大阪の秋、御堂筋パレードなくなる? 府が負担金廃止 2008年04月25日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0425/OSK200804240112.html
大阪の秋を彩る「御堂筋パレード」を開催する「大阪21世紀協会」が、資金調達のめどが立たないとして「今年のパレードを従前通りの規模で開催するのは現状では難しい」と関係団体に伝えた。大阪府の橋下徹知事や改革プロジェクトチームが協会への負担金廃止を打ち出しているため。協会は「規模を縮小し、形式を変えてでも継続したい」としているが、断念に追い込まれる可能性もある。
協会によると、御堂筋パレードは毎年2月ごろにテーマを決め、準備に入る。今年は府が暫定予算を組んだため準備を進めることができず、海外などから参加する9カ国11地域の団体に対し、口頭で「必ず実施すると確約できない」と伝えたという。
府は07年度、3億2千万円を負担しているが、橋下知事は当選後、「歩行者天国にしたほうが人が集まる」としてパレードの継続に否定的な見解を示している。
う~ん。私には、お祭りを続けるのに、自助努力を全くしないで最初から自治体の補助をあてにするという姿勢にも少し疑問があるんですけどね…。
勿論、京都の祇園祭にも補助金は出ていますが、クライマックスの4.5日前から、それぞれの山や鉾の町衆が粽やウチワといった各種グッズを売るなど、少しずつ運営費用を生み出す仕組みが出来上がっていますし、クライマックスの山鉾巡行の引き手も原則町衆とボランティア。つまりお金を払って参加してもらっているのではなく、自ら参加者が集ってきて、費用を最小限に抑える仕組みができているわけです。
そう考えると、さすがに3億2000万円というのは、これまでが大判振る舞い過ぎたのでは…という印象をどうしても受けずにはいられません。
海外から参加するというのも、おそらくは人件費なども全て持っているのだと思いますが、果たしてそこまでして来てもらう必要は本当にあるのでしょうか。確かに、海外組が参加しなければ、短期的にはパレードも一見派手さがなくなってしまうかもしれませんが、その分地元の若者に参加してもらう方法もあるでしょうし、知事のいう「歩行者天国にしたほうが人が集まる」という意見にはいささか疑問を感じるのですが、今後もパレードを続けてもらうためにも、いかにお金をかけないで祭りを運営する仕組みを作り上げていくかを考える時期にきていると思いますね。
http://www.asahi.com/politics/update/0425/OSK200804240112.html
大阪の秋を彩る「御堂筋パレード」を開催する「大阪21世紀協会」が、資金調達のめどが立たないとして「今年のパレードを従前通りの規模で開催するのは現状では難しい」と関係団体に伝えた。大阪府の橋下徹知事や改革プロジェクトチームが協会への負担金廃止を打ち出しているため。協会は「規模を縮小し、形式を変えてでも継続したい」としているが、断念に追い込まれる可能性もある。
協会によると、御堂筋パレードは毎年2月ごろにテーマを決め、準備に入る。今年は府が暫定予算を組んだため準備を進めることができず、海外などから参加する9カ国11地域の団体に対し、口頭で「必ず実施すると確約できない」と伝えたという。
府は07年度、3億2千万円を負担しているが、橋下知事は当選後、「歩行者天国にしたほうが人が集まる」としてパレードの継続に否定的な見解を示している。
う~ん。私には、お祭りを続けるのに、自助努力を全くしないで最初から自治体の補助をあてにするという姿勢にも少し疑問があるんですけどね…。
勿論、京都の祇園祭にも補助金は出ていますが、クライマックスの4.5日前から、それぞれの山や鉾の町衆が粽やウチワといった各種グッズを売るなど、少しずつ運営費用を生み出す仕組みが出来上がっていますし、クライマックスの山鉾巡行の引き手も原則町衆とボランティア。つまりお金を払って参加してもらっているのではなく、自ら参加者が集ってきて、費用を最小限に抑える仕組みができているわけです。
そう考えると、さすがに3億2000万円というのは、これまでが大判振る舞い過ぎたのでは…という印象をどうしても受けずにはいられません。
海外から参加するというのも、おそらくは人件費なども全て持っているのだと思いますが、果たしてそこまでして来てもらう必要は本当にあるのでしょうか。確かに、海外組が参加しなければ、短期的にはパレードも一見派手さがなくなってしまうかもしれませんが、その分地元の若者に参加してもらう方法もあるでしょうし、知事のいう「歩行者天国にしたほうが人が集まる」という意見にはいささか疑問を感じるのですが、今後もパレードを続けてもらうためにも、いかにお金をかけないで祭りを運営する仕組みを作り上げていくかを考える時期にきていると思いますね。