文化を護る 未来へ繋ぐ 株式会社 文化財保存活用研究所
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どうも、ウメです。
先週のブログでもふれておりますが、
私は土日に、奈良の方へ行き、
奈良教育大学でおこなわれました「日本文化財科学会」に参加してきました。
今回は豊後大野市にあります菅尾磨崖仏でおこなった調査内容をポスターで発表してきました。
学会の時は雨のイメージが強いのですが、
今回は日曜日の昼すぎまでは曇りでしたので、
暑すぎず、雨も降らずですごしやすい気候の奈良でした。
こちらは夜の興福寺です。
ホテルが近かったため、夜に見に行ってきました。
奈良は5年ぶりくらいで、以前はあまり街中を歩かなかったため、
初めて歩く路地などに心が躍りました。
こちらは懇親会の一幕です。
今回は大学内ではなく、駅前のホテルでおこなわれました。
さて、今回の発表内容ですが、
菅尾磨崖仏の表面が水で濡れてしまう原因を探るために、
昨年夏にカメラと温湿度計による調査をおこないました。
その結果、カメラによって濡れる際の状況が記録でき、
その時間帯の温湿度などの周辺環境条件を知ることができました。
屋外にある文化財は周辺の温度や湿度、風、日射など、絶え間なく変化する環境にさらされており、
いつどういった変化が文化財に影響したのか知ることは、
文化財を保存するうえで重要な情報となります。
今発表では、どうやってその変化を記録し続けるのかという方法と
その実用例の紹介という形で発表をおこないました。
発表内容に関する質問などは、お問い合わせいただければ私の方で対応いたしますので、よろしくお願いいたします。