人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

自分の「モノサシ」とお客様の「モノサシ」!

2015年11月15日 | タイヤビジネス
フランスのパリでテロが起こり 
大勢の人たちに犠牲がでているようです。
まさに憎しみの連鎖が続いて不安な社会情勢です。

それぞれが「自分が正しい」というモノサシを振りかざし
主義主張の違いが 豊かさと貧困の格差に結びつけられ
憎しみの的はいつもい一般市民に向けられます。
「テロの撲滅」に正義の御旗を掲げて行なわれるのが「戦争介入」であれば
それが憎しみを拡大再生産し いつまでもその連鎖は終わりません。

私に出来ることは 
「自分のモノサシ」を振りかざさず
他人様のモノサシを 
「そういうモノサシもあるのね」と受容していくことです。

                                            

私はタイヤ屋をやろうとして脱サラしてタイヤ屋を始めた人間です、
いわば個人事業主としてタイヤ屋稼業を自らの選択しました。
27年前の平成元年のことですが 
タイヤ屋は今でも「自分のモノサシ」でほぼ運営しています。

ただ1人出始めた店は複数のメンバーと二つの店舗になりました。
その中でも「自分のモノサシ」とは
“タイヤ屋で働く社員は 個人事業主のように自分の考えで販売に当りなさい。”
というような感じで 私を見て手本としてしてもらい 
販売の権限を一切合財個人に任せました。

一つの店の中に 社員の個人商店がある感じです。
右肩上がりの時代は このやり方がベストマッチしたようです、
それぞれのお客さんが増えて業績も伸張しました。
細かい事を言う事もなく 
ああしなさい・こうしなさいという指示もほとんど出さず
自主性に任せていきました。
二番手戦略や新品中古混ぜ飯品揃えなど 
大きな方針は書面を準備し説明だけはしましたが。
この時代は 私だけでなく“個人事業主タイヤ屋”は活躍できました。

そういう時代だったのです。


しかし時代は変化していきます。
ゲリラのような個人事業主タイヤ屋の主人も歳を重ねます、
と同時に車に対する憧れも社会から薄くなり 
業績はいつの間にか右肩下がりに向かいます。

「個人事業主タイヤ屋のモノサシ」が世間様と合わなくなったのです。
時代はネット・通販・大型店舗・メーカー直営専門店と
違ったモノサシであふれる様になったわけです。
当然 廃業や倒産・解雇といった事例が
“個人事業主タイヤ屋”に目立つようになりました。
今頑張っている“個人事業主タイヤ屋”さんも 
後継者のなり手がいない、将来の展望が見えないというのは共通の悩みです。

でも オンリーワンというモノサシを持てれば
それは独自固有の長所です。
安売りというモノサシは資本力の土俵です、 乗れません。
預かりますというモノサシも 広いスペースという土俵です 乗れません。
チラシというモノサシも 大量販売という土俵です 乗れません。


他にないモノサシを探すとありましたありました!
小さい店というモノサシ 
ベテラン社員というモノサシ
売って付けると言う昔ながらのタイヤ屋というモノサシ
タイヤしかやっていないというモノサシ
今あるがままを見つめていけば良いんです。


他と比較するモノサシは紛争の根っ子です、
資本主義は効率という比較のモノサシを最重視しますが
一歩間違うと 粉飾や嘘で固まってしまいます。
こんなんで良い分けなかろう!
まず自分は自分で良いんだと言うモノサシを大切にしましょう、
違っているから良いんです。

大型恐竜は環境の変化で絶滅しましたが 
ゴキブリやネズミは生き延びたのです。
もちろん小さな店はネズミです、ネズミ年でした。

コメント
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