地元オリジナル 2015-05-23 11:39:52 | 日記 こんにちは こちら大分では大分駅がリニューアルして 地元民だけでなく、県外からのお客様も 駅ビルや駅周辺の変わりように驚いていています 「大分じゃないみたい」 というのが初めて駅ビルに行った時の私の感想でした 清潔で、都会化された、おしゃれな雰囲気で確かに魅力的ではあります 一方で、大分らしさが消えていくという残念な気持ちもあります ショッピングモールが増えて、全国チェーンのお店ばかり、 地元企業のお店や商店街が廃れて 地元のオリジナルな風景が全国的に画一された、 全国どこに行っても同じ風景の街並みに変わっていくのを見ると 何とも味気無い感じがします 暮らし易さを求めつつ、 大分ならでは、大分らしい、そんな地元オリジナルなものは廃れず絶さずに 残して欲しいと強く思います そこへいくと、文化財は交通網が発達しておらず、文化や情報の伝播が遅い時代の頃のものがほとんどで、 地元の地形や産物などを活かして、産業や文化ができたため、 そこの地域性が如実に表れているものも多々見受けられます 先日臼杵市内の石切場を案内してもらった次の日に山口県内の墓所に伺ったので、日頃大分県内で良く見られる凝灰岩と違う墓石の地域性に改めて驚かされました 様々なものの由来や、各地の街並みの特色、なぜそこにそんな産業が発達したのか、そんな文化が広まったのか、文化財は形の美しさだけでなく、そんないきさつを物語っている大事な資料であり、地元の宝です まさに地元オリジナル、地元らしさ 薄れていく地域性の中で 残っている文化財だけはしっかりと地元を誇っているようにも思えます 文化財の指定有無に関わらずにそんな地元オリジナル、らしさのあるものは 出来るだけ残っていって欲しいし、 また、逆にこれから先も作っていくんだという思いを持ちたいものです