のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
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将棋の羽生善治二冠、通算1200勝達成。この快挙に寄せて。

2012年08月18日 05時01分00秒 | Weblog
>私、夢見生のHP本舗“裕遊字的(ゆうゆうじてき)(http://ikiru.jp/)”内、今日の字遊航海
#将棋の羽生善治二冠(41)が17日の対局に勝ち、通算1200勝(459敗)を達成した。史上5人目で、最速・最年少での記録樹立となった。(朝日新聞デジタルより)

この凄さをどう表現したらよいのか。
常人離れの強さだ。
通算勝率は7割2分3厘。
これがどういうことか。
将棋をご存じない、興味のない方に説明するのが難しいのですが。

いうまでもなく対戦相手は全員プロ棋士。
羽生さんは強いから、対戦相手も相対的に強くなる。
そういう世界での勝率7割2分3厘。
まさに驚異の強さ。

昨季A級順位戦無敗。
名人戦で森内俊之名人に敗れたショックもなく、
今季A級も2連勝の滑り出し。
(A級とは名人への挑戦権を決める文字通りトップ中のトップの10人)

私は将棋ファン、羽生さんファン。
強いだけじゃないんだこの人は。
謙虚で品格がある。
手を指すときの上品な指使いと響かせる駒音。
観る者を惹きつけるのですよ。

羽生さんも人間。
大一番で接戦の末、勝ちが見えてくると
指が震えることがあるのは有名な話。

天才だけれど人間くさい。
憧れるなあ、そういう生き方。
羽生さんは歳下。
尊敬している。
尊敬に年齢は関係ない。

羽生さんは道を究めたなんて思っちゃいないだろう。
常に新しい指し手を追求し、
後世に残る棋譜を残すことに心血を注ぐ。

遠くない将来、トップレベルのプロ棋士でも、
コンピューター将棋に敵わなくなるときがやってくる。
引退した棋士とはいえ、名人位に就いたこともある
米長邦雄永世棋聖に将棋ソフト、ボンクラーズが
ハンデなしで勝った衝撃のニュースは記憶に新しい。

私は悲観しない。
コンピューターの将棋が人間の将棋より強くなったって、
だから人間の指す将棋がつまらなくなるとはならない

羽生さんは「人間最強」になるのかもしれない。
それでもいいんだ。
私はこれからもプロ将棋を応援し続けます。