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津島雄二氏、不出馬と引退を表明

2009-07-20 11:21:45 | Weblog
津島雄二氏、不出馬と引退を表明 2009年7月20日 
東奥日報 http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090719212111.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0719/TKY200907190076.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090719-OYT1T00439.ht
 津島氏は同日、地元関係者らに電話で不出馬の意向を伝え、午後4時からの会見に臨んだ。津島氏は、不出馬を決断した理由の中で党内の内紛に触れ「自民党は解党的な出直しをしなければならない状況にある」と危機感を訴えた。その上で「わが党の将来や日本の政治を新しい若い人たちが開いていく必要性を感じた」とし「私はあえて立候補せず、むしろ率直な意見を述べることで次の政治が開かれていくのを期待したほうがいいとの心境に達した」と語った。
 4月の青森市長選で支援した佐々木誠造氏が敗れたことについては「高齢多選への批判が底流にある。何となくチェンジしてもらいたいとの流れがあることは見落とすことはできない」と話し、今回の決断の一つの要素であるとした。
 後継候補者の選定に関しては「私の政治哲学、政治信条をよく理解してくれる人に引き継いでほしい」との思いを明らかにしたが、具体的な名前は出さず「党県連の決定を静かに待つ」と述べるにとどまった。
 津島氏は現在11期で、次期衆院選での12回連続当選を目指し、これまで精力的に活動を進めていた。自民党への逆風がある中、党税制調査会長などの要職を務め、経験と実績を訴えてきた津島氏の戦線離脱は、同党の今後の選挙情勢に影響を与える可能性もある。
 衆院選本県1区は、前回衆院選で復活当選した民主党現職の横山北斗氏(45)、共産党新人の吉俣洋氏(35)、社民党新人の渡辺英彦氏(68)、幸福実現党新人の上田一博氏(59)、無所属新人の升田世喜男氏(52)が出馬表明しており、津島氏の後継となる自民党候補との6人による戦いとなる見通しだ。

津島雄二氏の一問一答  2009年7月20日 東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090719205153.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
 次期衆院選への不出馬を表明した会見での津島雄二氏の一問一答は次の通り。
 ―不出馬の決断をしたのはいつか。
 「ゆうべだ。一昨日(17日)までは自民党内の問題を解決するのに忙しく、自分のことについて考えをまとめる余裕がなかった。ゆうべいろいろ考えた」
 ―青森市長選で盟友の佐々木誠造氏が敗れたことは、決断に影響したのか。
 「それも当然一つの要素だった。高齢多選に対する批判は底流にあるなと。それから政権交代という主張もそうだが、何となくチェンジしてもらいたい―という流れがある。それを見落とすことはできない」
 ―後継については。
 「国政について、あるいは健全な保守主義を守るための自民党の在り方について、私の政治哲学をよく理解する人。私の33年間の代議士としての実績を踏まえて、これを引き継いでくれる人。そういう人に引き継いでほしいが、誰にするかは有権者が決めること。有権者の意見を踏まえて自民党県連が決める話だから、静かに決定を待ちたい」
 ―今の発言を聞くと、息子さん(長男の津島淳氏)も候補の一人だと思うが。
 「私からコメントすることはない。私の政治信条をよく理解した人に継いでほしい」
 ―今後の政治とのかかわり方、自民党とのかかわり方は。
 「長い間政治にかかわってきたし、党内の大きなグループを率いてきたという経験も、今後の政治の流れの中でも役立つと思う。より自由に積極的に発言していきたい」
 ―自民党には党員として残るのか。
 「それはこれからの状況による。ただ長い間、党選出の国会議員だったことは否定できない。それを踏まえての発言ということになるだろう」
 ―派閥会長職の後継については。
 「今朝、何人かに連絡した。『みんなで相談してくれ』と」
 ―派閥の後継について意中の人は。
 「ない。お任せする」
 ―三村県政を国政の立場から支えてきたが、県政に対しては。
 「県民の幸せのために、これからも知事が粉骨砕身してくれることが一番良いと思っている。お互いの友情ばかりでなく、県民の幸せのためにも一生懸命アドバイスし、支えていきたいと思う」
 ―一般論として世襲についてどう考えるか。
 「有権者の決めることだ。被選挙人になる権利はすべての人に憲法で保障されている」
 ―衆院選で予定していた残りのスケジュールについては。
 「平成研究会(津島派)から出馬する人を、できるだけ応援しなければならない。さらには日本の政治の在り方について、しかるべき所でしかるべき発言をしていく」
 ―不出馬について、相談した人はいるか。
 「結論は一人で出した。相談はしていない」

自民の大物長老27人 何人生き残れる?  2009年7月19日 ゲンダイネット
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_jimin__20090720_38/story/19gendainet02042027/
 自民党の長老たちが震え上がっている。きっかけは、都議選を振り返った民主党・小沢代表代行の分析だ。民主党が定数8に4人の公認候補を立てた大田区では、30代の新人2人が当選し、50代と60代の現職2人が落選した。選挙分析に長(た)けた小沢は「風を受け止められない候補者はベテランでも飛ばされてしまう」と冷静に言い切っている。追い風が吹く民主党でも、変化への期待を受け止められなければ、50代でも落選してしまうのだ。ましてや大逆風の自民党ともなれば、高齢ベテラン組は絶望的だ。
「最近の首長選を見ても、千葉市長選、横須賀市長選、奈良市長選と、自民党のベテランが野党系の若者にコロリとやられている。都議選でも千代田と中央区の大ベテランが討ち死にだった。有権者は候補にも大きな変化を望んでいるのです。この傾向を読み切った小沢代行は、党内のベテラン組へのテコ入れを強めると同時に、自民党の長老議員たちに対して全滅作戦を練り直していますよ」(民主党事情通)
 で、自民党の70代以上の長老議員を調べてみた。息子のような38歳の若手と戦う山梨2区の堀内光雄元総務会長(79)を筆頭に、絵に描いたような哀れ長老議員が多い。27人中、果たして何人が永田町に戻ってこられるか……。
【自民党の高齢議員】
▲/青森1区/津島雄二/79
▲/秋田1区/二田孝治/71
○/山形3区/加藤紘一/70
△/群馬1区/尾身幸次/76
△/群馬2区/笹川尭/73
△/群馬3区/谷津義男/74
○/群馬4区/福田康夫/73
▲/埼玉7区/中野清/73
△/山梨2区/堀内光雄/79
△/東京1区/与謝野馨/70
▲/東京2区/深谷隆司/73
△/東京16区/島村宜伸/75
△/石川2区/森喜朗/72
△/静岡3区/柳沢伯夫/73
▲/静岡6区/倉田雅年/70
▲/愛知9区/海部俊樹/78
△/愛知12区/杉浦正健/74
○/京都1区/伊吹文明/71
△/大阪1区/中馬弘毅/72
▲/大阪17区/岡下信子/70
▲/大阪18区/中山太郎/84
▲/兵庫4区/井上喜一/77
○/和歌山3区/二階俊博/70
△/香川3区/大野功統/73
▲/福岡2区/山崎拓/72
○/佐賀3区/保利耕輔/74
▲/鹿児島1区/保岡興治/70

 


 う~ん。津島氏と言えば、かっては厚生大臣も務め、加えて伊吹氏に引けをとらない財務のプロということで、派閥の長という意味以外でも別格の存在だと思っていたのですが、いきなり しかもこの時期に引退を言い出すとはただただ吃驚です。
 まあ、津島氏の場合、山梨2区の堀内光雄氏と同じく79歳と、高齢多選批判が高まる可能性も高く厳しい選挙になることは予想されてはいましたが、議員歴が長いだけの老害議員にお引き取り頂くという観点から考えるならば、いくらでも先に引退すべき議員がいる(すぐにでしゃばりたがる総理経験者とか、何度も引退と出馬宣言を繰り返し、あげく同じ地盤から出馬する予定の自民党の候補に迷惑をかけている九州の某議員とか…)と思いますし、本気で自民党を変えていこうと思うならば、しっかり実務ができる方にこそ残ってもらい、逆に前者のようなどうでもいい、むしろ他人の足を引っ張ることしかできない議員の首に鈴をつける人が必要な気がしますね。


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