人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

知的体育会系なスモールタイヤ商売!

2013年12月23日 | タイヤビジネス
スタッドレスタイヤ装着の大いそがしがどうやら峠を越えて
次は降雪があった場合の大繁忙の有無に焦点を絞り込む事になります。
それはもしこれから降雪が無いと スタッドレス販売は多忙を見込めないということとなり
今期の出口戦略の開始という事になります。


世の中は「多様性」というものの 人の行動実体は極めて「果一的」である事を
認めなければなりません。 
「赤信号みんなで渡れば怖くない」とも言われますが 
スタッドレスタイヤの装着も みんな一斉に行動をしますから
一気に忙しくなり 熱が醒めたかのようにストンと終結する感じです。
これを需要が「富士山型」から「茶封筒型」への変化した証であり 行動の同一化傾向の強まりです。

商売を運営する我々は この傾向から短期決戦型の組み立てを考えなくてはならないわけです。
忙しくなった時 手返しを早く次々に販売するための条件を整える。→持ち込み作業の中止→機会損失のロスを知る
売れなくなった時 在庫をコントロールする。→在庫ロスを減らす

売れると見込んで数千本のタイヤを準備し 売れる時期に集中して販売し 売れなくなったときには在庫も無い。
このような流れを頭の中に叩きこむ これが知的な部分です
後は売ったタイヤをただひたすら取付をする これが体育会的な部分です。
売れる時期を見抜いて販売チャンスをものにする。チャンスの女神は前髪しかありません。


これから降雪があった場合 購入行動をとる人はどういう人でしょうか?
読みが商売の明暗を分けることになります。
スモールタイヤ商売は この読みが知的な部分です。
まず長年スタッドレスを履いていて今期残り溝が少ない事を承知していながら付けている人。
こういう人の心理は 「たくさん降って積もったら新しいスタッドレスを買えばいい」という雪待ち状態の心理です。
また夏タイヤをはいていてどうしても必要となったら買えばいいという人も含みます。
この需要層は 岐阜地方のスタッドレス装着率が65%とするとその人のうち2割が 雪待ち心理の潜在客といえます。
その人たちの心理は 高額商品よりもお値打ち品や中古タイヤを求められる傾向が強いものです。

ここまで読んでいても店側は この時期に新製品だけの在庫ではその需要にこたえられません。
この時期にこそお値打ち品を揃えておくのスモールタイヤ商売の真骨長です。
リスクの高い買取商品は各社チラシのセット売りで早い時期から
早割りとかお持ち帰りとかいって売り切っているわけです。
すると大型量販店さんの在庫は 高額の新モデル中心となって
雪待ち心理のお客様の需要にマッチしない状況となっているわけです。

当社は全て後出しジャンケンですから
この時期にまでお値打ち商品を温存しているから
もはや他店様とは競合にならないのです。
数千万に及ぶ買取約束品のスタッドレスを温存するのは 経営者や担当者は避けたい案件です。
このリスクコントロールこそが スモールタイヤ商売が
大型他量販店を出し抜いて「安い」を実現できるノウハウの核心です。
リスクの高い買取仕入れ品を早い段階で売り切った店は 
もはや戦いの武器を持たぬ巨人兵です。


短い旬を読みきって 名残りの時期にあったお値打ち品を提供することで
当社は「安さ」という評判をとっているのです。
兆しの段階で 他の大型店と競合して安さを競っているわけではありません。

この部分が「知的」というより生き残る智恵そのものなのです。

後半を迎えたスタッドレス商売 見立てが大事です。
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