つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

映画「隠し砦の三悪人」

2008年06月06日 | 芸能
                    映画「隠し砦の三悪人」

映画「隠し砦の三悪人」を観た。
オリジナル作品の黒澤明監督の映画は見損なったが、NHKBSでは9月20日に放映されるのでぜひ観てみたい。
米国の「スターウォーズ」にも影響を与えた内容がある。

今作品の監督は「日本沈没」や「ローレライ」と大ヒットさせ話題を放った気鋭の真壁真嗣。

戦国の乱世、秋月家は隣国の山名家と一戦を交えて敗れ去った。
秋月家の侍大将・真壁六郎太(阿部寛)は、世継の雪姫(長澤まさみ)を擁して数名の残党と隠し砦にこもった。
砦近くの泉には、薪の中に軍資金黄金二百貫が隠されている。
同盟国の早川領へ脱出の機会を狙っていた六郎太は、砦近くの沢で出会った二人の男、百姓の武蔵(松本潤)と新八(宮川大輔)を利用しようと考えた。
二人の強欲は、黄金を背負わせたらあらゆる苦難にも耐え得ると見抜いたからだ。
早川領への国境は警護が固かったから、一度山名領へ入り、敵地を通って早川領へ抜けるより道はなかった。
六郎太は雪姫を唖にしたて、武蔵・新八とともに砦を後にした。

松本潤は時代劇に出演して新たな芸風を得たことだろう。よく健闘していた。
長澤まなみは時代劇の姫に異質なものを感じたが、活劇もこなして飛躍が見られた。
阿部寛と椎名桔平(鷹山刑部)は、圧倒的に存在感を放っている。
活劇時代劇も演出の仕方で大きく変わることも伺える作品である。
正に21世紀型活劇といえよう。

(6月6日記 池内和彦)
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マジック発表会(3)

2008年06月05日 | TAMC
村上日出夫さんのマジック

村上日出夫さんのマジックはダイナミックでありました。
ドロッピング・エッグの技有りのものでした。
三つ並べたコップの上にボードを乗せて三本のパイプの上に生卵を乗せる。
ボードを手で払い飛ばすと生卵は下のコップの中に落ちている。
これでもビックリすところなのだが、
さらにマジックがあった。
事前に観客が選んだトランプカードを箱の中に入れて置く。
コップに落ちた生卵を割るとその中から観客が選んだカードが出現してくる。
先ほどの箱の中のカードは無くなっている。
全く不思議なマジックでありました。
観客からは大きな拍手が湧きあがりました。

(6月5日記 池内和彦)
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マジック発表会(2)

2008年06月04日 | TAMC
マジックで使用したオードリーヘップバーンの写真

マジックの最中に、オードリーヘップバーンの写真を見てもらった。
話題は映画「ローマの休日」の真実の口のシーンとなった。
観客がとても印象に残っていると話した。
このシーンには逸話がある。
新人のヘップバーンは緊張していた。
共演者のグレゴリーペックは、リラックスさせようと考え、「真実の口」へ手を入れて手首をとられたように背広の袖口に隠して口から引き出した。
それを見たヘップバーンは、ビックリして驚いた。
袖から手を出して無事を示すと、安心したようにヘップバーンは笑い出した。
これは全くアドリブで撮った場面であり、そのリアルなヘップバーンの姿が表出されている。
名シーンの一つである。

そのヘップバーンの写真をケータイで撮影すると「予言」が出てくる仕組みになっている。
このアイデアは、氣賀康夫さんが考案したものです。
新しいオリジナル作品ができたと喜んでいる。
観客からも好評であった。

(6月4日記 池内和彦)
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マジック発表会

2008年06月03日 | TAMC
マジック発表会

マジック発表会に出演した。
会場は、東京商工会議所。
今回は、ケータイを利用したオリジナルマジックを披露する。
客の選んだトランプカードが何であるか?
机上の写真をケータイで読み取ると、予言が出てくる。
その読み上げたカードが、客の選んだカードと一致する。
観客達はかなりビックリしたようでした。

(6月3日記 池内和彦)
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映画「山のあなた」徳市の恋

2008年06月02日 | 芸能
                       映画「山のあなた」

日本映画史上に残る名匠・清水宏監督が1938年に発表した佳編「按摩と女」。
これはある温泉場を舞台に按摩の徳市と、温泉客の美しい女性・三沢美千穂との淡い恋の行方を描いたものだ。
その作品を草なぎ剛の主演で完全カヴァーしたのが「山のあなた 徳市の恋」である。
演出を手掛けたのは気鋭のCMディレクターとして活躍し、映画監督としても「鮫肌男と桃尻女」(98年)、「PARTY7」(00年)など、そのスタイリッシュな映像とユニークなキャラクター造型によって、独自のエンタテインメント世界を作り上げてきた石井克人監督。

新緑の季節。
目の不自由な按摩の徳市(草なぎ剛)と福市が、山の温泉場に向う道を歩いている。
彼らは前を歩く人間の数や性別、どこから来たかをかぎ分けられる鋭い勘の持ち主。
その彼らの横を1台の馬車が駆け抜けていく。
馬車には東京から来た女性・三沢美千穂(マイコ)、大村真太郎(堤真一)、真太郎の甥・研一が乗っていた。
徳市たちが温泉場の按摩宿泊所に落ち着くと、宿屋・鯨屋から呼び出しがかかる。
徳市が療治に向うと、お客は美千穂だった。

撮影場所は、伊豆あたりだろう。
こんなにゆったりとした映像は久し振りに観た。
紫色に色づいた山道のアジサイの花。
川に渡された弓なりの橋が印象に残る。
番傘を差した美千穂が雨の中を進むシーンがいい。
草なぎの徳市役の奮闘がよく出ている。
70年前の映画をカヴァーしたようだが、前作のオリジナル作品も観てみたくなった。

(6月2日記 池内和彦)
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