人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

同業者様の悩みと思惑を読み解く!

2014年09月19日 | 商人
業界内のうわさ話ですが アマゾンとオートバックスさんが提携して
「アマゾンで購入したカー用品をオートバックスさんが取付をするサービス」を始めました。
タイヤやカー用品の取付ができるインフラ設備と人員を
持ち込みの取り付けに振り向けるわけです。

カー用品やタイヤなどをネットで買っても取り付の関門があるために
今ひとつ売れ行きが芳しくないのがオートバックスさんがその下請けをすることで
WIN・WINの関係が構築できるということでしょう。

オートバックスさんはもちろん「下請け」とは言いませんが
実体は「下請け」そのものだというが業界の評判です。
ではなぜ そうしたサービスを始めたか 
始めざるおえないのかといえば
・・・・・・・なのです。

頭の良い人が考えることは 「理屈」が優先します。
効率とか生産性とか数字に顕されるもの それを上げる為に
「工場の稼働率を上がる」「人を遊ばせない」「ついでに他の物を買ってもらう」
そうした理由があるはずです。

ところが現場はどうなるか?
少し前 牛丼のすき屋さんが牛鍋定食を発売したら
手間がやたらめったら増えて 店員さんがてんてこ舞いになり
大量に離職して店舗運営ができなくなったという事例がありました。
特にスタッドレスのシーズンにアマゾンで買って
オートバックスでつけるという作業は
実質パンクするのではないか?と噂されています。
タイヤを取付する手間はとても複雑なのです。
現場から反乱の声が上がらねば良いのですが?
「理屈」が優先しすぎると 人の感情はものすごく害されるものです。
現場の苦労を 企画部門は知らない・無視するとトラブルになります。


当社の事例を持ち出すと 
「持ち込みのタイヤ交換をします。」とある時期 本店のみをオートウエーさんという
ネット業者の取り付け店として登録した事があります。
その時どうなったかというと 
雪が降る頃取り付け依頼や確認のメールや電話が殺到して
自店で販売したタイヤの取付にも支障をきたしそうになったので
さっさとその取り付け店登録を外しました。

「お客様のために」と発想したことが 
結果として「お客様の立場」を知らないことが露見したわけです。
そりゃそうです。 雪が降ると聞いたからあわててネットでタイヤを買うから
そのHPに載っている取り付け店に連絡されるのは当たり前のことです。

その時痛感しました 
私たちの店で買おうとしてくださる「お客様の立場」を最優先するのが大切で
ネット買って取り付けだけを依頼しようとする「お客様の立場」とは一線を引くことが重要だと。
小さなタイヤ屋に価値を見い出してくださる人 
想定するお客様の立場に立つことが最優先であることを忘れてはなりません。

                                                   

理屈を優先し現場の苦労を知らないと最悪です。
人は数字で攻められ疲弊します。


その点 洗車・コーティング専門店は感性が優先します。
すると伸び伸び洗車技術の伝授が行なわれます。



新人の佐藤さんを指導中の大山サブチーフ。
教える立場になって張り切っています。
教えることを学ぶ立場です 指導者としての始まりです。





物販業は お客様が欲しいとされる付加価値は「物品」の中にあり 
製造者が付加価値を創造し 販売業者が付加価値を作ることはありません。
タイヤという品の付加価値は「タイヤ」そのものにあり
私たちはそれを取付する・できるという価値を重ねる事に
存在価値を見い出し スモールタイヤ商売として
地域の毛細血管となぞらえて商売を展開しています。
つまり商品の価値と取り付けという価値がセット販売なのです。



車美容業としての洗車・コーティング業はサービス業ですから
付加価値は店舗で作りだすものです。
キレイの仕上がりが付加価値そのものともいえますから
働く人のやりがいモチベーションはとても高くなります。


これから物販業はますます競争競合が大手の寡占化になりそうです。
一方サービス業の価値が高まる流れです。

この流れを見るのがとても大切だと思います。
コメント
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