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つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

茶室「清月庵」の由来

2025年02月22日 | 名所
 池上梅園の中にある茶室「清月庵」は伊東深水のアトリエを設計した数寄屋建築の設計家、川尻善治氏が自宅に建てた離れ家でした。
 川尻家は、大正の一時期、池上門前で温室園芸と料理屋を営み、その一角にこの離れ家を建てました。

 その後、マンション建設が計画され、保存運動が起こり、保存に尽力された大田区在住の華道・茶道家、中島恭名氏が買い取り大田区へ寄付されました。   
 大田区は、伊東深水・川尻善治の両氏とゆかりの深い池上梅園に再建して「清月庵」と命名し、平成元年から茶室として公開しています。

 また庭園内には、和室もあり池と竹林に囲まれており、静かな催し物には利用することができます。


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