後期高齢者医療制度、保険料は月1800~1900円程度減 2008年4月5日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080404-OYT1T00651.htm
厚生労働・総務両省は4日、今月から始まった75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度の月額保険料(全国平均額)について、従来の国民健康保険と比較し、<1>国民年金受給者(月6万6000円の場合)は、2800円が1000円程度に減る<2>平均的な厚生年金受給者(月16万7000円の場合)は、7700円が5800円程度に減る――とする調査結果を公表した。
保険料は2年ごとに見直される。高齢化により、将来は保険料が引き上げられる可能性が高い。
会社員である子供らに扶養され、これまで保険料が不要だった高齢者は、9月末まで保険料が全額免除される。10月以降の半年間は保険料が9割軽減され、月350円程度となる。来年度は5割軽減されるため、月1700円程度となる。
保険料は原則、今月15日支給の年金から天引きが始まる。天引きの対象者は全国に約793万人いる。
国保加入者の医療保険料が安くなるとなると、一見バラ色の制度のようにも見えますが、こちらは後期高齢者のための独立した医療保険制度を作り、健康保険の被扶養者のうち75歳以上の方が全てこの制度に移籍してくるから、全体の支え手が増えて、元々国保に加入していた方の負担が一時的&相対的に減るだけのこと。これまで健康保険の被扶養者だった方が、かって国保に加入していた後期高齢者の方の負担の一部を背負うだけで、別にマジックでもなんでもないんですよね…。
高齢者人口と労働力人口のバランスが長期的に変動する以上、ある程度の制度の見直しはやむを得ないとしても、お役所にとって都合の良い情報だけを開示するのは、個人的にはどうかと思うんですけどね…。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080404-OYT1T00651.htm
厚生労働・総務両省は4日、今月から始まった75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度の月額保険料(全国平均額)について、従来の国民健康保険と比較し、<1>国民年金受給者(月6万6000円の場合)は、2800円が1000円程度に減る<2>平均的な厚生年金受給者(月16万7000円の場合)は、7700円が5800円程度に減る――とする調査結果を公表した。
保険料は2年ごとに見直される。高齢化により、将来は保険料が引き上げられる可能性が高い。
会社員である子供らに扶養され、これまで保険料が不要だった高齢者は、9月末まで保険料が全額免除される。10月以降の半年間は保険料が9割軽減され、月350円程度となる。来年度は5割軽減されるため、月1700円程度となる。
保険料は原則、今月15日支給の年金から天引きが始まる。天引きの対象者は全国に約793万人いる。
国保加入者の医療保険料が安くなるとなると、一見バラ色の制度のようにも見えますが、こちらは後期高齢者のための独立した医療保険制度を作り、健康保険の被扶養者のうち75歳以上の方が全てこの制度に移籍してくるから、全体の支え手が増えて、元々国保に加入していた方の負担が一時的&相対的に減るだけのこと。これまで健康保険の被扶養者だった方が、かって国保に加入していた後期高齢者の方の負担の一部を背負うだけで、別にマジックでもなんでもないんですよね…。
高齢者人口と労働力人口のバランスが長期的に変動する以上、ある程度の制度の見直しはやむを得ないとしても、お役所にとって都合の良い情報だけを開示するのは、個人的にはどうかと思うんですけどね…。