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(19日の選挙)旭市長に明智氏初当選

2009-07-23 21:06:07 | Weblog
(19日の選挙)旭市長に明智氏初当選 2009年07月21日 
千葉日報 http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1248138845
産経 http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090719/lcl0907192320003-n1.htm
ザ・選挙 http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_flash/0907/0907120894/1.php
 任期満了に伴う旭市長選は19日、市立中央小体育館など市内36カ所の投票所で投票が行われ、市総合体育館で即日開票された結果、組織力で他候補を上回った前市議で農業の明智忠直氏(66)=無所属=が前市議の高橋利彦氏(66)、元会社員の加瀬義孝氏(50)、元市議の藤田昌功氏(72)=いずれも無所属=の3氏を抑え、初当選した。当日有権者数は5万6160人(男2万7246人、女2万8914人)。投票率は63・11%。
 明智氏は現職の引退表明を受け、「自分の目線で第二段階のまちづくりをやっていきたい」と真っ先に出馬表明。同志と呼ぶ市議12人と消防団関係者らの後押しで地元、旧旭東部地域を中心に支持を広げた。
 同じく組織選挙を展開する高橋氏が、周到なマニュフェストを度々の新聞折込で有権者に示し、知名度を急速に高めれば、加瀬氏は大松重和県議の支援を柱に、若さをアピールし、両陣営とも今月に入り急激な追い上げを見せた。
 予断を許さぬ情勢となったが、明智陣営は危機感を背景に陣営を引き締め、巻き返しに成功した。藤田氏は独自の戦いで訴えを展開したが、風は吹かなかった。

千葉県旭市 市長選挙結果
当 12807 明智忠直 66 男 無所属 新 前旭市議会議員、農業
  12669 加瀬義孝 50 男 無所属 新 農業
  8830 高橋利彦 66 男 無所属 新 前旭市議会議員、農業
  668 藤田昌功 72 男 無所属 新 元旭市議会議員、無職


 旭市は、千葉県銚子市に隣接する、2005年7月に旧旭市と干潟町・海上町・飯岡町が対等合併してできた人口7万人の市ですが、市長選は旧旭市時代から市長を務め、4年前の前回選挙でも無投票当選した伊藤忠良氏が引退を表明したため、 4新人が立候補したものの、事実上共産系市議の藤田昌功氏を除いた3新人の争いとなりましたが、 伊藤忠良市長の後継を自任し、旭中央病院について公設公営を堅持すると共に、「市は自然に恵まれている。それを全国発信しなければ」と、観光面に力を入れることを強調した明智忠直氏が12807票を獲得し、
 「1市3町合併後、4年間で合併特例債をフルに使い、学校や公園、旭中央病院新病棟の建設などで借金が800億円にふくれた。このままでは市の運営が危うい」と財政再建を最重要課題に掲げ「市長給与を半額の38万円にする」と約束すると共に、合併による地域格差解消のために「地域経営会議」を設け、地域に権限や予算を移譲。地域主体のまちづくりを構想すると訴え12669票を獲得した高橋利彦氏
 「どこの自治体も財政難。いったん立ち止まり、行財政・環境を見直す時だ」と語ると共に、「農水産業の振興や観光客誘致など、市民の目線で心を込めた安心・安全なまちづくりに努める」と訴え8830票を獲得した加瀬義孝氏
 「1市3町で合併した後の新旭市政は、多額の借金を重ねて『ハコモノ行政』を推進してきた」と批判する。「今こそ、借金を減らし、安定した市民生活の基盤を固める時だ」と訴え、中央病院の民営化に反対し668票を獲得した藤田昌功氏
 を破り初当選しました。
 
 それにしても当選した明智氏と加瀬氏の票差はわずか138票差。明智氏以外の3候補はそろって財政に対する危機感を訴えていただけに、共産系市議の藤田氏はともかく、加瀬氏と高瀬氏の候補の一本化ができていれば、おそらく結果も変わってきたのではないかと思いますが、両陣営とすればお互い票を食い合ったあげく、明智氏に漁夫の利を奪われたといった心境でしょうか…。
 新市長となる明智氏には、当選できたのも自分の実力と過信することなく、最初の4年間から着実に実績を残していって欲しいと思います。


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