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「元係長は市政転覆企画」 阿久根市長側が準備書面提出

2009-12-27 09:20:32 | Weblog
「元係長は市政転覆企画」 阿久根市長側が準備書面提出 2009年12月25日 
朝日夕刊 http://www.asahi.com/politics/update/1225/SEB200912250003.html
毎日夕刊 ttp://mainichi.jp/select/seiji/news/20091225dde041010059000c.html
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、市庁舎内に張らせた職員の人件費を書いた張り紙をはがした男性係長(45)を懲戒免職処分にした問題で、元係長が市と竹原市長に免職処分取り消しを求めた訴訟の2回目の口頭弁論が25日、鹿児島地裁(牧賢二裁判長)であり、結審した。判決は4月9日。
 竹原市長はこの日までに、元係長について「『職員は市長の命令に服従すべきだ』とする意識がほとんど見られない」「『すきあらば竹原市政の転覆を謀ろう』と企図している」とする準備書面を提出。「人事は行政をつかさどる首長の専権事項。裁判所は首長と対等の立場からその適否を論じる資格を持たない。円滑な行政に必要として行われた以上、適法である」と主張した。
 原告側は法廷で「効力停止の地裁決定が確定したにもかかわらず、元係長は今も就労できず、生活に困っている」と早期の判決を要望した。原告側の増田秀雄弁護士は取材に対し、「市長は持論を述べるばかりで議論がかみ合っていない。三権分立という国の基本構造を分かってないのだろう」と批判した。
 反市長派が過半数の市議会で弁護士費用が認められていないため、竹原市長は弁護士を立てずに自ら出廷。この日の法廷では持論を述べる機会はなかった。閉廷後は、報道陣の取材には応じず、法廷を後にした。
 この訴訟では、「判決確定まで免職処分の効力を停止する」とする鹿児島地裁の決定が今月確定したが、竹原市長は今のところ元係長を復職させておらず、地裁の決定を無視した形となっている。
 竹原市長は職場復帰だけでなく、給料やボーナスの支払いも拒否しており、元係長は市を相手取って未払い賃金の支払いを求める訴訟も同地裁に起こしている。

阿久根市懲戒免職訴訟が結審、判決は来年4月 2009年12月26日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091226-OYT1T00488.htm
 鹿児島県阿久根市庁舎内に張り出された職員人件費の紙をはがし、懲戒免職処分を受けた元係長の男性(45)が市を相手取り、処分の取り消しを求めた鹿児島地裁(牧賢二裁判長)の訴訟が、25日結審した。
 しかし、判決の言い渡しが来年4月9日とあって、原告側は複雑な表情を浮かべた。竹原信一市長が、同地裁の処分の効力停止の決定を無視しており、判決日まで復職できない可能性があるからだ。関係者は「市長は司法に従い、早く復職させるべき」と批判している。
 竹原市長は出廷し、準備書面で、男性が加入する市職員労働組合を「情報と資金力を駆使し、違法行為を行いながらひたすら自己利益を追求してきた」と批判し、男性を「市職労の権力確保の旗頭」としている。
 結審後、牧裁判長が判決期日を言い渡すと、傍聴席からは「そんなにかかるのか」とため息が漏れた。閉廷後、竹原市長は報道関係者の取材に応じず、足早に車に乗り込んだ。
 男性は7月31日付で懲戒免職処分を受けて以降、貯蓄の取り崩しや、親族らからの借り入れで家族を養っている。同地裁が10月21日付で処分の効力停止を決定し、復職が認められてからは毎朝、市役所に出勤しているが、市側は門前払いを続けている。
 組合員の男性職員は「復職を認めないまま、男性に年末年始や新年度を迎えさせるのは酷すぎる」と心配そうに話した。




 暴君は部下の些細な反発にも異常なまでに怯え、厳罰を下したがると言いますが、被害妄想もここまでくると異常ですし、いい加減にしてくれと本気でうんざりさせられますね…(呆れ
 阿久根市民でない私には、この元係長がどのような人物か知りませんが、たかだか張り紙をはがした程度で懲戒免職にすること自体人事権の濫用もいいところですし、100歩譲って、仮にこの係長が職務を放棄して組合活動ばかりしていたのならば、そのことを理由に処分すればいいだけのこと(まあ、そうなったとしても懲戒免職は無謀でしょうけどね…)
 『どちらが(阿久根)市を転覆させようとしているのか? 市政を混乱させているのは竹原市長 あなたではないのか!!!』と本気で一喝したくなります。
 こんなつまらないことで言い争いをしているようでは、肝心の市政改革など一向に進むはずがありませんね…(溜息 

富山市の環状線セントラムが開業 

2009-12-26 07:27:10 | Weblog
富山市の環状線が開業 2009年12月23日 北日本
http://www2.knb.ne.jp/news/20091223_22452.htm
 富山市のまちなかに新たにレールを敷いた市内電車の環状線が23日開業し、新型車両の「セントラム」が走り出しました。
 開業にあわせて23日、大手モールで新型車両の発車式が行われ、富山市の森市長や、運行する富山地方鉄道の川岸宏社長などがテープカットをして開業を祝いました。
 そして、黒・銀・白の新型車両セントラムが順に走り出しました。
 富山市内の電車の環状線化は、既存の鉄軌道が通る富山市中心部の丸の内交差点と西町交差点の940メートルの区間に新たにレールを敷いて実現しました。
 これによって、JR富山駅や総曲輪グランドプラザなどを結ぶ3.4キロの環状線ルートを20分で1周することになります。
 23日は午後10時まで、JR富山駅前と大手モールの二つの電停から乗車して環状線を半周する無料試乗会が行われ、大勢の人がセントラムに乗り込んだり、車両を撮影したりしていました。
 また沿線では、開業を祝うセールやイベントが開かれています。
 セントラムにのった人は静かで近代的な電車で乗り心地がよかったと話していました。 

「乗り心地良い」「内装きれい」 富山でセントラム試乗 2009年12月24日 北日本
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20091224/28884.html
 「まちなかににぎわいを運んで」-。23日開業した富山市の市内電車環状線。新車両「セントラム」が市民の中心市街地活性化への期待を乗せて走り出した。無料試乗会の乗り場となった「大手モール」と「富山駅前」の両電停には、大勢の家族連れや鉄道ファンが訪れ、乗車待ちの長い列ができた。沿線の商店街も新たな魅力づくりを目指し、多彩な催しでセントラムの運行開始を祝った。
 正午ちょうど、黒を先頭にシルバー、白の新車両が順に大手モールに姿を現した。3週間にわたる試運転で、別々に走行していた3車両がそろうのは初めて。家族連れや鉄道ファンは、富山城を背景にするなどして思い思いのアングルでシャッターを切った。白の車両をバックに記念撮影した射水市戸破(小杉)の高井賢郁(まさふみ)君(8)は「色も形もかっこいい。セントラムに乗って買い物に来たい」と声を弾ませた。
 開業セレモニーの後、富山駅前-国際会議場前間と大手モール-富山駅前間の2区間で環状線を半周する無料試乗会が開かれた。大手モール電停では、運転開始の午後3時前には500人以上が並んだ。3時間待ったという千葉県君津市の山口直純さん(48)を先頭に市民らが次々と乗り込んだ。セントラムが滑るように走り出すと、乗車待ちの長い列から歓声が上がり、手を振って電車を送り出した。
 約10分間の試乗を終えた乗客からは「乗り心地が良い」「内装もきれい」という感想が聞かれた。昭和47年まで運行していた旧環状線をよく利用していたという富山市赤田の坂井仲子さん(70)は「当時の中心市街地は昼も夜もにぎやかだった。セントラム効果でまた活気が戻ればうれしい」と期待していた。
 県外からも斬新な色彩の新車両を一目見ようと多くの観光客が訪れた。金沢市の公務員、坂本守さん(55)は「セントラムは環境に優しく、高齢者にも配慮されたデザイン。こんな電車が走る富山がうらやましい」と話した。
 セントラムは午後10時まで、3車両で35本運行され、約4200人が乗車した。
 地元の商店街もお祝いムードに包まれた。大手モール振興会(秋吉光雄会長)は富山市民プラザ前でバンドやハンドベル演奏のコンサートを開いたほか、モウソウチクを使用したランプの光で大手モールの軌道沿いを彩った。地元活性化の願いを込め、イベント運営を手伝った大手町町内会の斉藤博之会長は「環状線開業はスタートライン。住民が一体となって魅力あるまちづくりを進めていきたい」と語った。
 千石町通り商店街振興組合(北森敏滋理事長)は、環状線開業に合わせて作成した商店街のマップを訪れた人に配布した。


富山ライトレールが運転体験…休日利用増へ企画 2009年12月5日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091204-OYT1T00036.htm
 休日の利用者減に悩む路面電車・富山ライトレール(富山駅北―岩瀬浜)が来年2~10月の日曜日を中心に、運転体験ができる企画を試みる。
 昨年以降、夏休みや連休に実施したところ、県外の鉄道ファンらに好評だったため、観光客をターゲットにホテルなどと提携して行う。環状線の路面電車・セントラムの今月23日開業をにらみ、観光客を呼び戻すのが狙いだ。
 運転体験は、富山エクセルホテル東急での宿泊と組み合わせた企画。富山駅北―城川原を乗車した後、城川原の車両基地内の150メートルの線路を時速10~20キロで往復運転できる。同社によると、国交省へ届け出て運転手が同行するなどの条件を満たしているため、子どもでも参加が可能だという。
 10月のライトレール利用者数は、開業から半年後の2006年同月の8割にとどまる。平日は94・8%と通勤通学の足として定着しているが、休日は64・6%と大きく落ち込んでいる。
 セントラムが開業すれば「1日フリーきっぷ」などを販売して相乗効果が期待できる一方、観光客の足がセントラムに集中することへの不安もあるといい、富山ライトレールは「乗ること自体を目的とする観光客を増やしたい。ライトレールが観光資源になれば、地域も活性化する」としている。1月には同ホテルなどで募集を開始する予定だ。





 モータリゼーションの発達に伴い、市電など路面電車の路線は縮小される一方だったのですが、12月23日に富山市電に環状線セントラムが新設路線として新しく加わりました。
 まあ、新設路線と言っても20分もあれば一回りできる山手線の3分の1の大きさしかありませんし、足腰が丈夫な若い方などは、最初は物珍しさで乗って貰うことができても、あえて本数が少なく本線からあまり離れていない環状線を使うメリットはそれほど多くなく、今度どう継続的に利用し続けて貰えるかが課題になるかと思いますが、中心市街地の活性化はどこの地方都市でも多かれ少なかれ抱えている共通の課題。
 中心市街地に若い方が戻ってきて商業振興にも寄与することができれば、商店街のにぎやかさも取り戻すことができるだけに、この取組は他の地方の中心都市も注目しているのではないかと思います。

 一方、3年ほど前に、路面電車化した富山ライトレール(旧富山港線)も中々面白い取組を検討しているようで…。
 「電車でgo」のような電車運転シミュレーションゲームが大ヒットする中、『一度でいいから電車を運転してみたい!』という潜在的需要はかなり多いと思いますし、それがまだ開業3年目の、未だに写真を撮ろうとカメラ片手にやってくる人も少なくない車両ともなれば、子供達がお休みの休日でなく平日に行っても、かなりの人気になりそうですが、富山ライトレールも随分面白いことを考えますね…。
 富山ライトレールと言えば、旧国鉄時代の富山港線時代は常に廃止の噂がある赤字の常連路線でしたが、今では車両の模型やカレンダ-を発行するなど、民営化の成功例と言っても決して過言ではないでしょうし、地域の生活路線である電車をこのように有効活用することで、地域の足を守る…。こんな取組がもっともっと広まっていくと良いと思います。

結婚情報サービス、1万6千人の会員情報流出

2009-12-26 06:54:48 | Weblog
結婚情報サービス、1万6千人の会員情報流出 2009年12月24日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091223-OYT1T00682.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091223ddm012040005000c.html
 結婚情報サービスの業界大手「ウェブ」(本社・千葉県市川市)の有料会員約1万6000人の個人情報が社外に流出していたことがわかった。
 同社は、元取締役の男性(49)が転売目的で持ち出したとみて、窃盗などの疑いで刑事告訴を検討している。
 同社によると、会員情報は22都道府県の男性約1万1000人、女性約5000人分。住所、氏名、生年月日、連絡先などが含まれている。元取締役が在籍していた2005年頃の会員情報で、当時は全社員が各支社などのパソコン端末から閲覧できたという。
 元取締役は06年8月末に退職した後、無断で社外に持ち出した会員情報の買い取りを同社にメールで要求したという。断ると、昨夏以降、情報転売を持ちかけるメールが同業他社に届くようになり、同社は千葉県警に相談していた。
 元取締役は現在、海外に滞在している。同社は「会員の皆様にはご迷惑をかけ、大変申し訳ない。近日中に文書で経緯を説明したい」としている。同社は1994年設立。全国に26支社・支店を展開している。





 う~ん。結婚情報サービスに登録する方の中には、自分自身が婚活をしていることを周囲に隠し通したい という人も決して少なくありませんし、こういったデリケートな情報の漏洩は真剣に勘弁してもらいたいものですね…(溜息
 私自身は、この手のサービスの利用経験はありませんが、まだ若かりし20代半ばの頃、出会い系パーティに参加するようにイベント会社から執拗な電話勧誘を自宅に受けるようになり本気で閉口した(今思えば、どこからか個人情報が漏れたのでしょうし、ひょっとしたら『知人を紹介したら○千円オフ』といった第三者を巻き込むハタ迷惑なキャンペーンでも行っていたのかもしれません)ものですし、こういった業者を利用する場合は、広告だけを見て判断するのではなく、前評判をネットで調べたり、キャンペーンの進め方などからおおよその企業体質(情報が漏洩しやすい企業体質ではないか)を判断するなど、本当に信頼できる業者なのかを事前調査するといった自衛の意識も必要なのかもしれませんね…。

「世代交代」進められない自民党 また抱腹絶倒苦肉の策

2009-12-26 06:48:32 | Weblog
「世代交代」進められない自民党 また抱腹絶倒苦肉の策  2009年12月24日 ゲンダイネット
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/backnumber/n_jimin3__20091224_16/story/24gendainet02044075/
 貧すれば鈍するとはこのことだ。自民党が、またバカげた制度を導入することになった。
 先の衆院選で落選し、中ぶらりん状態の“大物議員”の救済策として、「存在しない選挙区」の支部長職を新設するというのだ。対象になるのは、山崎拓元副総裁(73)らベテラン10人。
 小選挙区の支部長といえば、本来は次の衆院選での公認候補を意味する。自民党執行部は先月、落選議員のうち、支部長に選任する基準を「公認決定時に65歳以下」で「惜敗率60%以上」と決めたばかりだ。
「これにベテラン議員が『引退勧告か』と反発。弱腰の執行部は引導を渡すこともできず、彼らの処遇に頭を悩ませた結果、苦し紛れに名ばかり支部長職を創設することになった。
 さっそくの掟破りに、若手・中堅の執行部批判が高まっています」(自民党関係者)
 何が何でも国政に返り咲きたい山拓氏は、参院選出馬にも意欲を見せているが、福岡2区が地盤なのに「福岡県衆院支部長」という珍妙な肩書に棚上げされる。「福岡2区支部長」ではないから、公認が前提じゃないというのが、執行部の言い分だ。
 対象者が複数いる東京は、50番台の数字を充てる。例えば、深谷隆司元通産相(74)が「東京都衆院51支部長」、島村宜伸元農相(75)が「53支部長」に就任するといった具合。東京は選挙区が25区まであり、番号が近いと紛らわしいためだ。中山太郎元外相(85)や、中馬弘毅元行革担当相(73)が対象者になる大阪も、50番台の支部長が誕生する。旧国鉄時代、臨時列車には50番台の番号が割り振られていたことを思い出すが、こちらも次の衆院選までの臨時支部長みたいなものだ。「支部長になると、党の窓口として、大口の企業献金が受けられるようになる。落選中の議員にとって、これは大きい。互助会とまでは言いませんが、長年の貢献に対するせめてもの温情でしょう。それに、引退するかどうか決めかねているベテラン議員は、政治活動を続ける猶予期間が与えられます。もし、衆参ダブル選挙にでもなれば、時間をかけて新たな公認候補を探すより、前職の方が有利という声が上がるかもしれない。特例で公認される可能性だってあるのです」(政治評論家の有馬晴海氏)
 総選挙で老醜政治家にノーを突きつけた有権者の声を無視してまでも落選議員を救済するとは、身内に甘い自民党の面目躍如。こんなことをしている限り、党再生なんて夢のまた夢だ。

一律100万円 自民落選議員から寄付金を徴収 2009年12月19日 ゲンダイネット
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_jimin2__20091219_9/story/19gendainet02044021/
「落選者からも上納金を徴収するなんて、アコギすぎる」
 自民党の大阪府連に対して、支部長から怨嗟の声が上がっている。
「自民党府連は毎年、年末になると現職の国会議員から100万円のカンパを募ってきました。今年も各支部長に12月中に支払うよう要請があったようですが、現在、支部長はほとんどが落選中で、困惑しています」(地元メディア記者)
 先の総選挙で、大阪は自民党が壊滅してしまった。19選挙区のうち、小選挙区で勝ち上がったのは13区の西野陽ただひとりで、比例復活も3人だけ。それまで15人いた代議士が4人に減った。現職があまりに少ないため、今回は、落選中の支部長にも要請があったらしい。
 府連関係者によれば、このカンパで例年2000万円以上が集まるという。いったい何に使うのか。
「寄付というか、特別党費として徴収しているもので、府連の運営費などに充てています。国会議員は、衆参ともに一律100万円。金額は違いますが、府市町村会議員からも集めているので、各支部長にもお願いしました。他の県のことは知りませんが、特に珍しい慣習ではないと思います」(大阪府連)
 ある支部長の事務所関係者は、こう言う。「現職なら払えても、落選中の身にはこたえます。選挙でスッカラカンになったのに、100万円なんて工面できません。他県では、国会議員は月5万円程度の特別党費を支払うところもあるようですが、100万円は高すぎます。しかも、寄付金の一部は、府連会長のパーティー資金に充てられるという。府連会長の谷川秀善参院幹事長に直訴して、見直しを要求しています」
 結局、50万円に減額される見込みだというが、ジリ貧の自民党を象徴するような話だ。




 はぁ…(溜息
 民主党が鳩山献金問題で揺れ、公約不実行で国民の不満が高まっている今が 党内を立て直し反攻に出る格好のチャンスだというのに、自民党内部は一体何をわけのわからないことをやっているんでしょうね…。
 大阪では、『落選したらタダの人』となり果てた落選議員からも100万円(あまりにも不満が強いため50万円に減額される見込みだそうですが…)の上納金を徴収しようとする極悪非道ぶりを見せたかと思えば、今度はベテラン落選候補に支部長職の肩書を与えて企業献金が流れる仕組みを作りベテランを超優遇するとはホント何をしたいのだか…(呆れ
 こんなことをやっていては、ますます支持者離れを加速させるだけではないでしょうか…。

 もし自民党が民主党から再度政権を奪い返すとすれば、いかに業界団体から既得権益を奪い庶民にとってフェアな社会を作り上げる方針を示すことができるかにかかっていると思うのですが、何が悲しくて 既得権益の塊のようなベテラン議員を庇い、若手議員の生活を更に苦しめるようなマネをするのだか、全くもって理解不能です!!!
 勿論、年齢だけをもって『若いからOK 70歳を過ぎているから一律除外』とまでは言いませんが、この期に及んでベテランが引退して思いきって若手に任せることができないところに 『変われない自民党の限界』 というものを嫌という程感じさせられます。

(20日の選挙)高知県三原村は杉本氏が返り咲き当選

2009-12-25 05:37:19 | Weblog
(20日の選挙)高知県三原村は杉本氏が返り咲き当選
 高知県三原村は、県西部にある人口1800人程の村で、村長選は4年前の村長選で当時の現職だった杉本嘉宏氏を56票の僅差で破って初当選した現職の久保知章氏に対して、その敗れた前村長の杉本嘉宏氏に加えて、農業経営の沖洋明氏も立候補するこの村の規模としては異例の三つ巴の戦いとなりましたが、
 「基幹産業の農林業の振興、ユズ、露地野菜の生産拡大を図り希望の持てる村をつくる」と訴えた杉本嘉宏氏が621票を獲得し、
 「村を元気にし、明るく楽しくする。そのためには農林業を盛んにする」と訴え474票を獲得した沖洋明氏
 「お年寄りが生涯現役で活躍できる村づくりをする。足元の暗さを解決する」と訴え288票を獲得した現職の久保知章氏 を破り返り咲き当選。
  
 う~ん。一騎打ちで、前回初当選した方が頼りなく? 『やっぱり前任者に任せてみよう』と元村(市町)長が返り咲きすることは時折見られますが、三つ巴以上の争いで現職が最下位で落選する場合、大概不祥事があった等の理由があるものですし、辞職ではなく任期満了による選挙だったのに、正直現職がここまでボロ負けするとは予想外というか何というか…(滝汗
 まあ、この三原村の場合、1967年~75年は東正之氏、75年~83年は中平嘉彦氏、83年~87年は再び東正之氏、87年~91年は再び中平嘉彦氏、91年~97年11月(収賄容疑で逮捕・途中辞職)は三度東正之氏、97年~01年は岡本守世氏、01年~05年は杉本嘉宏氏、05年~09年は久保知章氏と、まるで猫の目のように村長が入れ替わっているだけに、政争の激しい村なのだろうな…とは思うのですが、返り咲き当選した杉本嘉宏氏はどのような村政運営をしてくれるのでしょうか…。

高知県三原村 村長選挙結果
当 621 杉本嘉宏 無元 無職
  474 沖洋明 無新 農業
  288 久保知章 無現 三原村長

(20日の選挙)龍ケ崎市長に中山氏

2009-12-25 05:32:32 | Weblog
(20日の選挙)龍ケ崎市長に中山氏 2009年12月21日 朝日
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000912210003
 龍ケ崎市の市長選、県議補選、市議補選は20日投開票された。新顔3人が争った市長選は、前県議の中山一生氏(47)が、前副市長の油原信義氏(58)、前市議の大野誠一郎氏(59)=いずれも無所属=を破り、初当選した。当日有権者数は6万3106人、市長選の投票率は49・46%(前回43・32%)。
 各候補は財政の安定化や産業振興などを訴え、地盤や職域、人脈が入り乱れた選挙戦を繰り広げた。激戦を制した中山氏は午後10時40分すぎ、同市新町の選挙事務所に現れ、支援者に「最後まで心配したが、市民の皆さんに正しい判断をしていただいた」と語った。同日が結婚記念日だったらしく、「思い出に残る日になった」と喜んだ。
 1期目の県議を辞して名乗り出た中山氏は、防衛庁長官を務めた亡父の地盤を引き継ぎ、手堅く票を固めた。「市政の中枢に長年いた人や、市政を私物化するような人には任せられない」と訴え、亡父の政策秘書として培ってきた人脈と県政とのつながりを強調。半数近い市議の応援も受けて支持を広げた。
 油原氏は40年勤めた市職員を辞職して立ち、前、現の両市長が参列した出陣式で「市政継承」を呼びかけたが、他候補が争点に掲げた「借金財政」に対する批判の声をかわしきれず、及ばなかった。
 連続4度目の市長選挑戦となった大野氏は、現市政の12年間を「借金財政」と指摘。「ハコモノ行政から、市民力を引き出せる市政への転換」を訴えたが、「刷新」を求める有権者の票を十分に集めきれなかった。
 県議補選(被選挙数1)の投票率は49・48%、市議補選(同2)は49・43%だった。


茨城県龍ケ崎市 市長選挙結果
当 12396 中山 一生  47 男 無新 前茨城県議会議員、無職
  10063 油原信義 58 男 無新 元龍ケ崎市副市長、無職
  8390 大野誠一郎 59 男 無新 前龍ケ崎市議会議員、農業、会社役員


 茨城県龍ケ崎市は、茨城県南部に位置する人口7.9万人程の市で、市長選は4年前の前回選挙戦で対立候補を900票差の僅差で制して再選を決めた現職の串田武久氏が出馬を見送ったため、元龍ケ崎市副市長の油原信義氏、前回も出馬した前龍ケ崎市議会議員の大野誠一郎氏、前茨城県議会議員の中山一生氏の3新人が出馬する三つ巴の戦いとなったのですが、
 「県議3年で築いた県とのパイプ、父の時代からの人脈で、龍ケ崎を変える準備は整った。閉塞感がある現状を刷新し、風通しの良い元気な市政を」と訴えた中山一生氏が12396票を獲得し、
 「こういう厳しい時代は行政に精通した人でないと難しい」と強調すると共に、「行政経験を生かしふるさと龍ケ崎を確かな未来につなげていきたい」と訴え串田武久市長のほか、海老原龍生元市長や市議も支援に回り10063票を獲得した油原信義氏
 「今すぐやることと4年以内にやることをマニフェストに掲げた。一番目にやるのは市長の給与と退職金の50%カット。市を変える」と訴え8390票を獲得した大野誠一郎氏
 を破り初当選しました。

 正直実務経験のある副市長の油原氏や市議会議員としての実績もある大野氏の方が、見事初当選を決めた中山氏よりも有利かな…と個人的には予測していたのですが、結果は閉そく感を打ち破ることを期待した市民が中山氏を選択。
 龍ケ崎市と言えば、都市再生機構によるニュータウン開発による急速な基盤整備やたつのこアリーナ(市営体育館)やたつのこフィールド(市営競技場)等の整備の為、2006年度(平成18年度)末時点での地方債現在高比率が214.3%と県内ワースト3で、実質的な債務残高比率も県内ワースト2の285.1%、将来にわたる財政負担比率は251.6%と県内ワースト1と財政状態が厳しいことでも知られ、今後約410億円にのぼる負債の処理が大きな課題となっていますが、新市長となる中山氏はどのような市政運営を行ってくれるのでしょうか…。新市長となる中山氏の行政手腕に大いに期待したいと思います。

(20日の選挙)東久留米市長選 馬場氏が初当選  投票率41・20% 変革訴え激戦制す

2009-12-24 05:24:47 | Weblog
(20日の選挙)東久留米市長選 馬場氏が初当選  投票率41・20% 変革訴え激戦制す 2009年12月21日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20091221/CK2009122102000047.html?ref=rank
 無所属新人の元市議二人の一騎打ちとなった東久留米市長選は二十日投開票され、馬場一彦氏(39)=民主、社民、国民新推薦=が、並木克巳氏(40)=自民、公明推薦=を破り、初当選を果たした。投票率は41・20%(前回41・77%)だった。当日有権者数は九万三千百四十一人。
 午後十時三十分すぎ、同市中央町一の選挙事務所に当選確実の報が伝わると、支持者から拍手と歓声が上がった。馬場氏は「苦しい選挙戦だった。全市民の皆さんのためにも、私が選挙戦で訴えた公約をしっかり守って着実に進めていきたい」と抱負を語った。
 馬場氏は、病気を理由に三選出馬を断念した野崎重弥市長の行政運営を「市民の声を聞かなかった」と一貫して批判。市が進める大型商業施設の誘致計画についても見直しを掲げ、情報公開、市民参加、市民との対話による合意を柱に市政の抜本的変革を訴えた。
 選挙戦終盤には地元選出で民主党の加藤公一衆院議員をはじめ、同党の国会議員が応援に回り、「市政の政権交代」を強調した。
 野崎市長の後継候補の並木氏は「継承と発展」をスローガンに後援会や自公両党の市議団などが組織固めに全力を挙げたが、支持が広がらなかった。

◆計画見直し 手腕に注目
<解説> 東久留米市民は二期八年の野崎市政からの変革を選択した。
 馬場氏が計画の見直しを公約に掲げた大型商業施設誘致は、五年前に野崎市長が表明。計画では、民間が所有するグラウンド跡地五・五ヘクタールに、千七百台分の駐車場を備える。現状の用途地域のまままでは建設できないため市は都市計画法に基づいた地区計画を策定する手続きを進める。
 計画の当初から住環境の悪化や、小規模商店が受ける打撃への懸念があり、市議会で度々、計画の中止を求める陳情が市民から提出された経緯がある。
 馬場氏の当選により、見直し作業が進められることになりそうだ。しかし選挙戦で馬場氏は、具体的な代案を示すことはなかった。大型商業施設を望む声も市民の中に根強くあり、馬場氏がどのような決断を下すか、手腕が注目される。

東京都東久留米市 市長選挙結果
当 19716 馬場一彦 39 男 無(民主、社民、国民新推薦)新 市議会議員
  18252 並木克巳 40 男 無(自民、公明推薦)新 市議会議員



 東京都東久留米市は、練馬区に隣接する人口11.6万人程の市で、4年前の前回選挙で900票の僅差で対立候補を退けた現職の野崎重弥氏が出馬を見送ったため、
市長選は野崎市長の流れを組む自民・公明が推薦する40歳の並木克巳氏と、民主・社民・国民新党が推薦する39歳の馬場一彦氏の若手新人対決となったのですが、
 商業施設の誘致を一例に「野崎市政は市民と対話をせず、強引に行政運営を進めてきた」と批判すると共に計画の見直しを主張して市民参加を軸にした市政変革を訴えた馬場一彦氏が19716票を獲得し、
 「野崎市長が進めた行財政改革を継続し、将来の歳入減や高齢化などに備える必要がある」と訴えると共に、野崎市長が取り組んできた大型商業施設誘致については「誘致を市全体の活性化の第一歩にしたい」と野崎市長の後継を強調し18252票を獲得した並木克巳氏 を1464票差で退けて見事初当選を決めました。
 それにしても、市民が現政権からの変革を選んだことで、気になるのは焦点となっているイオンの誘致計画がどうなっていくのかということ…。
 今は、イオンの経営そのものも急速に厳しくなっているだけに、もし市が誘致反対に舵取りを切り替えれば、出店計画そのものが見直しになる可能性が高いと思いますが、SC誘致に代わる産業誘致をどう行っていくのか…。
 多摩地区と言っても練馬区に隣接するなど、決して都心部からそう遠く離れていないだけに、工場を誘致するのも環境面から難しいと思いますし、新市長がどう市政の舵取りを行っていくのか注目を集めることになりそうな気がします。

(20日の選挙)相馬市長選 立谷氏が3選 財政再建の実績強調 /福島 

2009-12-24 05:21:07 | Weblog
(20日の選挙)相馬市長選 立谷氏が3選 財政再建の実績強調 /福島 2009年12月21日
毎日 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091221-00000038-mailo-l07
読売 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20091220-OYT8T00891.htm
福島民友 http://www.minyu-net.com/news/news/1221/news1.html
 任期満了に伴う相馬市長選は20日投票が行われ、同市中村の「スポーツアリーナそうま」で即日開票された結果、無所属現職の立谷秀清氏(58)が、無所属新人で前市議の根岸利宗氏(52)を破り、3選を果たした。当日有権者数は3万866人、投票率は69・77%だった。
 立谷氏は現職の強みを発揮して選挙戦を有利に展開。当選確実の情報が同市内の事務所に寄せられると、支持者から大きな拍手と歓声が起こった。立谷氏は「今までの行財政改革に信任をいただいたことに感謝したい。今後4年間も、市の経営体質を悪化させることなく、景気対策などの課題解決を着実に実行したい」と語った。
 選挙戦では、県議や市議、農協や漁協などの支援を受けた。市内約60の後援会を軸に集会を開き、財政再建に取り組んだ2期8年の実績を強調。公約には▽市民会館建設▽市道整備促進▽小中学生の医療費無料化▽ごみ焼却場の建設前倒し--などを挙げた。
 民主党支部の推薦を受けて市政交代を目指した根岸氏は同市内の事務所で「私の力不足だが、訴えに間違いはないと確信している。今後、相馬市のために市政のいい所は尊重し、悪い所はおくせず指摘する」と話した。
 選挙戦は、街頭演説を主体に展開。前市長の今野繁氏の支援も受けた。公約には、一定数の署名があれば必ず実施する住民投票制度の新設などを掲げた。

当 12025 立谷秀清 58 男 無現 相馬市長、医師
  9358 根岸利宗 52 男 無新 前相馬市議、会社役員


 福島県相馬市は、県の北東部に位置する人口3.8万人弱の市で、市長選は8年前の前々回選挙選で当時の現職を破り、4年前は無投票当選した現職の立谷秀清氏に対して、民主党の支援を受けた前相馬市議の根岸利宗氏が挑戦しましたが、
 「市の経営を安定させ、経済対策を打つ。危機的な状況に対応できるだけの体力はつけてきた」と財政再建を進めた2期8年の実績を強調すると共に、『市民会館建設、市道整備促進、小中学生の医療費無料化、市内を回る「福祉巡回車」の運行、ゴミ焼却場の建設前倒しなどを挙げ、「産業や経済、市民生活を安定させることがテーマだ。一部は年明け早々にも取りかかりたい」』と訴えた現職の立谷秀清氏が12025票を獲得し、
 現市政を「トップダウン式の政策決定が多く、市民の意見が市役所に届いていない」と批判し、一定数の署名があれば必ず実施する住民投票制度の新設、市長報酬の50%カット、大学進学を希望する若者のために返済義務のない奨学金制度の創設、企業誘致によって4年間で400人の雇用創出 などを公約に掲げ前市長の今野繁氏や民主党の国会議員も支援に回り9358票を獲得した根岸利宗氏氏を破り3選を決めています。

(20日の選挙)平田氏3選果たす、関川村長選 新潟

2009-12-24 05:17:23 | Weblog
(20日の選挙)平田氏3選果たす、関川村長選 2009年12月21日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/7273.html
 任期満了に伴う関川村長選は20日投票が行われ、即日開票の結果、現職の平田大六氏(75)=無所属=が、前村議で新人の中倉虎治氏(63)=同=を千票以上の大差で制し、3選を果たした。
 ともに合併ではなく自立した村政を掲げた戦い。自立のための基盤づくりをはじめとする2期8年の実績を訴えた平田氏の安定感が評価された格好だ。平田氏は村議の大半の支援を受け、手堅く票を固めた。

新潟県関川村 村長選挙結果
当 2931 平田大六 無現
  1801 中倉虎治 前関川村議会議員 


 新潟県関川村は、県東部に位置する人口6500人程の村で、村長選は2001年12月から2期8年現職を務めた平田大六氏に対して、前関川村議会議員の中倉虎治氏が挑戦したのですが、
 地産地消、地域力の維持と向上、少子高齢化の三つの柱を掲げ「来年に控える小学校統合後も学校に代わる地域力を考えていく」と訴えた現職の平田大六氏が2931票を獲得し、
 人口減少が続く村に、産業振興や企業誘致で働く場を増やすなど活力ある村づくりを進めたいと主張し、「村民のための村政を」と訴え1801票を獲得した中倉虎治氏に1000票以上の大差をつけて再選を決めました。
 再選された平田氏は年齢がやや高いことあり、どうなるかな…とも思っていたのですが、村民は実績のある平田氏を選択。両候補とも合併を否定して自立した村政を掲げていたことから大きな争点もなかったのではないかと思いますが、再選された平田氏は次の4年間でどのような実績を残してくれるのでしょうか…。

阿久根市長「腐った枝、刈らないと」 障害者の記述巡り

2009-12-23 08:00:48 | Weblog
阿久根市長「腐った枝、刈らないと」 障害者の記述巡り 2009年12月22日
朝日 http://www.asahi.com/national/update/1221/SEB200912210037.html
毎日 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091222k0000m040104000c.html
 自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記述し、障害者団体などから批判を浴びた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が21日、福岡市内での講演でこの話題に触れ、「木の枝の先が腐れば切り落とす。そうしないといけない」「表現として厳しいが刈り込む作業をしないと全体が死ぬ」などと発言した。
 講演後の記者会見で竹原市長は「『腐った木』とは障害者を指したのか」と聞かれ、「違う」と否定。「どういう意味だったのか」と繰り返し質問を受けたが、「答えない」「新聞は言葉狩り」などと言って回答を拒んだ。
 講演会は、福岡市内の民間信用調査会社が企画。集まった会社経営者ら約20人を前に、竹原市長は約40分間、マイクを握った。
 講演では障害者に関する記述について「差別と言われるが、ああいう視点は私にはわからない」と批判を無視。自らの死生観に触れ、「みなさんもいずれ死ぬ。植物を考えればわかる。葉っぱや花が散って土壌になる。私たちは葉っぱ、枝」などと表現。その上で「社会は木を育てるようにしないといけない。木の枝の先が腐れば切り落とす。全体として活力のある状態にする」などと語った。
 障害のある子どもの世話の大変さにも触れながら、「社会をつくることは命の部分に踏み込まないとダメ。表現として厳しいが、刈り込む作業をしないと全体が死ぬ。壊死した足は切り取らないと。情緒で社会をつくることはできない」とも語った。
 講演では、障害者に関する発言のほか「問責決議を受けたが、慣れているのでなんともない」「団体交渉に従う義務はない」などと発言した。
 竹原市長はさらに持参したウクレレで自作の替え歌も披露。反対派の市議会議員に対して「市長下ろしを考える 次の選挙は忘れてる」、市役所職員には「定期昇給考える 退職手当を考える 組合運動考える」などと皮肉り、自身の仕事については「裁判対策考える あ~やんなっちゃった」とおどけた。講演後、聴衆からは拍手が起こった。
 ブログでの障害者の記述は現在、「修正中」となっている。

竹原市長演説の該当部分の詳細は以下の通り
 「この間の障害者の件で、差別と言われるが、ああいう視点は私にはわからない。命は一つだと思っている。人間も動物も地球も。そういう感覚がある。なんでああいう言い方するのか。考えていくと、みなさんは生と死をわけている。今までたくさんの人が生まれて死んだおかげでみなさんがいる。みなさんもいずれ死ぬ。死と生が一体」 「植物を考えればわかる。葉っぱや花が散って土壌になり、木を育てる。私たちは葉っぱ、枝。その中で、権利とかいうことで、より多く自分のところに養分よこせと言っている。たまたまいろんな役割をしているのに。葉っぱは葉っぱ、枝は枝。人生は金取り競争ではいけない。勝ち組、負け組を分けられない。生ごみ残して死ぬだけと、なんで了解できないのか」
 「社会は木を育てるようにしないといけない。木の枝の先くされば切り落とす。そうしないといけない。全体として活力ある状態に。ゆうべ、日テレで『アラームにかこまれた命』というのをやっていた。NICUで未熟児で障害児が生まれてしまった。それをどんなことしても生かす医療システムがある。のどにも胃にも穴をあけて、24時間見張る。栄養はチューブで入れる。そこで2年間。病院の扱いがひどくて、お母さんが家につれて帰る。お母さんは眠れない。2年半も。そういうことやっていいのか。それを止めるのは殺人となる。私のところに今回の件でメールがきた。こういう状態の人から。疲れて寝てしまった間に死んでしまったと。そういうのがけっこうある」
 「要は、社会をつくるということは、命の部分にふみこまないと駄目。表現としてきびしいが刈り込む作業しないと全体が死ぬ。壊死した足は切り取らないと。それで全体を生き残らせる。誰も踏み込まないから、命が失われつつある。それが今の政治、社会の現実。情緒で社会をつくることはできない」





 で、その渦中の人である阿久根市の竹原市長は、今度はわざわざ演説会を開いて「腐った枝、刈らないと」発言です…(絶句
 一瞬、『竹原市長のお面をかぶった田母神俊雄元航空幕僚長か文部科学大臣をクビになった中山成彬氏あたりがしゃべっているんじゃないか???』などというバカげた考えが、私の頭の中に浮かんでしまったのですが、どうして保守バリバリの人って、他人を思いやることができないんでしょうか…(溜息
 『自分自身や大切な家族が同じ立場に追い込まれたら同じ発言ができるのか…』 こういった強硬発言をする輩には、ついそんな意地悪な質問をぶつけてみたくなります。

阿久根市元係長、12月給与も支払われず

2009-12-23 07:54:55 | Weblog
阿久根市元係長、12月給与も支払われず 2009年12月22日  読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091222-OYT1T00842.htm
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、市庁舎にあった職員人件費の張り紙をはがした元係長の男性(45)を懲戒免職処分にし、鹿児島地裁が処分の効力停止を決定した後も復職させていない問題で、市は給与支給日の21日、男性に給与を支払わなかった。
 市総務課は「市長から支払うよう指示がないため」と話している。
 市は男性に11月の給与や冬のボーナスも支払っておらず、男性は市を相手取り、未払いの給与やボーナスを請求する訴訟を同地裁に起こしている。



 ん…。『本来民間企業を取り締まる側にいるお役所が賃金未払いをやってどうする!』と思わず突っ込みの一つも入れたくなりますし、そのお役所が賃金未払いを堂々とやっているようでは、県の労働局や労働基準監督署も、事業所への指導を行おうにも全く説得力がないと思うのですが、どうして県や地元の監督署はこの問題に介入しようとしないんですかねぇ…。
 竹原市長とその取り巻きは、この元係長を兵糧攻めにして、自ら辞めるように仕向けるもくろみなのだと思いますが、地方公務員から見れば『明日は我が身』となる自分自身の問題と捉え、当然地元ではこの職員の生活を支援するカンパの一つもやっているでしょうし、元係長が提起している未払いの給与やボーナスを請求する訴訟で勝訴することになれば(まあ、当然勝訴するでしょうね…)、竹原市長だけでなく、不払いを続けた阿久根市の姿勢そのものにますます批判が高まることは確実。
 どうみても、ゴネるメリットがあるとは思えないのですが、どこまでこの不毛でムダな争いは続くのでしょうか…(溜息

 竹原市長だけでなく、阿久根市そのものへの不信感が高まれば、最悪阿久根市内の民間企業が取引先企業からの仕入れについて手形決済から現金決済への変更を余儀なくされたり、あるいは阿久根市産の農産物が売れなくなるといった実害も出てきかねないとも思うのですが、風評被害が出てからでは手遅れ(市長と一部の取り巻きがが暴走しているだけならまだしも、市民に実害が出てはたまったものでもありませんし、市にとっても税収減になるリスクがあります)。
 竹原市長とその取り巻きも、いい加減つまらないプライドは捨てて、今阿久根市が置かれている現実をもう少し真剣に考えて欲しいものですね。

ドバイ・ワールドの負債総額は400億ドル、1月半ばに債務返済一時停止を要請へ

2009-12-22 06:56:56 | Weblog
ドバイ・ワールドの負債総額は400億ドル、1月半ばに債務返済一時停止を要請へ 2009年12月22日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT855632220091221
 ドバイ首長国の政府系持ち株会社ドバイ・ワールドは債権者との会合で、負債総額が400億ドルに達しており、来年1月半ばにスタンドスティル(債務返済の一時停止)を要請する
ことを明らかにした。銀行筋が21日、述べた。
 債権者との会合に出席した同筋は「ドバイ・ワールドは(スタンドスティルが)1月末に実行されるよう、要請を1月半ばに行いたいようだ」と指摘。また今回のケースは「友好的な債務再編」になるとの見通しを示し「ドバイ・ワールドは、債権者と自社の双方のためになるよう、努力をしている」と述べた。
 同筋によると、ドバイ・ワールドが具体的な数字を示したのは今回が初めて。
 ドバイ・ワールドは債権者との会合で、傘下の不動産開発会社、ナヒールの負債が約90億ドルにのぼることを明らかにした。
 ドバイ・ワールドは11月25日、260億ドルの債務返済の一時停止を要請。世界の市場に衝撃を与えた。その後、アブダビ首長国がドバイに100億ドルの支援を実施。ナヒールの41億ドルのイスラム債がデフォルトに陥る事態は回避された。

UAEかアブダビ、2010年にドバイ支援する可能性ある 2009年12月22日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK855591820091221
 アラブ首長国連邦(UAE)のマンスーリ経済相は21日、ドバイが今後、アラブ首長国連邦政府、もしくは、アブダビ政府から追加支援を受けるかもしれない、との考えを示した。ドバイは2010年に新たな債務の償還に直面する。
 UAE政府は来年、ドバイに対して追加支援を行うかとの質問に対して、同相は、状況を見極めるとし「この問題は適切な方法で検討する必要がある。検討し、それに基づき、連邦レベル、もしくは、地域レベルで回答が出される。なぜなら、われわれは、互いに切り離すことができないひとつの経済という認識をもっているからだ」と述べた。



 ドバイ・ワールドの負債総額が400億ドルに達していて、来年1月半ばに債務返済の一時停止を要請することがわかりました。
 まあ、混乱を避けるためにも、一定期間の債務返済一時停止は避けられないのでしょうが、この一時停止が長期間にわたるようだと金融市場にも不安が高まるでしょうし、今後新興国や先進国でもアイスランドなど金融立国と呼ばれていた国々、ギリシャのように財政問題が危ぶまれる国への資金繰り懸念を予測する上でも、このドバイの動きは引き続き注視されることになりそうな気がします。

千円高速「ガス欠」急増 増える渋滞、減るスタンド

2009-12-21 06:08:48 | Weblog
千円高速「ガス欠」急増 増える渋滞、減るスタンド 2009年12月20日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/1219/TKY200912190389.html
 高速道路の大幅な割引が始まった今春以降、高速道路を走行中に燃料がなくなった自動車から日本自動車連盟(JAF)に出動を求めるケースが急増している。割引で利用者が増え、渋滞が多発した影響という。景気低迷で高速道のガソリンスタンドが減っていることも、追い打ちをかけているようだ。
 「予想外の渋滞でガソリンがなくなってしまった」「なんとかパーキングエリアまでたどり着いたが、次の給油所までもちそうもない」。JAFには4月以降、高速道を走行中の会員からのこんな連絡が相次いでいる。
 いまのところガス欠による事故の報告はJAFに寄せられていないが、走行中に本線で止まれば追突される恐れがある。故障などで路肩に停車中の車が追突された例は過去にあり、極めて危険だ。
 JAFによると、燃料切れによる出動はここ数年、減少傾向にあった。ところが、高速道で「一律千円」の割引が始まった3月末以降、状況は一転した。4月は前年比約11%増の1289件。割引のある土曜、日曜が突出して多い。その後も前年を上回るペースで出動が続き、夏休みの8月には1769件で前年を25%も上回った。お盆期間(8~16日)に限ると36%も増えている。単に高速利用者が増えただけではなく、「これまで高速道を使うことが少なかったドライバーが、燃料消費のペースを読み違えた」といったケースもあるという。
 さらに、最近の給油施設の減少も関係しているとJAFはみている。
 高速道路各社では旧日本道路公団時代からの指針で、おおむね50キロごとに給油施設があるサービスエリア(SA)を設置してきた。しかし、最近は景気低迷や原油価格の高騰で、採算がとれなくなった給油施設の閉鎖が相次いでいる。東北自動車道の下りでは今年3月末、花輪SA(秋田県)の給油施設が閉鎖された。これにより、岩手山SA(岩手県)から青森東インターチェンジ(IC)まで、約156キロも給油施設がない状態になっている。東日本高速道路の管内では05年以降、8カ所の給油施設がなくなった。
 九州・沖縄でも今春、24カ所のうち7カ所が休止や廃止に。九州自動車道下りの宮原SA(熊本県)から宮崎ICの約140キロなどで給油施設がなくなった。JAFによると、こうした「空白地帯」でガス欠を起こすケースが目立っている。西日本高速道路は「利用の少ない給油施設はやむなく閉鎖したが、残っている施設はできる限り維持してゆきたい」と話している。
 気温が下がる12月は、バッテリーがあがってしまうトラブルに対応する出動がもっとも多い季節でもある。JAF広報部は「万が一のためにJAFが控えているわけだが、安全のためにも高速の利用前に燃料の残量と、バッテリーの状態をチェックして」と呼びかけている。



 ほぉ。これまでも、『高速走行中にガソリン切れになってJAFを呼んだ』という話を聞いたことはありましたし、プライベートでは車に乗らない私などは、正直『なんてどん臭い…(溜息 高速に乗る前に燃料を補給するのは常識以前でしょうに…。』などと呆れ果てていたのですが、実は最近のトラブル事例の中には、予想を超える混雑による燃費の読み間違い以外にも、実は150キロもガソリンスタンドがない区間が存在するなど、ドライバーの予想を超える事態に運営する側が追い込まれている裏事情もあるようですね…(吃驚
 まあ、普通の道ならば、余程の田舎でもなければ、燃料切れになる前にメーターの残量に気が付いて、近くのガソリンスタンドに駆け込むところなのでしょうが、高速道路の中ではサービスエリアやパーキングエリアくらいしか退避する場所もありませんし、それこそ近くのガソリンスタンドまで一走りすることは論外ですが、これから寒くなる中、長期間エアコンを使えない状態で待ち続けることになれば、一歩間違えばドライバーだけでなく、同乗者の体調まで崩しかねないだけに、高速道路を使って帰省するドライバーの方々達は、トイレの心配だけでなく、燃料切れにのリスクにも細心の注意を払って欲しいと思います。

世間は所得制限導入賛成派が多いものの… 子ども手当 所得制限はいいことなし ?

2009-12-21 06:03:02 | Weblog
子ども手当 所得制限はいいことなし  2009年12月20日 日刊ゲンダイ
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_hatoyama_ministry2__20091220_7/story/20gendainet02044038/
 衆院選の目玉政策だった民主党の「子ども手当」に所得制限がかけられる方向になった。財政難が理由だが、鳩山首相は考え直した方がいい。
 子ども手当は、0歳児から中学卒業の15歳まで1人月額2万6000円(来年度は1万3000円)を支給する制度。所得制限の限度額はこれから決めるというが、現在の児童手当と同程度とすると、800万~1000万円がボーダーラインになる。
「年収800万円の家庭が子ども2人で年間62万4000円もらえると喜んでいたのが、すべてチャラ。それどころか扶養控除の廃止が実施されれば年間10万円以上の増税になるのです」(ファイナンシャルプランナー)
 「子ども手当」に拍手して民主党へ投票した高所得層はガックリ、ブーイングは必至だ。そればかりか、所得制限には問題山積である。
 「納税者番号制度がない現状では、所得を把握するための事務作業に膨大な手間がかかる。既にやっている児童手当では、人口50万人規模の自治体で毎年400万円の経費がかかり、全国の自治体で毎年数十億円使っている。児童手当は小学生までだが、子ども手当は中学生まで人数が増えるので、さらに手間がかかります」(自治体関係者)
 イジメも心配だ。子ども手当をもらえる家庭は所得が低いということになり、学校でイジメのネタにされてしまいかねない。少子化対策が目的なのに、もらった家の子どもがイジメの対象になっては、本末転倒というものだ。経済評論家の山崎元氏もこう言う。「仮に800万円で所得制限となったら、年収810万円の人が11万円所得を減らして子ども手当をもらった方が得だと考えかねない。自営業者は収入をごまかそうとするかもしれません。制度はシンプルな方がいい。所得制限を設けないで、高額所得者からは累進税率を上げて税金で取ればいいのです」
 ほんの1カ月前まで、鳩山首相は「所得制限を設けないのが基本理念」と大ミエきっていた。この問題だけはブレない方がいい。


子ども手当に所得制限「賛成」72%…読売調査 2009年12月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091219-OYT1T01242.htm
 読売新聞社の緊急全国世論調査で2010年度予算編成について聞いたところ、ガソリン税などの暫定税率維持に賛成する人は52%で、反対の33%を上回った。
 中学生まで支給する「子ども手当」に所得制限を設けることには「賛成」が72%に達し、「反対」は22%にとどまった。
 民主党は衆院選の政権公約(マニフェスト)で、暫定税率廃止を明記し、「子ども手当」は所得制限をしない前提で示していた。国民の多くは、景気低迷や国の厳しい財政状況を理解し、こうした目玉政策の修正も容認する現実的な判断を示したと見られる。
 暫定税率の維持については、「賛成」と答えた人が男女、各年代とも5割前後となり、すべてで多数を占めた。民主支持層に限ってみても賛成55%が反対33%より多く、政権公約の修正を認める人が多数だった。
 「子ども手当」への所得制限については、子育て世代に当たる30歳代で賛成が75%、40歳代でも72%に上った。民主支持層でも賛成79%が反対16%を大きく上回っている。「子ども手当」に対しては「バラマキ政策だ」という批判もあり、実施に際しては何らかの歯止めが必要だとの認識が大勢と言えそうだ。





 別に私が原稿を書いたわけでもありませんが、まさにわが意を得たりという記事があったので、当ブログでも紹介したいと思います。
 読売新聞の調査では子供手当に所得制限を設けることに賛成の方が72%と多数を占めたようですが、所得制限を設けるということは、当然ながら手当を貰う方から所得を証明する書類を受け取ることになりますし、一定規模以上の自治体ならば専任の事務処理担当者を張り付けることで固定人件費がかかり、また既存のシステムをそのまま利用することもできないため、巨額のシステム投資費用もかかり、また年収を証明する書類を受け取る役所の側も(現行の児童手当の対象者以上の方を対象にすることから)その庶民から受け取った書類の保管場所に困り、途方に暮れることになるのではないでしょうか…。
 まして、年収2000万円を支給制限のボーダーラインにした日には削減できる費用は数十億円レベル。どうせ所得制限を導入するならば、数千億円レベルの削減ができなければ意味がありませんし、『高額所得者の累進税率を上げて税金で取る』ことができるかどうかは別にしても、他にもお金持ちしか買わないような商品に対して納税者番号制が導入されるまでの期間限定で特別課税するなど、『高額所得者には一旦は支給するけど、実質的に回収する仕組みを作ればいい』だけの気がします。

自立路線の高野忠房氏が初当選 麻績村長選

2009-12-21 06:00:06 | Weblog
自立路線の高野忠房氏が初当選 麻績村長選 2009年12月21日 信濃毎日
http://www.shinmai.co.jp/news/20091221/KT091219ATI090009000022.htm
 任期満了に伴う東筑摩郡麻績村長選は20日投開票され、新人で元村助役の高野忠房氏(61)=無所属、日(ひ)=が、現職の飯森文治氏(60)=無所属、日=を破り、初当選した。選挙戦は2005年の前回選同様に、隣接する同郡筑北村との合併の是非が争点となり、有権者は自立路線を主張した高野氏を支持した。
 村は04年、坂井、坂北、本城の旧3村(現筑北村)との合併協議から離脱して自立を選択した。高野氏は合併推進を掲げる飯森氏に対し、新合併特例法が来年3月末で期限切れとなることなどから利点はないとして、「当面の自立」を主張。合併よりも村づくりを優先させると訴え、若い世代を含めて浸透した。
 前回選で自立を訴えた現職を破って当選した飯森氏は、小中学校の統廃合など共通の課題解決のために筑北村との合併は必要と強調した。だが、借金返済の負担度を示す実質公債費比率が筑北村の方が高いことなどから合併に懸念を示す村民も目立ち、広がりを欠いた。
 投票率は87・72%で、前回選の86・87%を0・85ポイント上回った。

長野県麻績村 村長選挙結果
当 1268 高野忠房 男 無新 元助役、農業
  1045 飯森文治 無現 麻績村長


 長野県麻績村は、長野市に隣接する人口3000人弱の村で、村長選は4年前の前回選挙で当時の現職を99票の僅差で破って初当選した現職の飯森文治氏に対して、
元助役の高野忠房氏が挑戦しましたが、
 合併よりも村づくりを優先することを訴えた高野忠房氏が1268票を獲得し、
 小中学校の統廃合など共通の課題解決のために筑北村との合併は必要と合併推進派で1045票を獲得した飯森文治氏を破り初当選。

 ちなみに、この合併問題。「筑北地方」と呼ばれる本城村・坂北村・坂井村との対等合併の協議が議論され2002年には任意合併協議会が開始され、2年を経て後は調印するだけの段階まで進んでいたものの、当時麻績村長だった依田政人氏が突然法定協議会からの離脱を表明。
 まあ、3村で合併したところで、人口規模は6000人程で町制施行に関する人口要件(長野県の場合、8000人以上)を満たすことはできませんし、本城村が事前協議を経ないまま合併前の駆け込み事業を進めてしまうなど、当時県内の市町村で三番目に低い公債費比率(8.6%)と健全な財政を維持していた麻績村と三村での財政格差による合併後の財政面での負担の可能性もあったことから、私もどうせ一緒になるのならなら、まだ県都長野市と一緒になる方が良いのではないか…と思っていたのですが、村民は再び合併慎重派を選択。新村長となる高野氏はどのような村政運営を行ってくれるのでしょうか…。