人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

1年のご愛顧に心から御礼申しあげます!

2013年12月31日 | 経営
穏やかな天気で年の暮れを迎えましたが 洗車・コーティングはお客様の車で溢れています。
「1年をリセットして新しい年を迎えたい いろんなことがあったけれど今年も何とか無事に過せた
愛車に感謝の気持ちをプロの手を借りて表現したい」
このようなお客様のお気持ちにお応えしようと 店長以下一丸となって笑顔を添えて最後の一日をフル回転です。


「若者が主役となれる店を」というのがタイヤショップを運営しながら考え続けたテーマでした。
個人店のタイヤショップを創業して タイヤ屋のオヤジを続けながら いや続けるうちに
経営の継承という 創業初期には思いもよらなかったテーマに気がついて
あれこれ試行錯誤をして それこそいっぱいの失敗をして 
たどりついた結論が洗車・コーティング専門店こそが 「若者が主役」にピッタリということでした。

次にどのような洗車・コーティングを 誰を師匠にどのように学んでいくか?
この部分でも私はツキを持っていました。 

それまでいくつかのコーティングを取り入れたことはありましたが
どちらかというと技術論に終始する技術屋的な職人肌の考え方の人が多く
小さなタイヤショップが求める不特定多数の一般のお客様ではなく
優れた技術さえ持てば 後はお客様のほうから押しかけてくるというような
特定少数のお客様(例えばカーディラーや自動車屋さん)を対象とした方面を見るといった具合です。

「求めよさらば与えられん」とうのは真実です。
洗車・コーティングを広く一般ユーザーに受け入れられる洗車・コーティング商品ををつくり
「日本に新しい1洗車文化を」広めようとしているアイタック技研(株)と谷社長との出会いが
私たちの運命を求める方向に開いてくれました。
それが「キーパー」との出会いであり 始まりの始まりで今から10年ほど前の出来事です。
洗車といえばガソリンスタンドというのが当たり前の中
タイヤショップでありながら洗車に取り組むという事が 
関心を引いたのか 手取り足取りで親切に洗車技術と運営ソフトを伝授してくださいました。

タイヤショップ内でコラボという考え方でスゴウ店でノウハウを吸収し
専門店同士を隣接させるというハイブリットでKPS岐阜を開業
それから30ヶ月 新しい車美容業への挑戦は目標としている粗利益指数を突き抜けました。
「タイヤ屋の隣に撒いた種が発芽した」といえます。






洗車・コーティングはお客様にとって欲求商品であること 
店側にとってはリピートが見込めることから それにふさわしい設備をいう事で
当社の身の丈を越えた大きな投資をもって望んだわけでしたが
指数を突き抜けたことから 当社の構造転換が成功する確率が高まりました。

タイヤもかつて欲求商品だった時代もありましたが
今は消耗商品という捉え方が幅を利かせるようになっています。
若者が主役になれる理由はこの一点です。
欲求商品を購入されたお客様は大喜びをされ素直に感謝の気持ちを与えてくださるのです。
消耗商品を購入されたお客様からはあまり発せられる事がないことです。
苦労が報われる仕事こそが若者が奮い立つ大切な要素なのです。

成長の時代は 確かにタイヤも欲求商品でした。
かっこよいロープロタイヤが欲しい 他人よりグリップの良いタイヤがほしいなど
まさに車こそ欲をかなえる武器だったのです。
幸い私はその時代に創業することが出来ました 当社のベテラン第一世代は
その時代にかかわることが出来たからこそ商売を覚えることが出来ました。
しかし成熟した時代になった今 消耗商品を売るのはネットや大型量販店が
幅を利かせています。 
若者の役割は タイヤに関して言えば「取り付けのパート」役としか
与えられなくなっています。
それでは若者は育ちません 面白みを感じれません。

車美容業は ベテランはバックアップとして控える安心感を与えつつ黒子に徹し
主役が思い切って立ち回れる環境を作りだすことが出来ました。

タイヤから車美容業への転換は
主役の交代という隠されたテーマへの挑戦でもあるわけです。
これが会社の事業継承に絶対必要だという経営の意志でありました。


お客様は 最初店に来られないという当たり前の行動を通して若者に試練を与えてくれました。
店側から言えば集客に苦労するという表現ですが 
どんな店なのか?歓迎されるかもわからない店に行きにくいというお客様にとっては当たり前のことです。
最初はいろいろな研修で自信があってもいざ本番となると 厳しい洗礼を受けるわけです。
ところが この試練こそが若者を育てる苗床なのです。
自然の風雪に耐えてこそたくましく育つのです。
一年目はまさにそういう時でありました。
それでもくさらず辛抱できたのは お客様から発せられる感謝の言葉「ありがとう」のお陰なのです。

試練を与え 次に感謝の言葉を添え 春夏秋冬の洗車需要期という波を起こし
引き波の時 新しい仲間を増やす時間を与え 次の寄せ波にはより高みに登らせる。
時代が育てようとしてると思えてなりません。


今がどのような時代なのか? 
若者が育つ波は車美容業にあることがはっきり解かってきたことから
当社の進路も ヨーソーローなのです。
新たに若者を採用しその波の乗せて育てつつ 
新しい船を造り進水させる 当初の推力はタイヤが燃やしましたが
この循環が確定すれば タイヤを燃やす釜は不要になっていくでしょう。
その期間は次の巳年 私が65歳の時かもしれません。


「お客様」にも二通りあり 
買い物をしてくださるお客様を「正のお客様」
買い物をしてくださらないお客様を「虚のお客様」
数学の正数と虚数のような考え方です。

商売は「正のお客様」ばかりではなく「虚のお客様」の役割も感じてみると
客観的視点の大切さがわかります。


どなた様にも新しい年が 希望に満ちて 明るい門出となりますように!
また皇室の安寧も祈念させていただきます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする