文化を護る 未来へ繋ぐ 株式会社 文化財保存活用研究所
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こんにちは、馬頭です。3月になって大分は完全に春の陽気です。桜のつぼみも膨らんできており、春を実感する日が続いています。ついでに私の花粉症もしずまってほしいのですが・・・。
さて、先週は中四国九州文化財保存研究会に参加するため、岡山県と香川県に行ってきました!中四国九州文化財保存研究会は、中国・四国・九州地方の文化財の保存処理にたずさわっている研究者の方が情報交換をおこなう研究会で、学生の頃から毎年参加させていただいています。中四国九州の各地で場所をかえながらおこなわれるため、実は毎年の楽しみにもなっていたりします。どちらの県も初めて訪れる場所だったので、内心ワクワクしながら新幹線に乗り込みました。
※早めに着いたので岡山城を見学
まず、岡山県では岡山大学にて未盗掘で古墳の石室が発掘された勝負砂古墳の出土品の保存処理について、ご紹介していただきました。鉄製品の保存処理方法や最新機器を使用しての調査など大変興味深いお話を聞くことができました。
2日目は四国・香川県の香川県立ミュージアムにて参加者が現在行っている保存処理の発表と意見交換会がおこなわれました。
発表では、個人的にも気になっていた松浦市の鷹島海底遺跡で出土した鉄製品の保存処理についてなどタイムリーな話を当事者の方からお話を聞くことができたり、各地の研究者の方々から色々な処理の事例や情報交換をすることができ、とても勉強になりました。