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(20日の選挙)高知県三原村は杉本氏が返り咲き当選

2009-12-25 05:37:19 | Weblog
(20日の選挙)高知県三原村は杉本氏が返り咲き当選
 高知県三原村は、県西部にある人口1800人程の村で、村長選は4年前の村長選で当時の現職だった杉本嘉宏氏を56票の僅差で破って初当選した現職の久保知章氏に対して、その敗れた前村長の杉本嘉宏氏に加えて、農業経営の沖洋明氏も立候補するこの村の規模としては異例の三つ巴の戦いとなりましたが、
 「基幹産業の農林業の振興、ユズ、露地野菜の生産拡大を図り希望の持てる村をつくる」と訴えた杉本嘉宏氏が621票を獲得し、
 「村を元気にし、明るく楽しくする。そのためには農林業を盛んにする」と訴え474票を獲得した沖洋明氏
 「お年寄りが生涯現役で活躍できる村づくりをする。足元の暗さを解決する」と訴え288票を獲得した現職の久保知章氏 を破り返り咲き当選。
  
 う~ん。一騎打ちで、前回初当選した方が頼りなく? 『やっぱり前任者に任せてみよう』と元村(市町)長が返り咲きすることは時折見られますが、三つ巴以上の争いで現職が最下位で落選する場合、大概不祥事があった等の理由があるものですし、辞職ではなく任期満了による選挙だったのに、正直現職がここまでボロ負けするとは予想外というか何というか…(滝汗
 まあ、この三原村の場合、1967年~75年は東正之氏、75年~83年は中平嘉彦氏、83年~87年は再び東正之氏、87年~91年は再び中平嘉彦氏、91年~97年11月(収賄容疑で逮捕・途中辞職)は三度東正之氏、97年~01年は岡本守世氏、01年~05年は杉本嘉宏氏、05年~09年は久保知章氏と、まるで猫の目のように村長が入れ替わっているだけに、政争の激しい村なのだろうな…とは思うのですが、返り咲き当選した杉本嘉宏氏はどのような村政運営をしてくれるのでしょうか…。

高知県三原村 村長選挙結果
当 621 杉本嘉宏 無元 無職
  474 沖洋明 無新 農業
  288 久保知章 無現 三原村長

(20日の選挙)龍ケ崎市長に中山氏

2009-12-25 05:32:32 | Weblog
(20日の選挙)龍ケ崎市長に中山氏 2009年12月21日 朝日
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000912210003
 龍ケ崎市の市長選、県議補選、市議補選は20日投開票された。新顔3人が争った市長選は、前県議の中山一生氏(47)が、前副市長の油原信義氏(58)、前市議の大野誠一郎氏(59)=いずれも無所属=を破り、初当選した。当日有権者数は6万3106人、市長選の投票率は49・46%(前回43・32%)。
 各候補は財政の安定化や産業振興などを訴え、地盤や職域、人脈が入り乱れた選挙戦を繰り広げた。激戦を制した中山氏は午後10時40分すぎ、同市新町の選挙事務所に現れ、支援者に「最後まで心配したが、市民の皆さんに正しい判断をしていただいた」と語った。同日が結婚記念日だったらしく、「思い出に残る日になった」と喜んだ。
 1期目の県議を辞して名乗り出た中山氏は、防衛庁長官を務めた亡父の地盤を引き継ぎ、手堅く票を固めた。「市政の中枢に長年いた人や、市政を私物化するような人には任せられない」と訴え、亡父の政策秘書として培ってきた人脈と県政とのつながりを強調。半数近い市議の応援も受けて支持を広げた。
 油原氏は40年勤めた市職員を辞職して立ち、前、現の両市長が参列した出陣式で「市政継承」を呼びかけたが、他候補が争点に掲げた「借金財政」に対する批判の声をかわしきれず、及ばなかった。
 連続4度目の市長選挑戦となった大野氏は、現市政の12年間を「借金財政」と指摘。「ハコモノ行政から、市民力を引き出せる市政への転換」を訴えたが、「刷新」を求める有権者の票を十分に集めきれなかった。
 県議補選(被選挙数1)の投票率は49・48%、市議補選(同2)は49・43%だった。


茨城県龍ケ崎市 市長選挙結果
当 12396 中山 一生  47 男 無新 前茨城県議会議員、無職
  10063 油原信義 58 男 無新 元龍ケ崎市副市長、無職
  8390 大野誠一郎 59 男 無新 前龍ケ崎市議会議員、農業、会社役員


 茨城県龍ケ崎市は、茨城県南部に位置する人口7.9万人程の市で、市長選は4年前の前回選挙戦で対立候補を900票差の僅差で制して再選を決めた現職の串田武久氏が出馬を見送ったため、元龍ケ崎市副市長の油原信義氏、前回も出馬した前龍ケ崎市議会議員の大野誠一郎氏、前茨城県議会議員の中山一生氏の3新人が出馬する三つ巴の戦いとなったのですが、
 「県議3年で築いた県とのパイプ、父の時代からの人脈で、龍ケ崎を変える準備は整った。閉塞感がある現状を刷新し、風通しの良い元気な市政を」と訴えた中山一生氏が12396票を獲得し、
 「こういう厳しい時代は行政に精通した人でないと難しい」と強調すると共に、「行政経験を生かしふるさと龍ケ崎を確かな未来につなげていきたい」と訴え串田武久市長のほか、海老原龍生元市長や市議も支援に回り10063票を獲得した油原信義氏
 「今すぐやることと4年以内にやることをマニフェストに掲げた。一番目にやるのは市長の給与と退職金の50%カット。市を変える」と訴え8390票を獲得した大野誠一郎氏
 を破り初当選しました。

 正直実務経験のある副市長の油原氏や市議会議員としての実績もある大野氏の方が、見事初当選を決めた中山氏よりも有利かな…と個人的には予測していたのですが、結果は閉そく感を打ち破ることを期待した市民が中山氏を選択。
 龍ケ崎市と言えば、都市再生機構によるニュータウン開発による急速な基盤整備やたつのこアリーナ(市営体育館)やたつのこフィールド(市営競技場)等の整備の為、2006年度(平成18年度)末時点での地方債現在高比率が214.3%と県内ワースト3で、実質的な債務残高比率も県内ワースト2の285.1%、将来にわたる財政負担比率は251.6%と県内ワースト1と財政状態が厳しいことでも知られ、今後約410億円にのぼる負債の処理が大きな課題となっていますが、新市長となる中山氏はどのような市政運営を行ってくれるのでしょうか…。新市長となる中山氏の行政手腕に大いに期待したいと思います。