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2月もあっという間に折り返し地点
だんだん暖かくなってきましたね
さて・・・
コチラ↑のチラシ、皆さんもよく見かけるのでは?
「ポスターの絵はめちゃくちゃ日本画なのに、なぜタイトルは『ボストン美術館』???」
と疑問に思っていらっしゃる方もいると思います
そう、私のように
実は先日「西日本支店長会」(←クリックで記事を表示)の課外活動で、この九州国立博物館で展示されている「ボストン美術館 日本美術の至宝」特別鑑賞会に行って参りました~
九州国立博物館特設ホームページはコチラ↓
http://www.kyuhaku.com/pr/exhibition/exhibition_s30.html
今回はホームページでも動画で解説してくださっている、九州国立博物館研究員の森實(もりさね)久美子さんが鑑賞の前に講演をしてくださいました
明治初期というのは、西洋のものが重視され、日本古来のものが軽視される時代
生活に苦しくなった貴族や寺院の人々は貴重な日本美術品を売り払ったそうです
そんな日本人が軽視していた宝物を集めて大切に保管し救ったのが、
(左から)フェノロサ、ビゲロー、岡倉天心という3人
鋭い鑑定眼で優れた日本美術品を収集し、その膨大なコレクションをボストン美術館に収めたそうです
今回展示されている作品は、そういった経緯をたどりボストン美術館から日本に「里帰り」してきた作品たちが並べられています
・・・といった流れを森實さんが話してくださいました
日本史を詳しく知らなくても、分かり易い説明でしたありがとうございました
講演後、早速3階の展示場へ
特別展示室の前にはオリジナルグッズの販売コーナーもありました
講演の時にいただいたコチラ↑の資料を手に、いざ入室
この「ボストン美術展」は全46作品が時代・ジャンルによって5つのパートに分かれていました
私の個人的なお気に入りを2点紹介します
一つ目は「海を渡った二大絵巻」のひとつで、平安時代に描かれ「まぼろしの国宝」とされる・・・
吉備真備(きびのまきび)という大臣の物語
これが面白いんです
話も「超能力」など出てきてワクワクする内容なのですが、絵もコミカルでどんどん続きを読みたくなります
コチラ↑は主人公たちが盗み聞きをしている様子
なんだかお茶目ですね
そして二つ目は江戸時代に独特な画風で注目を集めた曽我蕭白(そがしょうはく)の作品で、パンフレットや前売りチケットにも載っている
コチラ↑の「雲龍図」
この龍の顔の部分は作品のほんの一部で、
全体は縦165cm×横135cmの板が、横に8枚連なって1作品の大作なんです
そんな大作なのにどこにも妥協がなく、ひとつひとつの線が踊るように描かれ、見る側の心も踊ります
これも是非実際に会場で見ていただきたい
九州国立博物館「ボストン美術館 日本美術の至宝」は3月17日(日)まで開催されています
誰かを誘ってまた見に行きたくなる、そんな展示会でした
特別鑑賞会主催のみなさまに心よりお礼申し上げます
九州国立博物館
福岡県太宰府市石坂4ー7ー2
092ー918ー2807
9:30~17:00(入館は16:30まで)
月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)
太宰府といえば、学業の神・菅原道真が祀られている太宰府天満宮
現在は様々な受験応援グッズが販売されていました
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