のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
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過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

「北の国から2008 欺瞞(ぎまん)」

2008年06月13日 22時42分49秒 | Weblog
>政府は13日、北京で11、12の両日行われた日朝の外務省実務者公式協議で、北朝鮮側が日本人拉致問題の再調査を約束し、日航機「よど号」ハイジャック事件関係者の日本への引き渡しに向けて調整することで合意したと発表した。日本側は見返りとして制裁を一部緩和し、人的交流やチャーター便の往来などを認める。(asahi.comより)

拉致問題は解決していないと言っただけ。
重大犯罪者を引き渡すと伝える。

当たり前に戻って一部とは言え制裁を解除される。
北朝鮮にとってこれほどおいしい話はない。

「やっぱ拉致被害者はいませんでした。」
そうなりそうな気が少なくとも私はする。

「亡くなりました」
と公式発表した人を、
「やっぱ生きてました」
と言って日本に返すような国ではない。

拉致被害者家族の方たちには大変申し訳ないのですが
この問題に関しては早期決着は難しいと思っています。
拉致被害者の生存者全員が帰ってくるとすれば、
それは北朝鮮の体制が崩壊した時以外にはない。

拉致被害者は
北朝鮮現体制中枢の知られたくない秘密を知りすぎているはずだ。

仮に拉致被害者全員を現体制が帰したとしよう。
その時日本が
「ありがとうございます。感謝します。」
なんて言うもんですか。
日本のみならず国際的な今の比ではない非難が待っている。
拉致を全面的に認めることは、
金正日の事件への関与を認めることなのだ。

つまりは拉致被害者を帰さないで受ける非難より、
拉致被害者を帰して受ける非難の方が数段大きいとすれば、
北朝鮮にとって拉致を全面的に認めるメリットは何もないことになる。
それによって受けられる制裁解除や援助より、
体制に受けるダメージは物凄く大きい。

北朝鮮が発表した
「今後もあらゆるテロや、テロの支援に反対の立場を堅持する」
には呆れるしかない。
「今後もあらゆるテロや、テロの支援の立場を堅持する」
の間違いでしょう。

笑い事ではない。
国が滅びることを望むのはいけないことかもしれない。
けれど、こと北朝鮮という国に関する限り、
国とは言わない、体制が滅びることを望む私の意見は、
多くの人に支持されると確信している。