ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

(12日の選挙)中間市長選・現職松下氏が再選

2009-07-19 09:30:42 | Weblog
(12日の選挙)中間市長選・現職松下氏が再選 2009年7月13日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/108438
 任期満了に伴う福岡県中間市長選は12日投開票され、現職の松下俊男氏(65)=無所属=が、新人で元市議の佐々木晴一氏(51)=無所属=を破り、再選を果たした。
 選挙戦では、2004年に頓挫した北九州市との合併問題や、定住促進策などが争点となった。
 松下氏は、現時点での合併に慎重な姿勢を示した上で、1期目の行財政改革の実績をアピール。引き続き行革を進めるとともに、子育て支援や高齢者対策など福祉政策充実による定住促進を訴え支持を集めた。
 投票率は47・22%。当日有権者数は3万8213人(市選管調べ)。

中間市長選 「思い切った市政を」 再選の松下氏 一夜明け、意気込み 2009年7月14日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/108658
 12日に投開票された中間市長選から一夜明け、再選を果たした現職の松下俊男氏(65)は13日、市役所で当選証書を受け取った。2期目に向け「市民の付託を得て、思い切った市政運営をする」と決意を新たにした。
 松下氏は前回無投票当選。初の選挙戦となった今回の選挙について「4年間の実績を評価してもらえた」と振り返り、「市民の審判を仰ぎ、やっと一人前の市長になれた」と、笑顔をみせた。
 過去最低だった投票率については「対抗候補が掲げた合併問題を、市民は争点にしなかった」と分析。自らの得票も伸びなかったが「前市長の当選時と遜色(そんしょく)なく、市民の付託は得られた」との認識を示した。
 「しっかり財政を再建し、周囲からも評価されるまちづくりを行うことが重要」と、子育て支援策の充実などを優先課題として取り組むとした。


中間市 市長選挙結果
当  10644 松下俊男 無現 中間市長
   7113 佐々木晴一 無所属 新




 福岡県中間(なかま)市は、福岡県北部に位置し、北九州市などに隣接する人口4.4万人程の市ですが、市長選は、4年前の2005年7月に初当選した現職の松下俊男氏に対して、元市議の佐々木晴一氏が挑戦したのですが、
 北九州市との合併については、やや慎重姿勢を見せ、『町づくりを進めると共に、乳幼児医療費の公費負担を小学3年まで拡充し、学童保育所を設置するなどの子育て支援策を実施すると共に、JR中間駅にはエレベーターを設け、岩瀬地区には若い夫婦をターゲットにした一戸建て50戸くらいの住宅団地を造り、若いお父さんやお母さんを呼び込みたい。』と訴えた現職の松下俊男氏が10644票を獲得し、
 北九州市との合併推進派で、『市長の退職金や黒塗り公用車、市長室を廃止して、慶弔や退職職員への医療費公費負担などのお手盛り手当も無くす。同和行政と決別し、暴力団の根絶に力を入れる』と訴え7113票を獲得した佐々木晴一氏を破り再選を決めました。
 中間市には基幹産業がなく、観光資源も少なく人口も98年に5万人を切ってから減少が止まらないなど、中々厳しい状況ですが、再選された松下市長は次の4年間でどのような実績を残してくれるのでしょうか…。
 財政状態も苦しく、市が作った五楽北部工業団地も地主の同意が得られず整備が中断したままなど、沢山の難問を抱える中間市ですが、それだけに松下氏が次の4年間で残す実績が強く問われることになりそうな気がします。

(12日の選挙)西会津町長に伊藤勝氏 現職山口氏に1287票差

2009-07-19 09:26:20 | Weblog
(12日の選挙)西会津町長に伊藤勝氏 現職山口氏に1287票差 2009年7月13日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/0713/news1.html
 任期満了に伴う西会津町長選は12日投票が行われ、即日開票の結果、新人で前町議の伊藤勝氏(59)=無所属=が、7選を目指した現職の山口博続氏(74)=同=を1287票差で破り、初当選した。
 24年ぶりの選挙戦となった同町長選で伊藤氏は、町長報酬の50%カット、高級公用車の廃止により財源を町民の暮らしに役立てるなどの公約を掲げ、幅広い層に浸透。街頭演説など地道な草の根運動で支持を拡大した。山口氏は、6期の実績を軸に町政継続の必要性を訴えたが、地盤を固め切れず及ばなかった。
 投票率は、選挙戦となった24年前より6.05ポイント下回り88.22%。当日有権者数は6700人(男性3197人、女性3503人)だった。

◇西会津町長選開票結果
当 3580 伊藤勝  59 無新
  2293 山口博続 74 無現
◇西会津町議補選開票結果
当 5009 佐野悦朗  71 無元
   341 板垣富士雄 61 無元




 福島県西会津町は、新潟県と県境を隣接する人口7500人程の町ですが、町長選は実に24年振りの選挙戦となったようで、7選目を目指す現職の山口博続氏に対して、「多選が権力の集中を生んでおり、独断の行政は変えなければならない」と立候補を表明し、町政の刷新、転換を訴え通算7期目だった町議を辞職した伊藤勝氏が挑戦する形となったのですが、その伊藤勝氏が3580票を獲得し、7選を目指した現職の山口氏に1287票差をつけて初当選しました。
 まあ、選挙そのものが24年も行われていなかったこと自体吃驚ですが、さすがに74歳にもなって現役を続けるというのも、町民の感情としては『もし任期途中で体調不良となって町長としての任務をこなすことができなくなったらどうするのか?』といった心配もあったでしょうし、余人に代え難い程の余程の名物町長ならまだしも、ごくごく個人的には『70歳を過ぎたら、4年間の任期の間に助役なり副町長なり、自分の後継者を育成して欲しい』とさえ思うのですが、おそらくは町民にもいい加減山口氏に対する飽きが来ていたといった一面もあったのではないでしょうか…。
 これまで無風だった地域に新しい町長が誕生しますが、新町長がどのような町制運営をしてくれるか要注目ですね。
 一方、町議補選は元議員同士の対決となったものの、なんとなんと14.6倍の票差が…(吃驚 補選でこれだけの大差がつくのもある意味珍しいと思います。

民主の子ども手当…子供なし夫婦は負担増も

2009-07-19 09:20:52 | Weblog
民主の子ども手当…子供なし夫婦は負担増も 2009年7月19日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090719-OYT1T00093.htm
毎日 http://mainichi.jp/life/today/news/20090719k0000m010108000c.html
 民主党が次期衆院選の政権公約(マニフェスト)で掲げる「子ども手当」の制度の詳細が、明らかになった。
◆手当財源、配偶者控除などの見直しで◆
 子ども1人当たり月額2万6000円を支給する手当の財源として配偶者控除などを見直す。子どものいない夫婦2人の世帯では、負担増となるケースもあるが、少子化対策のため国民に理解を求めるとしている。
 「子ども手当」は民主党の目玉政策で、支給対象となる子どもは0歳から中学卒業まで。現行の児童手当とは異なり、親の所得制限は設けない。生まれた順番に関係なく、1人当たり月額2万6000円を支給する。政権獲得後、2010~11年度は半額の月1万3000円にとどめ、12年度から完全実施する。
 完全実施には年間5兆3000億円の財源が必要で、予算全体の組み替えに加え、所得税の扶養控除や配偶者控除を見直すことで確保するとしている。
◆子供なしで配偶者が無職→負担増◆
 所得控除の見直しに伴い、「65歳未満で子どもがおらず、配偶者が無職の場合」は負担増となり、年収500万円なら年間約3万8000円の新たな負担が生じる。
 ただ、年金受給世帯は、配偶者控除を廃止しても、公的年金等控除の拡大や老年者控除(65歳以上)の復活により、差し引きで負担は軽減されるとしている。
 民主党は、衆院選立候補者に「(一部世帯では)負担増となるが、子どもは『未来の担い手』であり、将来の社会保障は子どもたちにかかっている」と理解を求めるための文書を配布し、有権者にアピールしていく方針だ。


  一方、『中学を卒業する子供1人当たり月2万6000円の子ども手当を支給する』と、以前から主張していた民主党ですが、いよいよマニュフェストを掲げ、その詳細を発表しました。
 その詳細によれば、従来の配偶者控除や扶養控除を見直し(但し、年金受給世帯には公的年金等の拡大あるいは老年者控除の復活により負担増にならないように配慮)て手当の財源を作り、その代わり親の所得制限は設けないことで『年収500万円で配偶者は無職、子供なしの場合は年間3.8万円の負担増』と具体的な金額まで挙げて、国民に選択を迫るようですね…。
 まあ、ごくごく個人的な意見を述べるならば、現行の児童手当は、所得制限を設けていると言っても、実質8割を超える世帯で支給していて、『所得制限でカットできる金額と、所得制限をチェックするお役所の人件費やシステム構築費用など各種事務処理経費の一体どちらが大きいんだろう???』といささか疑問の残る仕組みで、他にも財源負担の公平性の問題も抱えています(現在は自営業者とサラリーマンとの所得制限額の格差はかなり縮小していますが、以前は自営業者であるかサラリーマンであるかによって、受給できる世帯の比率に数十%の差があった時代もあったようです。)し、いっそ制度を一本化して所得制限を取り払った方がすっきりすると思いますし、数十年前のように、近所のおかみさんや自営業のおやじさんが自分の子供と一緒に近所の子供の面倒を見る時代でもなくなった以上、子供のいない家庭が子供のいる家庭を支える現代流の仕組みを取り入れることも必要かと思います。
 人間、誰だって自分が増税されるのは嫌ですし、そういったことが『総論賛成 各論反対』にもつながるのだと思いますが、これまでの自民党は『嫌なことから逃げて、こっそり増税』一方民主党は『嫌なことも良いこともさらけ出す』といった構図になっているようですが、はたして国民は自民党と民主党のどちらを次の選挙で選ぶんでしょうね???

自民公約づくりは非公開…「反麻生」結集恐れ?

2009-07-19 09:14:44 | Weblog
自民公約づくりは非公開…「反麻生」結集恐れ? 2009年7月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090608-145056/news/20090718-OYT1T00972.htm
 自民党が次期衆院選の政権公約(マニフェスト)の骨子を明らかにしないまま、21日の衆院解散を迎えようとしている。
 作成過程も非公開で、麻生首相に批判的な中堅・若手議員は秘密主義だとして執行部への反発を強めている。しびれを切らして党とは別の独自の公約を掲げようとする議員の動きもあり、党内の不協和音はますます大きくなっている。
 自民党のマニフェストは、公約作成プロジェクトチーム(PT)座長で首相に近い菅義偉選挙対策副委員長のほか、園田博之政調会長代理、石原伸晃幹事長代理ら「インナー」と呼ばれる5人が、6月中旬から秘密裏に会合を重ねて原案の作成を進めてきた。
 17日にPTと公約作成委員会(委員長・細田幹事長)の合同会議が初めて開かれ70項目の政策を盛り込んだ原案が提示されたが、批判が続出。「検討」「調整」「原則」などの文字が並び、財源や政策実現までの工程表も示されていなかったためだ。
 笹川総務会長は「『検討』とか『原則』などの言葉は使うな。やるならやると書け」、尾辻参院議員会長も「役所言葉ばかりで、とてもマニフェストとは言えない。もっと強い表現で書いた方がいい」と厳しく注文をつけた。
 菅氏は幹部一任を取りつけようとしたが、尾辻氏らは頑として認めなかった。 執行部がマニフェストの公開に及び腰なのは「麻生降ろし」が沈静化する前に内容を示せば、「あれが足りない、これを入れろと批判が続出し、党内のドタバタに、火に油を注ぐ」(幹部)と考えているためだ。解散後の24日にも政調審議会、総務会で党内の了承手続きを行ったうえで、内容を公表する予定だが、これが「最初で最後の平場の議論になる」(中堅)と見られている。「反麻生」勢力がマニフェスト反対で結集しないよう、解散後の日程を組み立てたと見る向きもある。
 「反麻生」の急先鋒(せんぽう)、中川秀直・元幹事長も18日のテレビ番組で、党のマニフェストが未公表であることに懸念を示したうえで「我々の意見がマニフェストに入らず、その主張を降ろすようでは、政治家ではない」と強調。
党のマニフェストが意にそぐわなければ独自の公約を掲げる可能性を示唆した。
 小池百合子・元防衛相ら東京都選出の有志議員、首相と距離を置く鳩山邦夫・前総務相らも、独自の公約を作成する構えを見せている。
 こうした自民党の混乱ぶりに対し、野党側からは「政党の姿をなしていない」(鳩山民主党代表)と厳しい批判の声が上がっている。

実績より「今後の期待」で投票76% 朝日新聞世論調査 2009年7月19日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0718/TKY200907180281.html
 衆院選で投票先を決めるときの判断材料について、朝日新聞社は郵送による世論調査を実施した。政党の「これまでの実績」と「これからの期待」では、「期待」を重視する人が76%と、「実績」の20%を圧倒した。投票した政党が政権を担当し、実績が期待外れだったとき、次の選挙では「別の政党に投票」が59%で、「同じ政党に投票」の24%を大きく上回った。
 これまでの国政選挙で投票先の政党がだいたい同じだった人は79%いるが、今後の見通しを聞くと、「だいたい同じ」は55%に下がり、「そのたびに変えることが多くなる」が37%になる。これまで「だいたい同じ」だった人でも約3割は変えることを予想している。
 政党への期待や実績評価によって、投票先を比較的簡単に変える「流動化」が進みそうだ。
 投票する政党や候補者を決めるとき、一番重要な判断材料を5項目から選んでもらうと、「政党のこれからの期待度」を挙げた人が47%で最も多かった。他は「政党のかかげる公約」19%、「候補者本人」16%、「政党のこれまでの実績」12%、「党首」3%だった。公約や党首など特定の要素で判断するより、それらもふまえて総合的にみた「期待度」を重視する姿勢がうかがえる。
 次の衆院選で投票先を決めるとき、「政権選択」を「大いに意識する」人は34%いる。このうち比例区投票先として民主を挙げたのは66%、自民は21%だった。
 自民党と民主党にそれぞれ政権担当能力がどの程度あると思うかを聞くと、自民党は「大いにある」「ある程度ある」合わせて44%だった。民主党は合わせて59%で自民党の評価を上回った。
 調査は全国3千人を対象に6月中旬~7月中旬に実施した。有効回収率は74%。



 う~ん。私には自民党が公約作りを密室で行うという この感覚が根本的に理解できませんね。「あれが足りない、これを入れろと批判が続出し、党内のドタバタに、火に油を注ぐ」という執行部の不安も、もしこれが民間企業の立場ならば、むしろ会社の体質を抜本的に変えるチャンスとして『組織の体質をより良くしていくために、改善提案があればびしばし出して、ご指導下さい』と経営陣自らが訴える方が普通でしょうし、どうしても党として認容できない点があるのならば、それは個々の政治家の公約にすればいいだけのこと。
 この自民党の混迷ぶりを会社経営に当てはめてみると、要は今の自民党は企業業績が不振となり、会社内部で人事抗争が起きているようなものですが、だからと言って顧客サービス(国民へのアピール)がおろそかになっては、業績を上げる(選挙に勝つ)どころか資金繰りに行き詰って経営破綻(党が空中分解)しかねませんし、ましてマニュフェスト作り(顧客アピール)の詳細を現場の最前線にいる従業員(自民党の国会議員)に非公開にするなんて、全くもって意味不明です!!!
 お客さんからみれば、その会社の人事抗争がどうなろうと知ったことではありませんし、最適なサービスを適切な対価で提供できるかが大事なわけであって、抽象的なサービスしか提供できない会社(株式会社自民党)と明確にマニュフェストを打ち出すライバル会社(株式会社民主党、株式会社社民党、株式会社国民新党、株式会社共産党など)があればどちらを選ぶかは指摘するまでもなくわかりそうなものですが、このあたりも自民党が末期症状に陥っていることを見せつけているような気がしますね。

 一方、当の国民からは実績よりも今後への期待で投票するという方が4人に3人に…。こちらは、もし共産党が独自に議席を出さずに自公が支持する与党と民主が支持する候補の一騎打ちになれば、これまでは自民が支持する候補に投票していた人も今回は民主が支持する候補に1票を投じようかと考えている人が多いことを意味しますが、こちらの傾向も自民には逆風になりそうです。
 まあ、「そのたびに変えることが多くなる」が37%と3人に1人強の方が、その時次第で支持政党を変えるという、良く言えば柔軟、露骨な表現をすればどっちつかずなわけですが、これだって、これまでの自民党がなあなあで物事を処理し続けようとした結果招いた自業自得でしょうし、私自身民主が躍進して実質2大政党のような位置づけになれば、政権担当政党が緊張感をもって政策運営を行う効果が期待できそうな気がしますね。

自民3648人集団離党…長崎衆院議員の支持者

2009-07-19 09:11:25 | Weblog
自民3648人集団離党…長崎衆院議員の支持者 2009年7月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090718-OYT1T00797.htm
 自民党を離党した長崎幸太郎衆院議員(比例南関東ブロック、無所属)を支持する党員3648人分の離党届が18日、甲府市の党山梨県連に提出された。
 長崎氏は当選1回。2005年の前回衆院選で、郵政民営化に反対した堀内光雄・元総務会長に対する「刺客候補」として山梨2区から党公認で出馬し、比例選で復活当選した。党は昨年6月、堀内氏の次期衆院選の公認を内定。長崎氏は、この決定を不服として離党届を提出。17日に正式に了承された。
 今回の大量離党は、公認を巡る党の決定に不満を持つ支持者が長崎氏に追随した形だが、内部対立やドタバタが尽きない自民党に嫌気がさした側面もある。
 離党届を提出した一人、党員歴42年という駒谷隆利・富士河口湖町議は18日、「党の上層部は言うこととやることがちぐはぐだ。ご都合主義の自民党になってしまった」と語った。
 党山梨県連によると、08年度現在、県連に党費を納めている一般党員数は約1万2千人。県連関係者は「今回離党届を出した自称『党員』の中には、党費を毎年納めず、我々が党員に含めていない人もいる」と話している。



 はぁ…。長崎氏の支持者が離党することそのものは避けられなかったとしても、『今回離党届を出した自称『党員』の中には、党費を毎年納めず、我々が党員に含めていない人もいる』という言い草は、どう見ても負け惜しみにしか聞こえませんし、自民党の支持者ならば 本音はともかく建前だけでも危機感を示して欲しいのですが、今は政権そのものだけでなく、その政権を支える基盤も崩れつつあるということなのでしょうか…(呆れ
 まあ、どこの政党支持者にも、党費を納めない、肩書を利用するだけの、『自分の利害のためならば、平気で主義主張さえ変えてしまう』輩もいると思いますが、こういった見苦しい態度をとっていれば、自民支持を続けようか迷っているような今は味方についてくれる人まで失うだけのこと。自民党はもう少し自陣営のサポーターを大事にした方がいいと思うんですけどね…。

小沢氏は東京12区に国替えせず 兵庫8区は小柴公明に田中氏ぶつける? 

2009-07-19 09:01:20 | Weblog
小沢氏は東京12区に国替えせず 民主、独自候補擁立へ 2009年7月18日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090718AT3S1701R17072009.html
 民主党は21日に決まった衆院解散を「政権交代解散」(鳩山由紀夫代表)と銘打ち、8月30日の投開票日に向けて一気にアクセルを踏む。小沢一郎代表代行は17日夜、都内のホテルで岩手4区からの「国替え」が取りざたされる東京12区の関係者らと対応を協議。近く独自候補を擁立し、自らは同選挙区に転出しない考えを明らかにした。
 東京12区は太田昭宏公明党代表の選挙区で、自公政権との対決の象徴として取りざたされてきた。小沢氏は17日の協議で「全国の選挙区に影響を与える重要な選挙区だ。勝てる候補で、親しい人を立てる。一任してほしい」などと力説。来週中に記者会見し、候補者を発表する方針だ。

冬柴氏陣営「暴風雨の戦い」 田中康夫氏と対決 2009年7月18日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/politics/update/0718/OSK200907180003.html
 民主党の立候補予定者がなかなか決まらなかった兵庫8区に新党日本代表の田中康夫氏が立候補の意向を固めた。迎え撃つのは元国土交通相で公明党前幹事長の冬柴鉄三氏。自公連立政権を引っ張った党幹部だけに関係者は「絶対に議席を渡すことはできない」と気を引き締める。
 午前中、民主党の鳩山代表の虚偽献金問題を調査する衆院政治倫理審査会に出席した冬柴氏は、飛行機ですぐに地元入り。雨の中、自転車で約3時間かけ、80軒の支援者宅を回った。「去年の秋から続けていること」と淡々と語り、田中氏立候補にも「驚きも何もない。別に(民主党前代表の)小沢さんが来たっていいし」と笑顔で話した。
 兵庫8区の民主候補は、様々な有名人の名前が挙がっては消えていた。自民党兵庫県連の五島壮幹事長は「若いフレッシュな候補よりは戦いやすい。大物相手でより一層選挙に力が入るだろう。我々も全力で支える」と話す。
 冬柴氏は86年に初当選。中選挙区時代は社会党(当時)の土井たか子氏らと戦い、96年からは小選挙区で当選を重ねてきた。強固な地盤で8選をめざすが、田中氏の高い知名度は脅威だ。
 公明党県本部の野口裕幹事長は「こちらは暴風雨の中の戦い。これまでで一番厳しい選挙になるだろう。連立与党としての実績を訴え、地べたをはうような選挙をする」と険しい表情をみせる。
 一方、田中氏を推薦する見通しとなった民主党。地元の吉本誠県議は「著名人が来ることで全国の注目も集まる。小選挙区での勝利を目指したい」と意気軒高だ。
 ただ、民主党兵庫県連の受け止めは歓迎一色ではない。杉尾良文副代表は「党本部が決定したのであれば真摯(しんし)に受け止めるが、民主党ではない田中氏の応援に県連内をまとめるのは厳しい」と漏らす。
 田中氏は95年1月の阪神大震災で神戸を中心にボランティア活動をした経験があるが、杉尾副代表は「当時の田中氏の行動には賛否もあり、兵庫県に縁はあるが、尼崎の市民に通用するのか」。連合兵庫尼崎地域協議会の幹部も「神戸空港の建設問題で田中氏は反対派。連合兵庫は空港推進で地元労組にわだかまりがある人がいる」と話す。
 兵庫8区ではこのほか、社民、共産の立候補予定者らが準備を進めている。





 ん…。この両ケースの判断の分かれ目はどこにあったんでしょう???
 ごくごく個人的な意見を述べるならば、組織力のある公明党相手に、万が一にも未だに党内での存在力の大きい小沢前代表をぶつけて勝てなかった時のリスク
(冬柴氏にぶつける田中氏の場合は、別に民主現職でもありませんし、議席を獲れればラッキーというところでしょう)を考えれば、やはり確実に地元で議席を1つ確保した方が得策だと考えたのかもしれませんし、それ以上に総選挙後の公明党との連携の可能性を考えると、必要以上に公明党との関係を悪化させることもないと考えたのかな…とも思ったのですが、そうなると小柴氏に田中氏をぶつける意図がイマイチ不明。

 まあ、対戦相手が、あの太田昭宏公明党代表ならば、例え敗れることになっても、出馬する民主の若手候補も名前を売ることができるでしょうし、そこそ善戦すれば勝負する価値も十分あると思うのですが、前長野県知事で新党日本の田中氏を担ぎ出したのは正直以外というかなんというか…
 田中氏自体、民主党というより、国民新党の綿貫さんなど、保守本流に近い人だけに、正直『勝てれば誰でもいいのか?』という感想さえ持ちました。
 はたして尼崎など兵庫8区の住民達は小柴氏と田中氏のどちらを選ぶんでしょうね…。