のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

将棋名人戦、羽生さん名人位復位。感動をありがとう。

2014年05月22日 06時54分52秒 | Weblog
>私、夢見生のHP本舗“裕遊字的(ゆうゆうじてき)(http://ikiru.jp/)”内、今日の字遊航海
#名人戦:羽生4連勝で4冠に 新たな「平成伝説」誕生(毎日jpより)

第72期将棋名人戦七番勝負第4局。
羽生善治さん。
森内俊之名人を4勝0敗のストレートで下し、名人位復位です。

タイトル獲得合計、87期。
もちろん歴代1位。
タイトル保持者だって辛いものがある。
毎年勝ち上がってくるのは予選を勝ち抜いた、そのとき一番勢いのある挑戦者。
みんながみんな、自分に照準を合わせてくる。
徹底的に研究される。
その中でタイトルをこれだけ保持するというのは並大抵のことじゃない。

私はプロ将棋観戦ファン。
羽生さんファン。
だからこの勝利はとても嬉しい。
指に惚れましたね。
指すときの指使いがとても美しかった。
あとはさ。
オーラが凄いよね。
対局中に発するオーラ。
それらに衝撃を受けた。
圧倒的に強いというのもあるが、それだけでこれだけ好きになれるものじゃない。

コンピューター将棋が進化を続けている。
コンピューター将棋の進化にも限界が見えてきた。
プロ棋士の思考を真似していたわけで。
人間に追いついたときに、まったく別次元の将棋を開拓できるかは、今までの強さとはまた別次元のお話。

コンピューター将棋がどんなに強くなっても人間の指す将棋の魅力は消えない。
たとえば昨日の熱戦。
興奮、感動。
その気持ちは易々と得られるものじゃない。

昨日の熱戦はニコニコ生放送で生観戦した。
いい世の中になったものだ。
棋戦に関しては、棋譜で知るしかない時代に育った私。
生中継で終局まで観られる。
夢のようです。

プロ棋士は皆謙虚。
勝率十割の棋士はいない。
頭を下げて「負けました」と言うことを知っている。
傲慢になれるはずがないのだ。

私には羽生さんは勝負にこだわっていないように見える。
そりゃ勝ったら嬉しいのだろうけれど。
「勝つ将棋」ではなく「素晴らしい将棋」を指す。
自分はもちろんのこと、相手も最善手を指す、その応酬を求め、後世に最上の棋譜を残すことを使命にしているような。
その結果の勝ち負けは「おまけ」のようなもの。

私はこれを自分の人生に当てはめてみたいと思う。
将棋における棋譜は「人生」なのだと。
勝ち負けではなく「素晴らしい人生」を。
素晴らしい人生と感じられる人生を。

両対局者、携わった皆さん。
お疲れ様でした。
感動をありがとうございました。