「高度医療が障害者生き残らす」阿久根市長がブログに 2009年12月4日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/1203/SEB200912030025.html
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」などと記載し、障害者や家族の団体などが反発している。市議会でも市長に説明と謝罪を求める動きが出ている。
ブログの記述は11月8日付。医師不足の問題で医師会を批判する内容に続き「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果、擁護施設に行く子供が増えてしまった」「『生まれる事は喜びで、死は忌むべき事』というのは間違いだ」(原文のまま)と記載した。
さらに同9日付のブログには、読者の「高度医療のために機能障害を持った子を授かり、その子の成長に関わり、高い精神性を求められている方々にこの言葉はあんまりです」とするメールに答える形で、「慎重さを欠く見解に見えたかもしれない」としつつ、「(技術を)乱用すれば多くの人々に高い精神性が必要な厳しい生活を強いる。これでは残酷な社会を作る事になる」と持論を展開した。
知的障害者の家族らでつくる「全日本手をつなぐ育成会」(東京)の大久保常明常務理事は「障害者は社会の負担だと強調されているようだ。共生社会に進んでいる時計の針を戻す発言。これからの地域福祉が心配だ」と話した。阿久根市身体障害者協会の役員も「どういう意図なのか理解できない」と反発している。
市議会一般質問で見解を聞くという木下孝行市議は「差別があまりにひどすぎる。見過ごすわけにはいかない」と謝罪を求める構えだ。
阿久根市長、ブログで物議…障害者家族ら反発 2009年12月3日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091203-OYT1T00024.htm
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が自身のブログ(日記形式のホームページ)に「高度医療が障害者を生き残らせている」などと、障害者の出生を否定するような独自の主張を展開している。
障害者団体は反発、市議会でも追及の動きが出るなど波紋が広がっている。
ブログは11月8日付。深刻化する医師不足への対応策として、勤務医の給料を引き上げるべきだとの議論に対し、「医者業界の金持ちが増えるだけのこと。医者を大量生産してしまえば問題は解決する。全(すべ)ての医者に最高度の技術を求める必要はない」と批判。
そして、「高度な医療技術のおかげ」で機能障害を持ち、昔の医療環境であれば生存が難しい障害児を「生き残らせている」などと述べ、「『生まれる事は喜びで、死は忌むべき事』というのは間違いだ」と主張している。
知的障害者の家族でつくる「全日本手をつなぐ育成会」(本部・東京、約30万人)の大久保常明・常務理事は「人類繁栄のため、優れた子孫だけを残そうとするかつての優生思想そのもの。命の重さを踏みにじり、公人の意見とは思えない」と批判。
阿久根市身体障害者協会(約1050人)の桑原祐示会長も「差別意識も甚だしい」と反発、役員会で対応を協議し始めた。
同市議会の木下孝行市議も市長に説明と謝罪を求め、14日から始まる市議会一般質問で追及する。
竹原市長は取材に対し、「養護学校に勤めている人から聞いた情報をそのまま書いた。事実と思う。障害者を死なせろとかいう話ではない」と説明している。
阿久根市長、持論曲げず 「生き残らせる」発言 2009年12月4日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/1204/SEB200912040011.html
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記載し、障害者団体などが反発している問題で、竹原市長は4日、朝日新聞などの取材に応じ、「いつまでも無理やり生かす医療になっている。人間の生まれるところ、消えていくところまでコントロールできる社会となっている。神の領域まで人間が踏み込んでいる」と高度医療のあり方に疑問を呈した。
市によると、今回のブログに対する抗議の電話やメールが4日夕までに146件あったという。竹原市長は「感情的な反応だと思う。一方で私の意見に賛同するメールも(数件)きている」と述べた。
阿久根市長に抗議150件 障害者否定ブログ記載 県教委が調査開始 2009年12月5日 西日本新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000004-nnp-l46
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が自身のブログ(日記風サイト)に「高度医療が障害者を生き残らせている」などと障害者の出生を否定するかのような記載をした問題で、同県教委が経緯などについて調査を始めた。同市役所には、抗議の電話やメールが約150件相次いでいる。
県教委によると、ブログの記載は問題として、3日、事実関係を問い合わせた。竹原市長から4日に「養護学校(特別支援学校)に勤める人の話を聞き、自分もそうだと思ったので書いた。誰が言ったかは答えない」との回答があったという。「事実とすれば、発言者を確かめる必要がある」として、引き続き市に回答を求めている。
竹原市長は障害者の記述について、報道陣に対し「事実は事実。感情的な反応は分かるが、医療が人の生死をコントロールできる神の領域に踏み込んでいる」と述べ、謝罪や撤回する考えは示していない。
一方、市によると、この記述に関する意見は4日午後5時までに電話88件、メール51件、ファクス4件、電報3件。大半が「市長は謝罪して辞職するべきだ」といった抗議だったが、賛同意見もあったという。
この問題では、14日からの市議会一般質問で市議3人が取り上げる予定。竹原市長は「チューブにつないで無理やり生かすのも医療。切りましょうという判断を政治的にどこかでしないといけない」とも話している。
■天皇批判も記述 市議が問題視
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が2年前、自身のブログ(日記風サイト)に「天皇家はどこの馬の骨とも分からない家系」と記載し、現在も削除していないことが分かった。一部市議が「市長の現在の認識を問いたい」として、14日からの市議会一般質問で見解をただす予定という。
記載は市議時代の2007年6月7日付。明治天皇は伊藤博文が手下とすり替えたとし、「今の天皇家はまさしくどこの馬の骨とも分からない家系。昭和天皇が終戦時に国民を配慮した気配は全くない。ひたすら私財の保全にだけ心血を注いだ」などと記している。
竹原市長は取材に「歴史的事象はどの情報を真実として考えるか、その人のセンス。市長の立場で説明すべきでない場合もある」と話している。
阿久根市の竹原市長が、市の職員だけでは飽き足らなくなったのか、今度は障害者及びその支援者や家族を相手にケンカを売っています…(激呆
まあ、当人のブログを読んでいると、障害者を狙い撃ちしたというよりは、医療問題について触れたかったようですが、かといって立場の弱い人を貶める発言が許されるはずがありませんし、彼の言い分では、先天性の障害を持つ方の命の存在を真っ向から否定することになりますが、どうもこの輩は『自分が選ばれた特別の存在』とでも勘違いしているのか、選民意識が強すぎるあまり、立場が弱い方への配慮が著しく欠けるように思います。
保守バリバリのタイプの中には、多様な価値観を認めることができずに、何がなんでも自分の意見に従わせようとあらゆる手段を用いて他人を従属させたがる輩がいますが、そんな輩程、自分と意見が合わないものは全力で排除したがるもの。そんな人間が権力を握れば、遠からずその組織はYESマンばかりの恐怖政治がはこびる居心地の悪い組織になり果ててしまうでしょう…。
私には、この輩は組織のリーダーにはどう見ても不向きとしか思えないのですが、100歩譲って阿久根市の市政改革が必要不可欠だとしても、彼に貴重な1票を投じた阿久根市民の方には『本当にこの男が市の最高経営責任者であり続けていいの?』と本気で問い正したくもなりますね…。
http://www.asahi.com/national/update/1203/SEB200912030025.html
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」などと記載し、障害者や家族の団体などが反発している。市議会でも市長に説明と謝罪を求める動きが出ている。
ブログの記述は11月8日付。医師不足の問題で医師会を批判する内容に続き「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果、擁護施設に行く子供が増えてしまった」「『生まれる事は喜びで、死は忌むべき事』というのは間違いだ」(原文のまま)と記載した。
さらに同9日付のブログには、読者の「高度医療のために機能障害を持った子を授かり、その子の成長に関わり、高い精神性を求められている方々にこの言葉はあんまりです」とするメールに答える形で、「慎重さを欠く見解に見えたかもしれない」としつつ、「(技術を)乱用すれば多くの人々に高い精神性が必要な厳しい生活を強いる。これでは残酷な社会を作る事になる」と持論を展開した。
知的障害者の家族らでつくる「全日本手をつなぐ育成会」(東京)の大久保常明常務理事は「障害者は社会の負担だと強調されているようだ。共生社会に進んでいる時計の針を戻す発言。これからの地域福祉が心配だ」と話した。阿久根市身体障害者協会の役員も「どういう意図なのか理解できない」と反発している。
市議会一般質問で見解を聞くという木下孝行市議は「差別があまりにひどすぎる。見過ごすわけにはいかない」と謝罪を求める構えだ。
阿久根市長、ブログで物議…障害者家族ら反発 2009年12月3日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091203-OYT1T00024.htm
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が自身のブログ(日記形式のホームページ)に「高度医療が障害者を生き残らせている」などと、障害者の出生を否定するような独自の主張を展開している。
障害者団体は反発、市議会でも追及の動きが出るなど波紋が広がっている。
ブログは11月8日付。深刻化する医師不足への対応策として、勤務医の給料を引き上げるべきだとの議論に対し、「医者業界の金持ちが増えるだけのこと。医者を大量生産してしまえば問題は解決する。全(すべ)ての医者に最高度の技術を求める必要はない」と批判。
そして、「高度な医療技術のおかげ」で機能障害を持ち、昔の医療環境であれば生存が難しい障害児を「生き残らせている」などと述べ、「『生まれる事は喜びで、死は忌むべき事』というのは間違いだ」と主張している。
知的障害者の家族でつくる「全日本手をつなぐ育成会」(本部・東京、約30万人)の大久保常明・常務理事は「人類繁栄のため、優れた子孫だけを残そうとするかつての優生思想そのもの。命の重さを踏みにじり、公人の意見とは思えない」と批判。
阿久根市身体障害者協会(約1050人)の桑原祐示会長も「差別意識も甚だしい」と反発、役員会で対応を協議し始めた。
同市議会の木下孝行市議も市長に説明と謝罪を求め、14日から始まる市議会一般質問で追及する。
竹原市長は取材に対し、「養護学校に勤めている人から聞いた情報をそのまま書いた。事実と思う。障害者を死なせろとかいう話ではない」と説明している。
阿久根市長、持論曲げず 「生き残らせる」発言 2009年12月4日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/1204/SEB200912040011.html
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記載し、障害者団体などが反発している問題で、竹原市長は4日、朝日新聞などの取材に応じ、「いつまでも無理やり生かす医療になっている。人間の生まれるところ、消えていくところまでコントロールできる社会となっている。神の領域まで人間が踏み込んでいる」と高度医療のあり方に疑問を呈した。
市によると、今回のブログに対する抗議の電話やメールが4日夕までに146件あったという。竹原市長は「感情的な反応だと思う。一方で私の意見に賛同するメールも(数件)きている」と述べた。
阿久根市長に抗議150件 障害者否定ブログ記載 県教委が調査開始 2009年12月5日 西日本新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000004-nnp-l46
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が自身のブログ(日記風サイト)に「高度医療が障害者を生き残らせている」などと障害者の出生を否定するかのような記載をした問題で、同県教委が経緯などについて調査を始めた。同市役所には、抗議の電話やメールが約150件相次いでいる。
県教委によると、ブログの記載は問題として、3日、事実関係を問い合わせた。竹原市長から4日に「養護学校(特別支援学校)に勤める人の話を聞き、自分もそうだと思ったので書いた。誰が言ったかは答えない」との回答があったという。「事実とすれば、発言者を確かめる必要がある」として、引き続き市に回答を求めている。
竹原市長は障害者の記述について、報道陣に対し「事実は事実。感情的な反応は分かるが、医療が人の生死をコントロールできる神の領域に踏み込んでいる」と述べ、謝罪や撤回する考えは示していない。
一方、市によると、この記述に関する意見は4日午後5時までに電話88件、メール51件、ファクス4件、電報3件。大半が「市長は謝罪して辞職するべきだ」といった抗議だったが、賛同意見もあったという。
この問題では、14日からの市議会一般質問で市議3人が取り上げる予定。竹原市長は「チューブにつないで無理やり生かすのも医療。切りましょうという判断を政治的にどこかでしないといけない」とも話している。
■天皇批判も記述 市議が問題視
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が2年前、自身のブログ(日記風サイト)に「天皇家はどこの馬の骨とも分からない家系」と記載し、現在も削除していないことが分かった。一部市議が「市長の現在の認識を問いたい」として、14日からの市議会一般質問で見解をただす予定という。
記載は市議時代の2007年6月7日付。明治天皇は伊藤博文が手下とすり替えたとし、「今の天皇家はまさしくどこの馬の骨とも分からない家系。昭和天皇が終戦時に国民を配慮した気配は全くない。ひたすら私財の保全にだけ心血を注いだ」などと記している。
竹原市長は取材に「歴史的事象はどの情報を真実として考えるか、その人のセンス。市長の立場で説明すべきでない場合もある」と話している。
阿久根市の竹原市長が、市の職員だけでは飽き足らなくなったのか、今度は障害者及びその支援者や家族を相手にケンカを売っています…(激呆
まあ、当人のブログを読んでいると、障害者を狙い撃ちしたというよりは、医療問題について触れたかったようですが、かといって立場の弱い人を貶める発言が許されるはずがありませんし、彼の言い分では、先天性の障害を持つ方の命の存在を真っ向から否定することになりますが、どうもこの輩は『自分が選ばれた特別の存在』とでも勘違いしているのか、選民意識が強すぎるあまり、立場が弱い方への配慮が著しく欠けるように思います。
保守バリバリのタイプの中には、多様な価値観を認めることができずに、何がなんでも自分の意見に従わせようとあらゆる手段を用いて他人を従属させたがる輩がいますが、そんな輩程、自分と意見が合わないものは全力で排除したがるもの。そんな人間が権力を握れば、遠からずその組織はYESマンばかりの恐怖政治がはこびる居心地の悪い組織になり果ててしまうでしょう…。
私には、この輩は組織のリーダーにはどう見ても不向きとしか思えないのですが、100歩譲って阿久根市の市政改革が必要不可欠だとしても、彼に貴重な1票を投じた阿久根市民の方には『本当にこの男が市の最高経営責任者であり続けていいの?』と本気で問い正したくもなりますね…。