり 
それは独自性に基ずく戦略性があるべきです。
いたずらに価格競争に巻き込まれず 
お客様がメリットを感じられる価格設定という大原則に置くべきです。

今回 やり玉に挙げたのはここです。
仕入れ価格が〇〇だから 販売価格は〇〇で 
という会話誘導になりそうだったので ここはストップを掛けました。

スモールタイヤ商売が生き残来れる大原則 
他店様との差別化という視点に立った戦略的発想こそ
私たちだけでなく日本中でしぶとく生き残っている個人店タイヤ屋さんのモノの見方です。

いわばタイヤ屋のオヤジの視点を
スタッフは共有できるか? という問いなのです。
生き残っている創業者も永遠ではありません、
現実には後継者がいなくて廃業が増えています。
それは生き残りのノウハウが「見える化」されるものでないことにあります。
なんとか その一端を感じて考えてもらおうとする朝のタイヤミーティングです。


                                 





車美容業も1月は大きく予算割れしました
マネジャーの危機感も大変なものです。
しかし こういう危機感がこそが大事なんです。

伊藤サブマネジャーが作った対比資料をみると 他店様との格差は歴然です。
技術を学び 店つくりも同じような規模であるにも関わらず実績は及びません。
本当はこの部分が一番大切な要素なんですが・・・・・・・・・・・・。

真似するだけで実績も同等に上がると思うこと事態が
ビジネスをナメている甘えているのではないでしょうか。

最初に創業した人は 
何もない中で 将来の夢だけを糧として
大きなリスクを取られたわけです。
キーパーの生みの親 
谷社長はガソリンスタンドの2号店が許認可の関係で開業できず
そこでコーティングに転身されたのですが 
大きな借金リスクを抱えられ 絶対モノにするぞと
ハングリースピリットをかき立てられました。  (自伝による)

技術や店つくりの前には 
このハングリースピリットという情熱が原動力であることを知らねばなりません。
しかし習う側・真似する側は順序が逆さまになります。
まず習うのは技術や店つくりであり それで上手く行っている限り
ハングリースピリッツは習いようがないのです。
技術さえ習えば上手く行くと勘違いが始まるのです、
そして上手く行っていることに 誰もが溺れてしまうのです。

そしてピンチ到来です。
何が違うのか? 技術や店つくりだけではダメなんだと・・・・・気づきがやってくるのです。

やっとこの段階に当社の車美容業もたどり着いた感じです。
真似で上手く行っている限り 気がつかない一番大事な要素の存在、
これを谷社長はハングリースピリットと表現されていますが
絶対成功させるという情熱・志と言い換えていもいいじゃないでしょうか。
これこそピンチがチャンスである理由です。




健全な危機感というものを感じてこそ 
チャンスを見抜く目が育ちます。
しかし天気のせいや 工事のせいなどの他責な考えに逃げ込むとピンチは生かせません。
人が成長する時 それは必ずピンチに合いそのピンチを糧に乗り越えた時なのです。
なぜ30年タイヤ屋が続けることが出来たのか?
やはり最初に倒産のピンチという恐怖を味わったお蔭なのです。
支払いが出来なくて返品して味わった情けなく悔しい思い、
このピンチがあったからこそ これが原点です。


車美容業も試練に直面してこそ 地に足が付くようになるのは
踏まれる麦と同じです。

   以下 ネットから抜粋



麦は踏まれて強く育つ・・・といいます。



麦踏みは、麦の種をまいて葉が出てきた頃に行う日本独特の農作業で、
この作業を行うことによって霜柱ができたときでも土が持ち上がらず、
麦の根を傷めることなく、踏むことにより茎がたくさん分かれ、
根も強くなり麦の生育を助けるのだそうです。



同じように、私たち人間も麦のように「踏まれて強く育つ」ものなのかもしれません。



逆に、温室栽培で育った人は、
イザ外の空気に触れた時、暑さ・寒さも分からず、
寒暖の激しさについていけず段々駄目になっていくのかもしれません。



人は生きていく為に、
何時の日か外の空気に触れていかないといけませんが、
穏やかで過ごしやすい日もあるでしょうけど、
とても寒く凍えそうな日や暑くてどうしようもない日に
対処できる術(すべ)を身に付けておきませんと、
自然の世界で生き抜いていくことは厳しいかと思います。



麦のように踏まれて育った人は、
辛いとき・苦しいとき、あるいは挫折感・絶望感を味わったとしても、
そこから這(は)い上がっていこうとする「心の強さ」が育ってきているものです。



「心の強さ」が育ってきている人は、
色んな問題が起こってきても逃げませんし、
他人の所為(せい)にしませんし、とことんまで向き合っていくような気がします。



そういう「心の強さ」が育っていくかどうかは、
家庭環境が大きく影響を及ぼすように思います。
麦踏み人生にしていくのか・・・それとも温室栽培の中で育てていくのかを、
今一度考えてみても良いような気がしてます。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする