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辞任の古賀氏、「選対本部長代理」に 首相決定、引き続き陣頭指揮

2009-07-24 06:45:50 | Weblog
辞任の古賀氏、「選対本部長代理」に 首相決定、引き続き陣頭指揮 2009年7月22日
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090722AT3S2200R22072009.html
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090722-OYT1T00881.htm
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090723k0000m010029000c.html
 麻生太郎首相は22日、辞意を表明していた古賀誠選挙対策委員長について、委員長職の辞任を了承し、改めて首相が本部長を務める選挙対策本部の本部長代理に充てることを決めた。
同日の自民党の会合で明らかにした。衆院選に向け、引き続き古賀氏に選挙実務を任せるのが得策と判断した。
 古賀氏は14日、東京都議選敗北の責任をとる形で辞意を表明し、首相は慰留していた。同本部は選対委員会の上部組織で、公認候補の選定など選挙関連の案件を最終決定する機関。
本部長代理には細田博之幹事長も就いている。選対委員長は空席のままとなる。



 ん…。古賀氏としては一旦選挙対策委員長を辞めると言いきった以上、今更辞意を撤回するなどという、みっともない?こともできなかったのでしょうし、かといって自民党からすれば、古賀氏に代わる人材を育ててこなかったこともあり、司令官不在の戦いではますます混迷を極めかねず、結局のところ、古賀氏のプライドを尊重しつつも実利を取ることを選んだのでしょうね…。

 まあ、古賀氏の場合は、一時期東国原宮崎県知事を担ぎ出そうとして、世間的には過大?と思える要求を出され、党内でも不満が高まってしまったようですが、かといって、司令官もなしに戦うなど、玉砕覚悟で敵陣に突っ込むようなもの。総選挙が終わった後はどうするのかはわかりませんが、とりあえず後任となる人材が育つまでは、実質これまで通り、古賀氏が指揮を執ることになるのではないでしょうか…。
 
 それにしても、選対本部長代理ですか…(汗 選挙が終わった後は、代理の肩書が取れて古賀氏が現職復帰するのか、それとも新監督(新選挙対策本部長)が誕生するのか見ものですね。

合併休止めぐりリコール告示 栃木・岩舟町

2009-07-23 21:18:18 | Weblog
合併休止めぐりリコール告示 栃木・岩舟町 2009年7月21日 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090720/lcl0907201217003-n1.htm
 住民の意向を無視して、一方的に自治体の合併協議を休止したとして、栃木県岩舟町の住民団体が求めた針谷育造町長に対する解職請求(リコール)の住民投票が20日、告示された。投開票は8月9日。
 有権者数は6月2日現在で1万5408人。有効投票数の過半数が賛成すれば町長は失職し、50日以内に町長選が実施される。
 住民団体は4月、約7千人の署名を提出。針谷町長が異議を申し立てたが、最終的に有権者数の3分の1を上回る6853人の署名が有効と確定した。
 同町は昨年7月、合併先を問う住民投票を実施。その結果に基づいて、同県佐野市との合併協議会を設置したが、針谷町長が「合併方式について町内の意思統一が図れない」などとして、今年3月に合併協議の休止を申し入れた。



 ??? 合併を巡り自治体の長がリコールされる場合、大抵は長の方が合併推進に拘り、逆に住民の方が合併に反対しているケースが多いのですが、こちらは住民は賛成しているにも関わらず町長が反対ですか…(滝汗
 ちなみに、岩舟町というのは、栃木県南部の人口1.8万人程の町で、要は栃木市など1市5町(栃木市・大平町・岩舟町・藤岡町・都賀町・西方町)で合併するか、それとも佐野市と1市1町と合併するかを揉めているようですが、栃木市は人口8.1万人に対して佐野市は人口12.1万人。
 佐野市と一緒になれば表面上は対等合併になっても、事実上の併合になるでしょうし、栃木市とならば5町を一つのかたまりとみなせば、対等に交渉できそう…といったところでしょうか。
 別に町長も合併そのものに反対しているわけでもないと思いますし、どんな形で決着するにせよ、岩舟町の町民にとって幸せになれる決断をしてほしいものですね。

(19日の選挙)庄内町長に原田氏が再選 

2009-07-23 21:09:57 | Weblog
(19日の選挙)庄内町長に原田氏が再選 2009年07月20日
山形 http://yamagata-np.jp/news/200907/20/kj_2009072000348.php
ザ・選挙 http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_flash/0907/0907120892/1.php
 任期満了に伴う庄内町長選は19日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の原田真樹氏(56)=廿六木=が元余目町長で新人の奥山俊一氏(63)=古関、農業=を約5300票の大差で破り、再選を果たした。2005年7月に余目、立川両町が合併した直後の庄内町長選は原田氏が無投票で当選したため、今回が実質初の選挙戦。投票率は73.75%だった。
 02年7月の余目町長選でも争った両氏。今回は現職と新人の立場を入れ替えての一騎打ちとなった。
 原田氏は合併後の新町の基盤整備に尽力した実績を強調、「日本一住みやすく住み続けたい町の実現」を掲げた。町議13人、元立川町長の清野義勝氏らが支援に回り、手堅い組織戦を展開。有権者が多い余目地域中心部で着実に集票するとともに、町内全域で支持を拡大した。新たな選挙区域となった立川地域(旧立川町)でも知名度を生かし、終始優位に戦いを進めた。
 奥山氏は町議3人の支持を受け、ミニ集会やつじ立ちなど町内を細かく回る草の根戦術で原田氏に対抗。しかし現職との明確な政策の相違点を打ち出せなかった。地元の第4学区で原田氏の攻勢を許すなど余目地域で苦戦、立川地域では知名度不足を解消しきれず広がりを欠いた。
 当選した原田氏は庄内町余目の選挙事務所で、「住民を信じて仕事をしてきた。次の4年間はマニフェストで掲げたことを達成するため走り続けたい」と喜びを語った。

山形県庄内町 町長選挙
当 9799 原田真樹 56 男 無所属 現 庄内町長
  4505 奥山俊一 63 男 無所属 新 農業元、旧余目町長



 山形県庄内町は、山形県庄内地方の中央にある2005年7月に余目町と立川町が合併して誕生した鶴岡市に隣接する人口2.4万人の町ですが、町長選は7年前の選挙戦で当時の現職だった奥山氏を2879票差で破り、4年前は無投票当選した現職の原田真樹氏に対して、7年前まで現職だった奥山俊一氏が再び挑戦する形となったのですが、 自ら行った旧余目・立川両町の合併について「種をまき芽が出た。これからの4年間で花を咲かせたい」と訴えた現職の原田氏が9799票を獲得し、
 小学6年までの医療費無料化や行財政改革を公約とし「町に豊かさを取り戻したい。庄内地方で存在感ある町づくりを目指す」と訴え4505票を獲得した元町長の奥山俊一氏に倍以上の差をつけて再選を決めました。
 まあ、町民から見れば、『7年前の選挙で敗れて、4年前の選挙では出馬さえ見送った方が、今更出馬して一体何をやりたいんだ???』と奥山氏を過去の人と見做していたのではないかな…と個人的には推測していたのですが、結果はやはり奥山氏にとって厳しい結果に…。
 出馬するならするで、『なぜ原田氏ではダメなのか』その政策の違いをもっと明確に訴えるべきだったと思いますね。

(19日の選挙)旭市長に明智氏初当選

2009-07-23 21:06:07 | Weblog
(19日の選挙)旭市長に明智氏初当選 2009年07月21日 
千葉日報 http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1248138845
産経 http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090719/lcl0907192320003-n1.htm
ザ・選挙 http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_flash/0907/0907120894/1.php
 任期満了に伴う旭市長選は19日、市立中央小体育館など市内36カ所の投票所で投票が行われ、市総合体育館で即日開票された結果、組織力で他候補を上回った前市議で農業の明智忠直氏(66)=無所属=が前市議の高橋利彦氏(66)、元会社員の加瀬義孝氏(50)、元市議の藤田昌功氏(72)=いずれも無所属=の3氏を抑え、初当選した。当日有権者数は5万6160人(男2万7246人、女2万8914人)。投票率は63・11%。
 明智氏は現職の引退表明を受け、「自分の目線で第二段階のまちづくりをやっていきたい」と真っ先に出馬表明。同志と呼ぶ市議12人と消防団関係者らの後押しで地元、旧旭東部地域を中心に支持を広げた。
 同じく組織選挙を展開する高橋氏が、周到なマニュフェストを度々の新聞折込で有権者に示し、知名度を急速に高めれば、加瀬氏は大松重和県議の支援を柱に、若さをアピールし、両陣営とも今月に入り急激な追い上げを見せた。
 予断を許さぬ情勢となったが、明智陣営は危機感を背景に陣営を引き締め、巻き返しに成功した。藤田氏は独自の戦いで訴えを展開したが、風は吹かなかった。

千葉県旭市 市長選挙結果
当 12807 明智忠直 66 男 無所属 新 前旭市議会議員、農業
  12669 加瀬義孝 50 男 無所属 新 農業
  8830 高橋利彦 66 男 無所属 新 前旭市議会議員、農業
  668 藤田昌功 72 男 無所属 新 元旭市議会議員、無職


 旭市は、千葉県銚子市に隣接する、2005年7月に旧旭市と干潟町・海上町・飯岡町が対等合併してできた人口7万人の市ですが、市長選は旧旭市時代から市長を務め、4年前の前回選挙でも無投票当選した伊藤忠良氏が引退を表明したため、 4新人が立候補したものの、事実上共産系市議の藤田昌功氏を除いた3新人の争いとなりましたが、 伊藤忠良市長の後継を自任し、旭中央病院について公設公営を堅持すると共に、「市は自然に恵まれている。それを全国発信しなければ」と、観光面に力を入れることを強調した明智忠直氏が12807票を獲得し、
 「1市3町合併後、4年間で合併特例債をフルに使い、学校や公園、旭中央病院新病棟の建設などで借金が800億円にふくれた。このままでは市の運営が危うい」と財政再建を最重要課題に掲げ「市長給与を半額の38万円にする」と約束すると共に、合併による地域格差解消のために「地域経営会議」を設け、地域に権限や予算を移譲。地域主体のまちづくりを構想すると訴え12669票を獲得した高橋利彦氏
 「どこの自治体も財政難。いったん立ち止まり、行財政・環境を見直す時だ」と語ると共に、「農水産業の振興や観光客誘致など、市民の目線で心を込めた安心・安全なまちづくりに努める」と訴え8830票を獲得した加瀬義孝氏
 「1市3町で合併した後の新旭市政は、多額の借金を重ねて『ハコモノ行政』を推進してきた」と批判する。「今こそ、借金を減らし、安定した市民生活の基盤を固める時だ」と訴え、中央病院の民営化に反対し668票を獲得した藤田昌功氏
 を破り初当選しました。
 
 それにしても当選した明智氏と加瀬氏の票差はわずか138票差。明智氏以外の3候補はそろって財政に対する危機感を訴えていただけに、共産系市議の藤田氏はともかく、加瀬氏と高瀬氏の候補の一本化ができていれば、おそらく結果も変わってきたのではないかと思いますが、両陣営とすればお互い票を食い合ったあげく、明智氏に漁夫の利を奪われたといった心境でしょうか…。
 新市長となる明智氏には、当選できたのも自分の実力と過信することなく、最初の4年間から着実に実績を残していって欲しいと思います。

運転中心筋梗塞、GSに突っ込む…6人死傷

2009-07-21 06:45:13 | Weblog
運転中心筋梗塞、GSに突っ込む…6人死傷 2009年7月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090719-OYT1T00675.htm
 19日午後6時15分頃、岐阜県養老町の名神高速道路上り養老サービスエリア(SA)内のガソリンスタンドで、名古屋市千種区、無職横地秋義さん(76)の乗用車が、給油中の同市名東区、女性派遣社員大畑智春さん(35)の軽乗用車に突っ込んだ。
 横地さんは意識不明となり運ばれた病院で死亡した。死因は心筋梗塞(こうそく)だった。横地さんの妻(70)が重体となっているほか、横地さんの長女(45)、大畑さんと小学5年の長女(10)、給油していた岐阜県大垣市、ガソリンスタンド男性従業員(29)の4人が重軽傷を負った。
 県警高速隊で原因を調べているが、目撃者の話によると、乗用車はSAの駐車場から出る際、暴走して、SA出口近くのガソリンスタンドに突っ込んだ。横地さんが運転中に発作を起こした可能性もある。



 ??? まだ、一般道路に面しているガソリンスタンドに車が突っ込んだというのならば、状況は理解できなくもないのですが、『なんで、サービスエリアのガソリンスタンドに車が突っ込むんだ??? 』とこの報道の第一報を聞いた時に疑問に思ったのですが、どうやら事故を起こした運転手は運転中に心筋梗塞を引き起こしていたようですね。
 それにしても、ぶつけた車やぶつけられた車も引火しなかったからまだ良かったものの、もし引火していたら、被害はこの程度では済まなかったでしょうし、下手をすれば事故に巻き込まれる後続車が続出していた可能性も否定できなかっただけに、お亡くなりになられた方やケガをされた方にはお気の毒だと思いますが、被害がこの程度で済んだだけまだ助かったのかな…と思います。

 高速道路の場合、一般道と異なり逃げ場がないだけに、ひとたび大きな事故が起きれば大惨事にもなりかねませんし、ガソリンスタンドの設置一つとっても、
可能ならば、車が直進しにくい位置に設置するなり、あるいは直進車が暴走しても衝突事故を起こさないための車止めを設けるなり、人の命を守るための二重三重のガードシステムを作る必要性が高いのではないでしょうか…。
 今後は高齢者が運転する比率も増えますし、通常では想定しにくい事故を想定したうえで、こういった施設の設置も考えていかなければならない時代になったのかもしれませんね。

ツアー外、こっそり入島者 日食の十島村「出て行って」 

2009-07-20 11:53:20 | Weblog
ツアー外、こっそり入島者 日食の十島村「出て行って」 2009年7月19日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0718/TKY200907180303.html
 国内の陸地で見られるのは46年ぶりとなる皆既日食が22日に迫るなか、皆既帯にある鹿児島県の十島村(としまむら)が頭を痛めている。人の殺到を避けるため、事前に制限したツアー客しか受け入れないよう準備してきたのに、自前のヨットなどで島にこっそり入る人たちが相次いでいるからだ。
 「やっぱり、いたか」と村の担当者は嘆く。18日朝からツアー客の第1弾を乗せたフェリーの接岸が口之島(くちのしま)から始まった。だが一方でツアー客以外の上陸者は、この日までに5島で27人が確認された。
 漁業と畜産の村で、人口は600人余。「村がパンクしてしまう」と当初、皆既日食を「天災」とも表現。ツアー外の人たちの上陸を防ぐための条例制定まで検討した。
 大手旅行会社に委託したツアー客1500人に限って受け入れることにし、1126人が申し込んだ。島民の3倍以上の220人を受け入れる悪石島(あくせきじま)は水資源が乏しく、水源の50トンの貯水タンクを80トンに増量した。島内に1軒しかない商店は生鮮品を扱っておらず、食料を運んでこなければならない。
 ほかにも、テントに泊まるツアー客のための仮設シャワーや簡易トイレの設置、臨時電源の配備……。ツアー料金は鹿児島港発着の船中2泊、テント2泊のコースでも34万円台と高額だが、こうした出費が含まれているからだ。
 島への唯一の公共交通手段は、鹿児島港から10時間ほどかけて週2回就航する村営フェリーしかないため、ツアー客や村民以外はすでに乗船できないようにしている。ただ、海からの入島を常に見回るまではできない。
 ツアー外で入り込んだ人たちは、自前の船で水や缶詰を持参してテントなどに泊まり込んでいるという。村職員は「インフラ整備費込みの料金を払っているツアー客との公平さが保てない」と島を出るよう説得している。応じる人もいるが、「どうして出て行かなければならないのか」と拒む人もいるという
 村で皆既日食を仕切る鳥越哲・経済課参事は「せっかく来てくれた人に出て行ってくれと言うのは心苦しいが、説得を続けたい」と話す。

■混雑、空も海も
 22日は皆既帯の上空や海上も混雑が予想される。
 「地上が曇りでも、雲の上に行けば見られる」と、薩摩半島にある枕崎空港(鹿児島県枕崎市)は5分に1機ずつが飛び立つ出発ラッシュになりそうだ。東北や関東、関西などから十数機が集まる予定で、開港以来のにぎわいになるという。
 トカラ列島近海に集まる船は、第10管区海上保安本部(鹿児島市)が把握しているだけで177隻。海外の旅客船もある。事前の届け出を求めているが、届け出ない船も多いとみられる。
〈皆既日食と十島村〉 皆既日食は太陽と月、地球が直線上に並び、地上から見ると太陽が月に完全に隠される天文現象。国内の陸上で観測されるのは63年7月の北海道以来。十島村があるトカラ列島は七つの有人島と五つの無人島が南北約160キロに散らばり、全島で6分間ほど皆既日食が見られる。


皆既日食:赤字フェリーに特需 鹿児島7島「現状知って」 2009年7月19日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090719k0000m040116000c.html
 国内では46年ぶりとなる皆既日食が22日に迫った。6分前後も見られる鹿児島県トカラ列島(十島村)の有人7島には、計約1100人の観測者が訪れる。村の人口の2倍弱で、各島も受け入れ準備を重ねてきた。各島への定期便は週2便の村営フェリー「としま」(約1300トン)だけ。限界集落となった島もある。日食を機に「島の現状を知ってほしい」と村関係者は期待する。
 17日深夜、鹿児島市の鹿児島港。「としま」にツアー第1陣42人や警察官、医療関係者らが乗り込んだ。
 屋久島と奄美大島の間、南北約160キロに島々が連なる十島村は「日本一長い村」と呼ばれる。「としま」は週1回は宝島まで、もう1回は奄美大島の名瀬まで往復する。
 今は「日食特需」にわいている。観測者受け入れ用の発電機、水タンクなどの資材は6月下旬からピストン輸送され、工事関係者の乗船も多く、満杯状態だった。6月の売り上げは平年比約1000万円増という。
 だが、村航路対策室によると、特需も赤字を減らすだけだ。燃料高騰も響き、昨年の年間赤字額は約5億7000万円。1航海あたりでは約570万円の赤字となる。国と県の補助がないと成り立たない。港湾整備も財政難にあえいでいる。
 「汽船も亦(また)、道路なり」。中之島には、こんな言葉が刻まれた記念碑がある。かつて、村長が旧大蔵省幹部をこう口説き落とし、船の新造予算を認めさせたとされる。
 「フェリーは生活を支える『海の国道』。年5億の赤字も、国道維持費とみなせば、それほど過大な支出ではないはずだ」。福満征一郎副村長は訴える。




 う~ん。予想はできたことですが、日食を比較的長い時間見ることができると言われているトカラ列島では、やはり無断入島する方が出てきてしまっているようですね…(汗
 まあ、若くて行動的な方の場合『時間だけはあるけどお金はない』という方も少なくありませんし、テント2泊のツアーでも34万円では、『お金はかけたくないけど、日食は見たい! 自己責任で入島するんだから文句はないだろう』といささか身勝手な解釈をする方も出てくるのではないかと予想していましたが、無断で入島するような方程、得てして『ゴミを片づけない』『携帯トイレも持ち込まない』といったトラブルを引き起こしがちなものですし、水や食料も十分に用意してこない可能性もある(密入島する側とすれば、行動しやすいように少しでも身軽にしようと言う意識が働くのでは?)ため島全体が水不足になるリスクや、インフルエンザなどの流行病や熱中症による患者が続出した場合に医療が行き届かなくなるリスク、日本語の通じない密入島外国人とのトラブルなど、想定外のトラブルが起こる可能性もありそう…。
 まさか、島民を鹿児島や沖縄などに一時疎開させるわけにもいきませんし、沖縄本島のように一定数の観光客が確実に見込めるところならば、ホテルやインフラ整備にお金をかけることもできるのでしょうが、普段は観光客の数もそれ程多くなく、需要は一時的とわかっているだけに、島民としても、痛し痒しというところが本音ではないでしょうか…。

待ってました!22万円自動車「ナノ」発進

2009-07-20 11:37:24 | Weblog
待ってました!22万円自動車「ナノ」発進 2009年7月18日  読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090718-OYT1T00378.htm
 インドのタタ自動車が17日、1台約11万ルピー(約22万円)から買える小型車「ナノ」の納車を始め、「世界一安い車」として話題を集めたナノが、初めてインドの公道にお目見えした。
 17日に商都・ムンバイで行われたセレモニーでは、タタのラタン・タタ会長が「インドの人々に車を運転する喜びをもたらすことを希望する」と述べ、3人のドライバーにキーを手渡しした。
 ナノはタタが2003年に開発に着手した。排気量は624ccで、最高時速は105キロ。運転席側だけしかドアミラーがないなど、簡素な作りが特徴だ。約22万円という最安価格は、インドで市販されている小型車の半額程度という。
 工場建設が周辺住民の反対で中止になるなどして生産計画が狂い、第1弾は10万台限定の予約販売となった。4月の予約募集には20万3000人が応募し、購入者は抽選で決めた。




 ほぉ…。タタ自動車と言えば、日本円換算で22万円程度で購入できる車を発売するということで、随分話題になりましたが、いよいよ発売ですか…。
 先進国以外の国の人にとっては、22万円と言っても、現地の物価水準や給与水準を考えればまだまだ高額で、この金額でも一括で払える人の比率はまだそれ程多くないのではないかと思いますが、それでも車を欲しい人が『頑張れば手に入れることができる』水準まで新車の値段を引き下げたタタの功績は大きいと思いますし、個人的にはこのメーカーにはもっともっと頑張って性能を引き上げていくことで、いずれは日本にも進出して欲しいとさえ思います。

 それにしても、日本の新車って、軽四も含めて、どうしてこんなにバカ高いんでしょうね…(溜息 
 月給14万程度の非正規の若年労働者なら、毎月の車にかけられるお金はガソリン代も含めてせいぜい月3万円といったところでしょうし、ローンを組むにしてもできれば50万円の枠内に収めたいところですが、この値段で買えるのは軽四でも数年落ち、普通車ならばかなり古い年式の中古車でしょうし、海外では、日本のメーカーも50万円以下の値段で新車を販売していると聞きますが、日本のメーカーもその気になれば、ナノの3~4割増しの30万円くらいで、同程度の性能の車を作ることができると思うのですが、日本の自動車メーカーも『車が売れない』と嘆く暇があれば、顧客の多様化に応える形で、低所得者や『車は通勤や日常の買い物に使うだけで、あくまでも移動の手段。乗り心地はそれ程重視しないよ』という層を想定し、割安な車を開発したら、今の車が売れない状況も少しは改善して自動車会社の業績も上がり 臨時雇用も増えると思うんですけどね…。
 まあ、日本も10数年前までならば、新卒の男性は正社員として入社して毎年お給料が上がっていくのが当たり前という時代でしたから、『若い男性なら200万円クラスの新車を3年程度のローンを組んで買うのは当たり前』という車を販売する側にとって都合の良い理論も通用したのかもしれませんが、今は若手も3人に1人は非正規労働者で、収入の格差も大きい時代。ごくごく個人的には、アフターサービスが安定した日本の自動車メーカーのうち、どの会社が、最初に低価格の新車を売りだしてくるのか、こんな不景気な時代だからこそ余計に期待したくなりますね。

家賃滞納が過去最高、428万未払いも…青森

2009-07-20 11:34:04 | Weblog
家賃滞納が過去最高、428万未払いも…青森 2009年7月18日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090718-OYT1T00075.htm
 青森県営住宅の家賃の累積滞納額は昨年度で1億7569万円に上り、過去最高額を更新したことが県建築住宅課のまとめでわかった。
 1世帯あたりの滞納額は最高で428万円。滞納したまま退去して所在が分からなくなるケースも後を絶たず、県は債権回収を専門とする民間会社に回収業務を委託することを決めた。
 建築住宅課によると、累積滞納額は年々増加の一途をたどり、2001年度には1億円を突破した。この年には、徴収業務などを担当していた県住宅供給公社による巨額横領事件が発覚。事件を契機に、家賃の支払いを拒む入居者が増加し、同年度の滞納額は年度ごとの額としては過去最高の4000万円を超えた。
 このため翌02年度以降、滞納している世帯の家賃回収は県が直接担当し、ここ5年間の各年度の滞納額は2000万円台に抑えてきた。ただ、滞納したまま退去し、所在不明になると回収は難航。16日現在、滞納世帯のうち、すでに退去しているのは100世帯で、所在不明になっている世帯も少なくない。
 青森市の県営住宅に入居していた50歳代の男性の場合、5年3か月にわたって計428万円を滞納。県が青森地裁に明け渡し請求すると07年7月に突然所在が分からなくなった。
 このため県は、こうした所在不明者からの徴収強化を決め、早ければ来年度にも、債権回収専門の会社に業務委託する。回収額の4割程度が成功報酬として会社側に支払われるが、同課は、「入る見込みのないところから6割も県の歳入に入れば成果」としている。
 民間委託は、兵庫や宮城などの各県ですでに導入され、県はこうした自治体から契約状況や回収状況などの情報も収集しており、同課は「少しでも家賃を回収できるように努めたい」と話している。


 はぁ…(惑 家賃を滞納すると一言に言っても、職場をリストラされたり、自営業の商売が上手くいかないなど、滞納する側にも様々な事情を抱えているのだとは思いますが、それでも県営住宅で月68000円?(428÷63≒68000円)ともなれば、そこそこの水準の部屋でしょうし、その家賃を5年3か月(68000円×63)も滞納されたあげく、夜逃げされるなんて笑い話にもなりませんが、いくら県にも担当していた職員が逮捕された負い目があったとはいえ、ここまで放置するにもどうかと思いますし、何よりもまっとうに家賃を払っている人に示しがつきませんよね…(呆れ
 民間業者への回収委託という手法が適切かどうかは議論があるところではないかと思いますが、あまりにも滞納額が大きくなり過ぎると逃げ得が横行しかねない土壌を生みかねませんし、『回収できればそれでよし』ではなく、早い段階での定期的督促と長期滞納を起こさない仕組みを作り上げることが先決かと思います。

岡田民主幹事長が「自民党しっかりしろ」発言 「自民、もう立派な野党」発言も…。

2009-07-20 11:26:26 | Weblog
「自民党しっかりしろ」 岡田氏、政権党しかる 2009年7月18日 伊勢新報
http://www.isenp.co.jp/news/20090718/news05.htm
 民主党の岡田克也幹事長は十七日、東京都千代田区永田町の党本部で定例会見を開き、麻生首相をめぐる自民党内の混乱について「政権与党がここまで混乱して大丈夫かと思う。危機感は国民が政治全体に対し関心をなくし、失望すること。自民党には『もっとしっかりしろ』と言いたい」と批判。二十一日に本会議が招集され、解散総選挙に突入することには「互いにしっかりマニフェストを示し、大いに政策論争をして戦いたい」と強調した。
 岡田氏は、二十一日解散について「ほぼ思い描いたシナリオ通りにきた」としつつ、「一部に(民主優位の)楽観論が出ている。これからが長い戦い。二〇〇五年の経験から、ちょっとしたことで風向きが変わり、何が起こるか分からない。浮かれることなく、国民に真剣にまじめに政策を訴える」と気を引き締めた。
 また、自民党議員に複数のマニフェストで戦う動きが広がっていることについて、「国民の目を欺く許し難いこと。自民党として堂々と戦ってほしい」と述べ、民主対自民のマニフェスト対決をすべきだとした。

「自民、もう立派な野党」民主・岡田氏が皮肉 2009年7月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090719-OYT1T00747.htm
 与野党の幹事長は衆院解散を2日後に控えた19日、テレビ番組を「はしご」した。
 8月30日の衆院選をにらみ、有権者を意識した激しい「舌戦」を繰り広げた。
 自民党の細田幹事長はフジテレビの番組で、「(民主党には)いろいろ不祥事もあるし、まだまだ40日間、様々なことがある」と強調した。司会者が、「首相としてのふさわしさ」で民主党の鳩山代表が麻生首相を上回った世論調査への感想を求めた時のことだ。
 細田氏は、鳩山氏の資金管理団体による政治資金収支報告書の虚偽記載問題に話を転じ、実際に寄付していなかった個人についても所得税控除の書類を提出していたと指摘した。「寄付金の税控除を悪用した脱税疑惑すらある」と断じる細田氏に、民主党の岡田幹事長は「あまりにひどい発言だ。もし違ったら責任を取ってほしい」とかみついた。
 与党はテレビ朝日の番組では、民主党が政権公約(マニフェスト)に月額2万6000円の「子ども手当」創設を盛り込む一方、配偶者控除見直しを検討していることをやり玉に挙げた。
 「(配偶者がいて)子どもがいない世帯は、増税になるんじゃないですか」
 児童手当など子育て支援拡充を重視する公明党の北側幹事長は対抗心もあらわに迫った。岡田氏が「全くいないところはそうだ」と認めると、細田氏も「詰めが甘いんですよ、詰めが」と畳みかけた。
 麻生内閣への厳しい逆風が吹き荒れる中、与党は、鳩山氏の虚偽記載問題を徹底的に追及すると同時に、財源など政権公約の問題点を指摘することに活路を見いだす考えだ。
 岡田氏はフジテレビの番組の最後、激しく攻め立てる細田氏らをこんな言葉でいなした。 「もう立派な野党ですね」




 はぁ…。政権与党でありながら、ライバル政党のNO2に『もっとしっかりしろ』発言される自民党も情けないですが、これまでの鳩山氏と岡田氏の発言を比べてみても、人間としての器の大きさの差を感じされられるというか何というか…(汗
 まあ、代表として鳩山氏を選んでしまった以上は、当面はこのまま行くしかありませんが、民主党としては対外的なイメージの良い岡田氏を利用しない手はありませんし、与党との激戦が予想される選挙区を中心に岡田氏が応援に回ることになりそうですね。
 一方、細田幹事長や(公明党の)北側幹事長が『子供手当について増税となる家庭がある』ことに突っ込みをいれた場面については、『もう立派な野党ですね』と切り返す場面も…(苦笑
 ホント どちらが野党だかわからない状況になってきました。

津島雄二氏、不出馬と引退を表明

2009-07-20 11:21:45 | Weblog
津島雄二氏、不出馬と引退を表明 2009年7月20日 
東奥日報 http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090719212111.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0719/TKY200907190076.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090719-OYT1T00439.ht
 津島氏は同日、地元関係者らに電話で不出馬の意向を伝え、午後4時からの会見に臨んだ。津島氏は、不出馬を決断した理由の中で党内の内紛に触れ「自民党は解党的な出直しをしなければならない状況にある」と危機感を訴えた。その上で「わが党の将来や日本の政治を新しい若い人たちが開いていく必要性を感じた」とし「私はあえて立候補せず、むしろ率直な意見を述べることで次の政治が開かれていくのを期待したほうがいいとの心境に達した」と語った。
 4月の青森市長選で支援した佐々木誠造氏が敗れたことについては「高齢多選への批判が底流にある。何となくチェンジしてもらいたいとの流れがあることは見落とすことはできない」と話し、今回の決断の一つの要素であるとした。
 後継候補者の選定に関しては「私の政治哲学、政治信条をよく理解してくれる人に引き継いでほしい」との思いを明らかにしたが、具体的な名前は出さず「党県連の決定を静かに待つ」と述べるにとどまった。
 津島氏は現在11期で、次期衆院選での12回連続当選を目指し、これまで精力的に活動を進めていた。自民党への逆風がある中、党税制調査会長などの要職を務め、経験と実績を訴えてきた津島氏の戦線離脱は、同党の今後の選挙情勢に影響を与える可能性もある。
 衆院選本県1区は、前回衆院選で復活当選した民主党現職の横山北斗氏(45)、共産党新人の吉俣洋氏(35)、社民党新人の渡辺英彦氏(68)、幸福実現党新人の上田一博氏(59)、無所属新人の升田世喜男氏(52)が出馬表明しており、津島氏の後継となる自民党候補との6人による戦いとなる見通しだ。

津島雄二氏の一問一答  2009年7月20日 東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090719205153.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
 次期衆院選への不出馬を表明した会見での津島雄二氏の一問一答は次の通り。
 ―不出馬の決断をしたのはいつか。
 「ゆうべだ。一昨日(17日)までは自民党内の問題を解決するのに忙しく、自分のことについて考えをまとめる余裕がなかった。ゆうべいろいろ考えた」
 ―青森市長選で盟友の佐々木誠造氏が敗れたことは、決断に影響したのか。
 「それも当然一つの要素だった。高齢多選に対する批判は底流にあるなと。それから政権交代という主張もそうだが、何となくチェンジしてもらいたい―という流れがある。それを見落とすことはできない」
 ―後継については。
 「国政について、あるいは健全な保守主義を守るための自民党の在り方について、私の政治哲学をよく理解する人。私の33年間の代議士としての実績を踏まえて、これを引き継いでくれる人。そういう人に引き継いでほしいが、誰にするかは有権者が決めること。有権者の意見を踏まえて自民党県連が決める話だから、静かに決定を待ちたい」
 ―今の発言を聞くと、息子さん(長男の津島淳氏)も候補の一人だと思うが。
 「私からコメントすることはない。私の政治信条をよく理解した人に継いでほしい」
 ―今後の政治とのかかわり方、自民党とのかかわり方は。
 「長い間政治にかかわってきたし、党内の大きなグループを率いてきたという経験も、今後の政治の流れの中でも役立つと思う。より自由に積極的に発言していきたい」
 ―自民党には党員として残るのか。
 「それはこれからの状況による。ただ長い間、党選出の国会議員だったことは否定できない。それを踏まえての発言ということになるだろう」
 ―派閥会長職の後継については。
 「今朝、何人かに連絡した。『みんなで相談してくれ』と」
 ―派閥の後継について意中の人は。
 「ない。お任せする」
 ―三村県政を国政の立場から支えてきたが、県政に対しては。
 「県民の幸せのために、これからも知事が粉骨砕身してくれることが一番良いと思っている。お互いの友情ばかりでなく、県民の幸せのためにも一生懸命アドバイスし、支えていきたいと思う」
 ―一般論として世襲についてどう考えるか。
 「有権者の決めることだ。被選挙人になる権利はすべての人に憲法で保障されている」
 ―衆院選で予定していた残りのスケジュールについては。
 「平成研究会(津島派)から出馬する人を、できるだけ応援しなければならない。さらには日本の政治の在り方について、しかるべき所でしかるべき発言をしていく」
 ―不出馬について、相談した人はいるか。
 「結論は一人で出した。相談はしていない」

自民の大物長老27人 何人生き残れる?  2009年7月19日 ゲンダイネット
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_jimin__20090720_38/story/19gendainet02042027/
 自民党の長老たちが震え上がっている。きっかけは、都議選を振り返った民主党・小沢代表代行の分析だ。民主党が定数8に4人の公認候補を立てた大田区では、30代の新人2人が当選し、50代と60代の現職2人が落選した。選挙分析に長(た)けた小沢は「風を受け止められない候補者はベテランでも飛ばされてしまう」と冷静に言い切っている。追い風が吹く民主党でも、変化への期待を受け止められなければ、50代でも落選してしまうのだ。ましてや大逆風の自民党ともなれば、高齢ベテラン組は絶望的だ。
「最近の首長選を見ても、千葉市長選、横須賀市長選、奈良市長選と、自民党のベテランが野党系の若者にコロリとやられている。都議選でも千代田と中央区の大ベテランが討ち死にだった。有権者は候補にも大きな変化を望んでいるのです。この傾向を読み切った小沢代行は、党内のベテラン組へのテコ入れを強めると同時に、自民党の長老議員たちに対して全滅作戦を練り直していますよ」(民主党事情通)
 で、自民党の70代以上の長老議員を調べてみた。息子のような38歳の若手と戦う山梨2区の堀内光雄元総務会長(79)を筆頭に、絵に描いたような哀れ長老議員が多い。27人中、果たして何人が永田町に戻ってこられるか……。
【自民党の高齢議員】
▲/青森1区/津島雄二/79
▲/秋田1区/二田孝治/71
○/山形3区/加藤紘一/70
△/群馬1区/尾身幸次/76
△/群馬2区/笹川尭/73
△/群馬3区/谷津義男/74
○/群馬4区/福田康夫/73
▲/埼玉7区/中野清/73
△/山梨2区/堀内光雄/79
△/東京1区/与謝野馨/70
▲/東京2区/深谷隆司/73
△/東京16区/島村宜伸/75
△/石川2区/森喜朗/72
△/静岡3区/柳沢伯夫/73
▲/静岡6区/倉田雅年/70
▲/愛知9区/海部俊樹/78
△/愛知12区/杉浦正健/74
○/京都1区/伊吹文明/71
△/大阪1区/中馬弘毅/72
▲/大阪17区/岡下信子/70
▲/大阪18区/中山太郎/84
▲/兵庫4区/井上喜一/77
○/和歌山3区/二階俊博/70
△/香川3区/大野功統/73
▲/福岡2区/山崎拓/72
○/佐賀3区/保利耕輔/74
▲/鹿児島1区/保岡興治/70

 


 う~ん。津島氏と言えば、かっては厚生大臣も務め、加えて伊吹氏に引けをとらない財務のプロということで、派閥の長という意味以外でも別格の存在だと思っていたのですが、いきなり しかもこの時期に引退を言い出すとはただただ吃驚です。
 まあ、津島氏の場合、山梨2区の堀内光雄氏と同じく79歳と、高齢多選批判が高まる可能性も高く厳しい選挙になることは予想されてはいましたが、議員歴が長いだけの老害議員にお引き取り頂くという観点から考えるならば、いくらでも先に引退すべき議員がいる(すぐにでしゃばりたがる総理経験者とか、何度も引退と出馬宣言を繰り返し、あげく同じ地盤から出馬する予定の自民党の候補に迷惑をかけている九州の某議員とか…)と思いますし、本気で自民党を変えていこうと思うならば、しっかり実務ができる方にこそ残ってもらい、逆に前者のようなどうでもいい、むしろ他人の足を引っ張ることしかできない議員の首に鈴をつける人が必要な気がしますね。

(12日の選挙)中間市長選・現職松下氏が再選

2009-07-19 09:30:42 | Weblog
(12日の選挙)中間市長選・現職松下氏が再選 2009年7月13日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/108438
 任期満了に伴う福岡県中間市長選は12日投開票され、現職の松下俊男氏(65)=無所属=が、新人で元市議の佐々木晴一氏(51)=無所属=を破り、再選を果たした。
 選挙戦では、2004年に頓挫した北九州市との合併問題や、定住促進策などが争点となった。
 松下氏は、現時点での合併に慎重な姿勢を示した上で、1期目の行財政改革の実績をアピール。引き続き行革を進めるとともに、子育て支援や高齢者対策など福祉政策充実による定住促進を訴え支持を集めた。
 投票率は47・22%。当日有権者数は3万8213人(市選管調べ)。

中間市長選 「思い切った市政を」 再選の松下氏 一夜明け、意気込み 2009年7月14日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/108658
 12日に投開票された中間市長選から一夜明け、再選を果たした現職の松下俊男氏(65)は13日、市役所で当選証書を受け取った。2期目に向け「市民の付託を得て、思い切った市政運営をする」と決意を新たにした。
 松下氏は前回無投票当選。初の選挙戦となった今回の選挙について「4年間の実績を評価してもらえた」と振り返り、「市民の審判を仰ぎ、やっと一人前の市長になれた」と、笑顔をみせた。
 過去最低だった投票率については「対抗候補が掲げた合併問題を、市民は争点にしなかった」と分析。自らの得票も伸びなかったが「前市長の当選時と遜色(そんしょく)なく、市民の付託は得られた」との認識を示した。
 「しっかり財政を再建し、周囲からも評価されるまちづくりを行うことが重要」と、子育て支援策の充実などを優先課題として取り組むとした。


中間市 市長選挙結果
当  10644 松下俊男 無現 中間市長
   7113 佐々木晴一 無所属 新




 福岡県中間(なかま)市は、福岡県北部に位置し、北九州市などに隣接する人口4.4万人程の市ですが、市長選は、4年前の2005年7月に初当選した現職の松下俊男氏に対して、元市議の佐々木晴一氏が挑戦したのですが、
 北九州市との合併については、やや慎重姿勢を見せ、『町づくりを進めると共に、乳幼児医療費の公費負担を小学3年まで拡充し、学童保育所を設置するなどの子育て支援策を実施すると共に、JR中間駅にはエレベーターを設け、岩瀬地区には若い夫婦をターゲットにした一戸建て50戸くらいの住宅団地を造り、若いお父さんやお母さんを呼び込みたい。』と訴えた現職の松下俊男氏が10644票を獲得し、
 北九州市との合併推進派で、『市長の退職金や黒塗り公用車、市長室を廃止して、慶弔や退職職員への医療費公費負担などのお手盛り手当も無くす。同和行政と決別し、暴力団の根絶に力を入れる』と訴え7113票を獲得した佐々木晴一氏を破り再選を決めました。
 中間市には基幹産業がなく、観光資源も少なく人口も98年に5万人を切ってから減少が止まらないなど、中々厳しい状況ですが、再選された松下市長は次の4年間でどのような実績を残してくれるのでしょうか…。
 財政状態も苦しく、市が作った五楽北部工業団地も地主の同意が得られず整備が中断したままなど、沢山の難問を抱える中間市ですが、それだけに松下氏が次の4年間で残す実績が強く問われることになりそうな気がします。

(12日の選挙)西会津町長に伊藤勝氏 現職山口氏に1287票差

2009-07-19 09:26:20 | Weblog
(12日の選挙)西会津町長に伊藤勝氏 現職山口氏に1287票差 2009年7月13日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/0713/news1.html
 任期満了に伴う西会津町長選は12日投票が行われ、即日開票の結果、新人で前町議の伊藤勝氏(59)=無所属=が、7選を目指した現職の山口博続氏(74)=同=を1287票差で破り、初当選した。
 24年ぶりの選挙戦となった同町長選で伊藤氏は、町長報酬の50%カット、高級公用車の廃止により財源を町民の暮らしに役立てるなどの公約を掲げ、幅広い層に浸透。街頭演説など地道な草の根運動で支持を拡大した。山口氏は、6期の実績を軸に町政継続の必要性を訴えたが、地盤を固め切れず及ばなかった。
 投票率は、選挙戦となった24年前より6.05ポイント下回り88.22%。当日有権者数は6700人(男性3197人、女性3503人)だった。

◇西会津町長選開票結果
当 3580 伊藤勝  59 無新
  2293 山口博続 74 無現
◇西会津町議補選開票結果
当 5009 佐野悦朗  71 無元
   341 板垣富士雄 61 無元




 福島県西会津町は、新潟県と県境を隣接する人口7500人程の町ですが、町長選は実に24年振りの選挙戦となったようで、7選目を目指す現職の山口博続氏に対して、「多選が権力の集中を生んでおり、独断の行政は変えなければならない」と立候補を表明し、町政の刷新、転換を訴え通算7期目だった町議を辞職した伊藤勝氏が挑戦する形となったのですが、その伊藤勝氏が3580票を獲得し、7選を目指した現職の山口氏に1287票差をつけて初当選しました。
 まあ、選挙そのものが24年も行われていなかったこと自体吃驚ですが、さすがに74歳にもなって現役を続けるというのも、町民の感情としては『もし任期途中で体調不良となって町長としての任務をこなすことができなくなったらどうするのか?』といった心配もあったでしょうし、余人に代え難い程の余程の名物町長ならまだしも、ごくごく個人的には『70歳を過ぎたら、4年間の任期の間に助役なり副町長なり、自分の後継者を育成して欲しい』とさえ思うのですが、おそらくは町民にもいい加減山口氏に対する飽きが来ていたといった一面もあったのではないでしょうか…。
 これまで無風だった地域に新しい町長が誕生しますが、新町長がどのような町制運営をしてくれるか要注目ですね。
 一方、町議補選は元議員同士の対決となったものの、なんとなんと14.6倍の票差が…(吃驚 補選でこれだけの大差がつくのもある意味珍しいと思います。

民主の子ども手当…子供なし夫婦は負担増も

2009-07-19 09:20:52 | Weblog
民主の子ども手当…子供なし夫婦は負担増も 2009年7月19日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090719-OYT1T00093.htm
毎日 http://mainichi.jp/life/today/news/20090719k0000m010108000c.html
 民主党が次期衆院選の政権公約(マニフェスト)で掲げる「子ども手当」の制度の詳細が、明らかになった。
◆手当財源、配偶者控除などの見直しで◆
 子ども1人当たり月額2万6000円を支給する手当の財源として配偶者控除などを見直す。子どものいない夫婦2人の世帯では、負担増となるケースもあるが、少子化対策のため国民に理解を求めるとしている。
 「子ども手当」は民主党の目玉政策で、支給対象となる子どもは0歳から中学卒業まで。現行の児童手当とは異なり、親の所得制限は設けない。生まれた順番に関係なく、1人当たり月額2万6000円を支給する。政権獲得後、2010~11年度は半額の月1万3000円にとどめ、12年度から完全実施する。
 完全実施には年間5兆3000億円の財源が必要で、予算全体の組み替えに加え、所得税の扶養控除や配偶者控除を見直すことで確保するとしている。
◆子供なしで配偶者が無職→負担増◆
 所得控除の見直しに伴い、「65歳未満で子どもがおらず、配偶者が無職の場合」は負担増となり、年収500万円なら年間約3万8000円の新たな負担が生じる。
 ただ、年金受給世帯は、配偶者控除を廃止しても、公的年金等控除の拡大や老年者控除(65歳以上)の復活により、差し引きで負担は軽減されるとしている。
 民主党は、衆院選立候補者に「(一部世帯では)負担増となるが、子どもは『未来の担い手』であり、将来の社会保障は子どもたちにかかっている」と理解を求めるための文書を配布し、有権者にアピールしていく方針だ。


  一方、『中学を卒業する子供1人当たり月2万6000円の子ども手当を支給する』と、以前から主張していた民主党ですが、いよいよマニュフェストを掲げ、その詳細を発表しました。
 その詳細によれば、従来の配偶者控除や扶養控除を見直し(但し、年金受給世帯には公的年金等の拡大あるいは老年者控除の復活により負担増にならないように配慮)て手当の財源を作り、その代わり親の所得制限は設けないことで『年収500万円で配偶者は無職、子供なしの場合は年間3.8万円の負担増』と具体的な金額まで挙げて、国民に選択を迫るようですね…。
 まあ、ごくごく個人的な意見を述べるならば、現行の児童手当は、所得制限を設けていると言っても、実質8割を超える世帯で支給していて、『所得制限でカットできる金額と、所得制限をチェックするお役所の人件費やシステム構築費用など各種事務処理経費の一体どちらが大きいんだろう???』といささか疑問の残る仕組みで、他にも財源負担の公平性の問題も抱えています(現在は自営業者とサラリーマンとの所得制限額の格差はかなり縮小していますが、以前は自営業者であるかサラリーマンであるかによって、受給できる世帯の比率に数十%の差があった時代もあったようです。)し、いっそ制度を一本化して所得制限を取り払った方がすっきりすると思いますし、数十年前のように、近所のおかみさんや自営業のおやじさんが自分の子供と一緒に近所の子供の面倒を見る時代でもなくなった以上、子供のいない家庭が子供のいる家庭を支える現代流の仕組みを取り入れることも必要かと思います。
 人間、誰だって自分が増税されるのは嫌ですし、そういったことが『総論賛成 各論反対』にもつながるのだと思いますが、これまでの自民党は『嫌なことから逃げて、こっそり増税』一方民主党は『嫌なことも良いこともさらけ出す』といった構図になっているようですが、はたして国民は自民党と民主党のどちらを次の選挙で選ぶんでしょうね???

自民公約づくりは非公開…「反麻生」結集恐れ?

2009-07-19 09:14:44 | Weblog
自民公約づくりは非公開…「反麻生」結集恐れ? 2009年7月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090608-145056/news/20090718-OYT1T00972.htm
 自民党が次期衆院選の政権公約(マニフェスト)の骨子を明らかにしないまま、21日の衆院解散を迎えようとしている。
 作成過程も非公開で、麻生首相に批判的な中堅・若手議員は秘密主義だとして執行部への反発を強めている。しびれを切らして党とは別の独自の公約を掲げようとする議員の動きもあり、党内の不協和音はますます大きくなっている。
 自民党のマニフェストは、公約作成プロジェクトチーム(PT)座長で首相に近い菅義偉選挙対策副委員長のほか、園田博之政調会長代理、石原伸晃幹事長代理ら「インナー」と呼ばれる5人が、6月中旬から秘密裏に会合を重ねて原案の作成を進めてきた。
 17日にPTと公約作成委員会(委員長・細田幹事長)の合同会議が初めて開かれ70項目の政策を盛り込んだ原案が提示されたが、批判が続出。「検討」「調整」「原則」などの文字が並び、財源や政策実現までの工程表も示されていなかったためだ。
 笹川総務会長は「『検討』とか『原則』などの言葉は使うな。やるならやると書け」、尾辻参院議員会長も「役所言葉ばかりで、とてもマニフェストとは言えない。もっと強い表現で書いた方がいい」と厳しく注文をつけた。
 菅氏は幹部一任を取りつけようとしたが、尾辻氏らは頑として認めなかった。 執行部がマニフェストの公開に及び腰なのは「麻生降ろし」が沈静化する前に内容を示せば、「あれが足りない、これを入れろと批判が続出し、党内のドタバタに、火に油を注ぐ」(幹部)と考えているためだ。解散後の24日にも政調審議会、総務会で党内の了承手続きを行ったうえで、内容を公表する予定だが、これが「最初で最後の平場の議論になる」(中堅)と見られている。「反麻生」勢力がマニフェスト反対で結集しないよう、解散後の日程を組み立てたと見る向きもある。
 「反麻生」の急先鋒(せんぽう)、中川秀直・元幹事長も18日のテレビ番組で、党のマニフェストが未公表であることに懸念を示したうえで「我々の意見がマニフェストに入らず、その主張を降ろすようでは、政治家ではない」と強調。
党のマニフェストが意にそぐわなければ独自の公約を掲げる可能性を示唆した。
 小池百合子・元防衛相ら東京都選出の有志議員、首相と距離を置く鳩山邦夫・前総務相らも、独自の公約を作成する構えを見せている。
 こうした自民党の混乱ぶりに対し、野党側からは「政党の姿をなしていない」(鳩山民主党代表)と厳しい批判の声が上がっている。

実績より「今後の期待」で投票76% 朝日新聞世論調査 2009年7月19日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0718/TKY200907180281.html
 衆院選で投票先を決めるときの判断材料について、朝日新聞社は郵送による世論調査を実施した。政党の「これまでの実績」と「これからの期待」では、「期待」を重視する人が76%と、「実績」の20%を圧倒した。投票した政党が政権を担当し、実績が期待外れだったとき、次の選挙では「別の政党に投票」が59%で、「同じ政党に投票」の24%を大きく上回った。
 これまでの国政選挙で投票先の政党がだいたい同じだった人は79%いるが、今後の見通しを聞くと、「だいたい同じ」は55%に下がり、「そのたびに変えることが多くなる」が37%になる。これまで「だいたい同じ」だった人でも約3割は変えることを予想している。
 政党への期待や実績評価によって、投票先を比較的簡単に変える「流動化」が進みそうだ。
 投票する政党や候補者を決めるとき、一番重要な判断材料を5項目から選んでもらうと、「政党のこれからの期待度」を挙げた人が47%で最も多かった。他は「政党のかかげる公約」19%、「候補者本人」16%、「政党のこれまでの実績」12%、「党首」3%だった。公約や党首など特定の要素で判断するより、それらもふまえて総合的にみた「期待度」を重視する姿勢がうかがえる。
 次の衆院選で投票先を決めるとき、「政権選択」を「大いに意識する」人は34%いる。このうち比例区投票先として民主を挙げたのは66%、自民は21%だった。
 自民党と民主党にそれぞれ政権担当能力がどの程度あると思うかを聞くと、自民党は「大いにある」「ある程度ある」合わせて44%だった。民主党は合わせて59%で自民党の評価を上回った。
 調査は全国3千人を対象に6月中旬~7月中旬に実施した。有効回収率は74%。



 う~ん。私には自民党が公約作りを密室で行うという この感覚が根本的に理解できませんね。「あれが足りない、これを入れろと批判が続出し、党内のドタバタに、火に油を注ぐ」という執行部の不安も、もしこれが民間企業の立場ならば、むしろ会社の体質を抜本的に変えるチャンスとして『組織の体質をより良くしていくために、改善提案があればびしばし出して、ご指導下さい』と経営陣自らが訴える方が普通でしょうし、どうしても党として認容できない点があるのならば、それは個々の政治家の公約にすればいいだけのこと。
 この自民党の混迷ぶりを会社経営に当てはめてみると、要は今の自民党は企業業績が不振となり、会社内部で人事抗争が起きているようなものですが、だからと言って顧客サービス(国民へのアピール)がおろそかになっては、業績を上げる(選挙に勝つ)どころか資金繰りに行き詰って経営破綻(党が空中分解)しかねませんし、ましてマニュフェスト作り(顧客アピール)の詳細を現場の最前線にいる従業員(自民党の国会議員)に非公開にするなんて、全くもって意味不明です!!!
 お客さんからみれば、その会社の人事抗争がどうなろうと知ったことではありませんし、最適なサービスを適切な対価で提供できるかが大事なわけであって、抽象的なサービスしか提供できない会社(株式会社自民党)と明確にマニュフェストを打ち出すライバル会社(株式会社民主党、株式会社社民党、株式会社国民新党、株式会社共産党など)があればどちらを選ぶかは指摘するまでもなくわかりそうなものですが、このあたりも自民党が末期症状に陥っていることを見せつけているような気がしますね。

 一方、当の国民からは実績よりも今後への期待で投票するという方が4人に3人に…。こちらは、もし共産党が独自に議席を出さずに自公が支持する与党と民主が支持する候補の一騎打ちになれば、これまでは自民が支持する候補に投票していた人も今回は民主が支持する候補に1票を投じようかと考えている人が多いことを意味しますが、こちらの傾向も自民には逆風になりそうです。
 まあ、「そのたびに変えることが多くなる」が37%と3人に1人強の方が、その時次第で支持政党を変えるという、良く言えば柔軟、露骨な表現をすればどっちつかずなわけですが、これだって、これまでの自民党がなあなあで物事を処理し続けようとした結果招いた自業自得でしょうし、私自身民主が躍進して実質2大政党のような位置づけになれば、政権担当政党が緊張感をもって政策運営を行う効果が期待できそうな気がしますね。

自民3648人集団離党…長崎衆院議員の支持者

2009-07-19 09:11:25 | Weblog
自民3648人集団離党…長崎衆院議員の支持者 2009年7月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090718-OYT1T00797.htm
 自民党を離党した長崎幸太郎衆院議員(比例南関東ブロック、無所属)を支持する党員3648人分の離党届が18日、甲府市の党山梨県連に提出された。
 長崎氏は当選1回。2005年の前回衆院選で、郵政民営化に反対した堀内光雄・元総務会長に対する「刺客候補」として山梨2区から党公認で出馬し、比例選で復活当選した。党は昨年6月、堀内氏の次期衆院選の公認を内定。長崎氏は、この決定を不服として離党届を提出。17日に正式に了承された。
 今回の大量離党は、公認を巡る党の決定に不満を持つ支持者が長崎氏に追随した形だが、内部対立やドタバタが尽きない自民党に嫌気がさした側面もある。
 離党届を提出した一人、党員歴42年という駒谷隆利・富士河口湖町議は18日、「党の上層部は言うこととやることがちぐはぐだ。ご都合主義の自民党になってしまった」と語った。
 党山梨県連によると、08年度現在、県連に党費を納めている一般党員数は約1万2千人。県連関係者は「今回離党届を出した自称『党員』の中には、党費を毎年納めず、我々が党員に含めていない人もいる」と話している。



 はぁ…。長崎氏の支持者が離党することそのものは避けられなかったとしても、『今回離党届を出した自称『党員』の中には、党費を毎年納めず、我々が党員に含めていない人もいる』という言い草は、どう見ても負け惜しみにしか聞こえませんし、自民党の支持者ならば 本音はともかく建前だけでも危機感を示して欲しいのですが、今は政権そのものだけでなく、その政権を支える基盤も崩れつつあるということなのでしょうか…(呆れ
 まあ、どこの政党支持者にも、党費を納めない、肩書を利用するだけの、『自分の利害のためならば、平気で主義主張さえ変えてしまう』輩もいると思いますが、こういった見苦しい態度をとっていれば、自民支持を続けようか迷っているような今は味方についてくれる人まで失うだけのこと。自民党はもう少し自陣営のサポーターを大事にした方がいいと思うんですけどね…。