ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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大阪の秋、御堂筋パレードなくなる? 府が負担金廃止

2008-04-25 20:23:38 | Weblog
大阪の秋、御堂筋パレードなくなる? 府が負担金廃止 2008年04月25日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0425/OSK200804240112.html
 大阪の秋を彩る「御堂筋パレード」を開催する「大阪21世紀協会」が、資金調達のめどが立たないとして「今年のパレードを従前通りの規模で開催するのは現状では難しい」と関係団体に伝えた。大阪府の橋下徹知事や改革プロジェクトチームが協会への負担金廃止を打ち出しているため。協会は「規模を縮小し、形式を変えてでも継続したい」としているが、断念に追い込まれる可能性もある。
 協会によると、御堂筋パレードは毎年2月ごろにテーマを決め、準備に入る。今年は府が暫定予算を組んだため準備を進めることができず、海外などから参加する9カ国11地域の団体に対し、口頭で「必ず実施すると確約できない」と伝えたという。
 府は07年度、3億2千万円を負担しているが、橋下知事は当選後、「歩行者天国にしたほうが人が集まる」としてパレードの継続に否定的な見解を示している。



 う~ん。私には、お祭りを続けるのに、自助努力を全くしないで最初から自治体の補助をあてにするという姿勢にも少し疑問があるんですけどね…。
 勿論、京都の祇園祭にも補助金は出ていますが、クライマックスの4.5日前から、それぞれの山や鉾の町衆が粽やウチワといった各種グッズを売るなど、少しずつ運営費用を生み出す仕組みが出来上がっていますし、クライマックスの山鉾巡行の引き手も原則町衆とボランティア。つまりお金を払って参加してもらっているのではなく、自ら参加者が集ってきて、費用を最小限に抑える仕組みができているわけです。
 そう考えると、さすがに3億2000万円というのは、これまでが大判振る舞い過ぎたのでは…という印象をどうしても受けずにはいられません。
 海外から参加するというのも、おそらくは人件費なども全て持っているのだと思いますが、果たしてそこまでして来てもらう必要は本当にあるのでしょうか。確かに、海外組が参加しなければ、短期的にはパレードも一見派手さがなくなってしまうかもしれませんが、その分地元の若者に参加してもらう方法もあるでしょうし、知事のいう「歩行者天国にしたほうが人が集まる」という意見にはいささか疑問を感じるのですが、今後もパレードを続けてもらうためにも、いかにお金をかけないで祭りを運営する仕組みを作り上げていくかを考える時期にきていると思いますね。

社会保険庁の元職員が他人の年金の権利を実父の年金データーに違法統合 他ニュース1本

2008-04-25 20:12:58 | Weblog
詐欺:社保庁元職員逮捕 浮いた年金、父に統合の疑い 2008年4月23日 毎日
http://mainichi.jp/select/today/news/20080423k0000m040131000c.html
 宙に浮いた他人の年金記録を父親の記録に統合し、年金約70万円を不正に受給したとして、愛知県警は22日、住所不定、元社会保険庁愛知社会保険事務局職員、服部達郎容疑者(53)を詐欺容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
 県警捜査2課の調べでは、服部容疑者は父親と同姓同名で1歳年下の男性の厚生年金保険記録をオンライン端末で操作し、生年月日を父親と同じ日に改ざん。男性の記録を父親の記録に統合して、01年6月~08年2月に遺族厚生年金約70万円を不正受給した疑い。消費者金融で借金を抱えていたという。
 同課によると、服部容疑者は91年1月ごろ、マイクロフィルムの記録を閲覧していて男性の厚生年金記録46カ月分が宙に浮いていることに気付き、男性の記録を父親の記録に統合する手続きをし、老齢年金の不正受給を始めた。しかし、99年2月に父親が死亡したため、今度は母親を受給者として遺族厚生年金をだまし取った。
 年金の不正受給額は計約310万円とみられるが、01年4月以前の受給分は公訴時効(7年)が成立しているため、01年6月以降の約70万円分について立件した。記録を悪用された男性は1942年6月~46年4月の記録が厚生年金の被保険期間に含まれていなかった。男性は89年に死亡している。

ねんきん便、27万人分が本人に届かず…転居先不明などで 2008年4月23日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080422-OYT1T00628.htm
 社会保険庁は22日、3月中に送付し終えた約1030万人分の「ねんきん特別便」のうち、3月25日現在、約27万人分が転居先不明などで本人に届いていないことを明らかにした。
 3月中の特別便は、該当者不明の約5000万件の年金記録の持ち主の可能性が高く、記録の統合作業に影響が出る可能性もある。
 特別便が届いていない27万人の内訳は、年金受給者が約1万人で、発送総数約300万人のうちの0・4%。現役加入者は約26万人に上り、発送総数約730万人のうちの3・5%を占めた。
 一方、特別便を送付した約1030万人のうち、回答があったのは約267万人にとどまり、4人に3人は回答していない計算となる。



 またまた、社会保険庁(元)職員の不祥事です。報道によれば、容疑者はたまたま父親と同姓同名で1歳年下の男性の厚生年金記録を発見し、その記録を父親の年金記録として違法にデーターを書き換え(統合できたということは、おそらくは当の父親はその間の期間は未納だったのでしょう)た上で、厚生年金を不正受給。その不正期間はなんと18年にも及んだようです。
 年金記録はカタカナ表記で、しかも複数の人間がチェックしないため、このような不正行為が成り立ったのだとは思いますが、それにしても91年と言えば、まだ年金記録の統合もそれ程騒がれていなかった頃。当時は、職員が自らの利権のために不正行為を行う可能性すら疑っていなかったのかもしれませんが、上司の側がチェックすることはできなかったのでしょうか。

 一方、1030万人に送付したねんきん特別便第一陣ですが、約27万人分が転居先不明などで本人に届いていないことが判明。とりわけ1万人は既に年金を受給し始めている方だけに、早急になんとかしなければなりませんが、仮に振込金融機関に登録してある住所を調べ上げても、手続きの後に引越しをしていて、金融機関に住所変更の手続きをしていなければ、それ以上の追跡は不可能。
 まさか個人情報をHPにアップするわけにもいきませんし、現役世代26万人の中にもあと数年で年金を受け取り始める方もいるだけに、この問題は非常に厄介だと思います。

高齢者保険料、免除と知らずに? 山形の無理心中

2008-04-25 20:05:13 | Weblog
高齢者保険料、免除と知らずに? 山形の無理心中 2008年04月25日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0424/TKY200804240249.html
 山形市岩波で20日、無職長橋安男さん(58)が母キミ子さん(87)と無理心中を図ったとされる事件で、安男さんは近所の人に「後期高齢者医療制度で保険料が天引きされ、生活が大変」と話していたが、実際は今年9月まで保険料は免除の対象で、天引きは始まっていなかったことが24日、わかった。制度の説明が十分に伝わっていなかった可能性が高いとみられる。
 保険料を徴収する山形市によると、キミ子さんは制度導入の際に用意された激変緩和措置の対象だったという。キミ子さんは安男さんの被扶養者になっていたため、4~9月は保険料が免除、10月~来年3月は9割軽減で、負担額は1800円だった。その後も1年間は軽減措置の対象になる予定だった。市は制度の仕組みなどを広報などで説明、保険料の天引き対象者には徴収の通知を届けていたが、免除対象者には個別にその旨を知らせるなどの対応は取っていなかったという。
 安男さんは心中を図った20日早朝、キミ子さんの健康状態などについて地区の民生委員に相談。腰痛で入院していた病院から5日ほど前に退院したキミ子さんに認知症の症状が現れ始めたと伝え、「(新制度で)保険料が上がったし、再入院するには医療費も上がり、大変だ」と話したという。
 近所の人にも、介護のために仕事を辞めた後はキミ子さんの年金を生活費にあてていて、保険料の天引きで生活が苦しいと漏らしていた。21日には民生委員と、新しい医療制度で入院費がどうなるか、山形市内の病院に話を聞きに行く約束をしていたという。
 24日には、山形市内で長橋さん親子の葬儀がしめやかに営まれた。親類の男性(61)は、「どうして心中まで追いつめられたのか。相談してくれてもよかったのに」とやりきれない様子だった。参列した近所の男性(60)は「安男さんとは地域の行事でよく顔を合わせた。何でもまじめに取り組む熱心な人だった」と言葉を詰まらせた。



 山形県で、「後期高齢者医療制度で保険料が天引きされ、生活が大変」と近所の人に漏らしていた男性が、認知症の症状が見え始めた母親を殺して、自分も首吊り自殺したやりきれない事件がありましたが、実際には激変緩和措置のために、まだ個別の保険料は天引きされていなかったことが、新たに判明しました。
 まあ、いくら『4~9月は保険料が免除、10月~来年3月は9割軽減で、負担額は1800円だった。その後も1年間は軽減措置の対象になる』という正しい情報が伝わっていたところで、認知症の方の介護をする場合、この状態がいつまで続くかわからないという不安もあると思いますし、免除対象者に個別通知を出したところで、結果が変わっていたかどうかはわかりませんが、高齢者や高齢者を扶養する家族の側から見れば、一定額以上の負担はなかったこれまでの制度から、医療にかかればかかるほどお金がかかる制度になるわけで、だからこそ、低所得者の心のケアはしっかりやって欲しかったと思いますし、このような悲劇を未然に防ぐことができなかったことが非常に残念でなりません。
 私は、某野党のような『長年働いてきた高齢者を今になって苦しめるのか』といった感情論はあまり好きではありません(じゃあ、現役世代はいくらでも苦しめていいの?と聞き返す方です)が、本当に生活が苦しい人に対するフォローは不可欠だと思いますし、今後このような悲劇を二度と引き起こさないためにも、新医療制度の担当窓口と生活保護窓口など、横の連携がこれからは非常に重要になっていく気がしますね。

日経平均は322円の大幅高 債券相場から株式市場に資金が流入?

2008-04-25 19:57:17 | Weblog
東証大引け・大幅反発――債券相場急落で資金流入、銀行株高い 2008年4月25日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20080425m1ASS0ISS16250408.html
 25日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発。大引けは前日比322円60銭(2.38%)高の1万3863円47銭だった。債券相場の急落を背景に、債券市場から株式市場に資金が流入し、株価を押し上げた。大手銀行株を中心とする金融株や不動産株、鉄鋼株などの上げが目立った。東証株価指数(TOPIX)も急反発。
 24日の米国株式相場の上昇や外国為替市場での円安基調などを受けた買いが先行した後も高値圏での推移が続いた。国内の消費者物価の上昇や米連邦準備理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を最後に当面、利下げ休止するとの観測が広がったことなどを背景に債券相場が急落。債券市場から株式市場への資金シフトに拍車がかかり、一段高となった。
 相場全体の上昇を受け主力株には買い戻しが膨らみ、金利先高観から大手銀行株も買われ、市場全体に買い安心感が広がった。13時30分に新日鉄が発表した2009年3月期の連結業績の見通しは、経常利益が前期比34%減と市場予想を下回ったものの株価の反応は一時的だった。むしろ大引けにかけて一段高となったことで、市場の警戒を後退させる一因になった。
 東証1部の売買代金は概算2兆4481億円、売買高は同18億4510万株。東証1部の値上がり銘柄数は1388、値下がりは250、横ばいは78だった。


 25日の日経平均は朝方から上昇し、前引けは前日の終値から271円高い13811円で終了しましたが、午後に入ってからも上げ基調で推移し、一時13866円37銭まで上昇。1日全体の終値も前日比322円60銭高い1万3863円47銭と高値圏で終了しました。
 正直、なぜこれ程大きな上げ幅になるのか不思議だったんですが、そうですか…。債券相場の資金も株式市場に流れ込んだ影響もあったんですね…。
 ちなみに、米FOMCは月末の定例FOMCでは0.25ポイント?の利下げを打ち出すと見られ、以降しばらくは様子を見るようですが、アメリカもこれ以上金利を下げると、事実上のゼロ金利状態になるだけに、これまでのように0.75ポイントクラスの大幅な利下げをポンと簡単に打ち出すこともできないのが現実。ただ、このことは既に分かりきっていたことだけに、正直これが材料視されるとは思いませんでしたね…。
 シティやJPモルガンの決算が予想よりもよく、バンカメの決算は予想より悪いなど、まだサブプライム問題のピークが過ぎたかどうかの判断は正直つきかねると思いますが、一旦債券市場に逃げていた資金が再び株式市場に戻るきっかけになるのでしょうか…。

後期高齢者医療、人間ドック自己負担に 

2008-04-25 11:57:26 | Weblog
後期高齢者医療、人間ドック自己負担に 2008年4月22日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080422AT3S2201Q22042008.html
朝日 http://www.asahi.com/life/update/0422/TKY200804220330.html
 4月から後期高齢者医療制度(長寿医療制度)が始まったのに伴い、75歳以上の後期高齢者の人間ドック受診が原則として全額自己負担になることが分かった。3月までは補助金を出す市町村が多かったが、新制度の担い手となる都道府県単位の広域連合が補助金を出す体制をとっていないためだ。22日の民主党の厚生労働部門会議で厚労省が明らかにした。
 厚労省によると、2005年度には1209の市町村が人間ドックの希望者に補助金を出していた。4月以降は75歳以上の健康診査の実施主体が都道府県単位で運営する広域連合に代わった。


 そもそも人間ドックは原則的には自腹で受ける性質のものですし、その人間ドックで重大な疾病が見つかるなど、特殊な場合を除いては医療費控除の対象にもならないのですが、自治体によっては病気の早期発見により、医療費を結果的に低く抑えることを目的に、例えば35歳あるいは40歳以上の国保加入者に対しては割安な費用で独自の助成制度を設けているところも少なくなかったのですが、横浜市では、これまで1万3000円の自己負担で受けられた人間ドック費用が、後期高齢者医療制度に移行することで、補助がなくなり3~4万円の負担になりますし、これまで補助を受けられる自治体に住んでいた75歳以上の高齢者から見れば、既得権を奪われるようなもので、この制度改正は納得がいかないでしょうね…。
 ただ、単純に従前の補助を維持しようと思えば、75歳以上の方全てを受け入れる後期高齢者医療制度の場合、『国保以外の方も加入している』ことや、公平性を保とうと思えば、県全体に制度を導入しなければならなくなるでしょうし、そうなると費用が膨大になってしまうため、制度を維持したくても予算が伴わないのが現実。
 後期高齢者制度の導入だけでも、心理的な反発を招いているというのに、例えば自己負担を少し増やして制度を維持するなり、激変緩和措置を導入して数年で自治体同士の条件格差を徐々に減らして行くなりはできなかったのでしょうか…。

日本人拘束:比女性の尻たたき 「蔑視だ」批判噴出

2008-04-25 11:52:22 | Weblog
日本人拘束:比女性の尻たたき 「蔑視だ」批判噴出 2008年4月24日 毎日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080424k0000m040161000c.html
 フィリピンのマニラ空港でセブ島知事の長女で弁護士(26)の尻をたたいたとして、東京都の日本人男性(65)が入国管理法違反(好ましからざる行為)容疑で当局に身柄を拘束されている。フィリピンでは女性上院議員が「我が国の女性蔑視(べっし)だ」と発言し、主要紙も「非常識だ」と批判するなど問題化。一方、収容施設で毎日新聞の取材に応じた男性は「マナー違反を注意しようとしただけ」と話している。
 同国当局によると男性は8日午前、セブからマニラ空港に到着し手荷物を取る際、近くにいた弁護士の尻をたたいた疑い。弁護士が騒ぎ、男性は入管職員に拘束された。弁護士はこの後、主要紙に「男性は(たたいた直後)私に、女性の尻をたたくのは日本男性の習慣だ、と弁明した。侮辱だ」と主張。女性議員も「フィリピン女性に敬意を持つべきだ」と厳罰を求めた。
 一方、男性によると弁護士は混雑の中、自分のカートを手荷物受取場所に横付けし、他の乗客を邪魔したという。男性は「非常識だったかもしれないが、注意しただけだ」と話している。


 体罰についての賛否両論はあると思いますが、躾と称してお尻をたたく行為って、小さい子供をしつける時に実の親だけに許される?行為(私はやったことはありませんが…)だと思いますし、そもそも大人の女性相手に行うようなことではないはず。まして赤の他人相手に行えば、人権蹂躙として批判の嵐にあってしまうのも当然のことでしょうし、男性の側に弁解の余地はありませんね。
 この程度なら口頭で注意すれば済む話ですし、このようなセクハラオヤジには拘束だけなんて激甘過ぎる処分。自分が第三者に同じことをされてみる+女性に対する謝罪と一定額の損害賠償請求金の支払いを命じる なり、しばらく拘置所暮らしをしてもらうなりして頂いた方が、当人を猛省させるためにも良いのではないかとさえ思います。
 こんな輩がいるから、日本人男性はアジア人を見下していると海外からの批判を浴びるんですけどね…。同じ日本人としてホント迷惑な話です…。

日経平均反発、午前終値271円高の1万3811円

2008-04-25 11:44:42 | Weblog
日経平均反発、午前終値271円高の1万3811円 2008年4月25日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080425AT2C2500J25042008.html
 25日の東京株式市場では日経平均株価が反発した。上げ幅は一時280円を超え、2月28日以来の高値を付けた。前日の米株高に加え、為替相場が1ドル=104円台と円安基調で推移していることから、輸出関連株中心に幅広い銘柄が買われた。
 午前の終値は前日比271円3銭(2.0%)高の1万3811円90銭。

NYダウ続伸、終値85ドル高の1万2848ドル 2008年4月25日 日経
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080425NTE2INK0125042008.html
毎日 http://mainichi.jp/select/biz/news/20080425k0000e020003000c.html
 24日の米株式相場は続伸。ダウ工業株30種平均は前日比85ドル73セント高の1万2848ドル95セントで終えた。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同23.71ポイント高の2428.92と、1月14日以来の高値で引けた。底堅い米雇用指標や商品先物相場の下落などを手掛かりに、買いが優勢となった。
 早朝に発表となった週間の新規失業保険申請件数は市場予想を大きく下回り、2月半ば以来の水準に減少した。労働市場への懸念が和らぎ、相場の支援材料となった。外国為替市場でのドルの上昇を受けて金や原油など商品先物相場が大幅安となり、インフレや個人消費押し下げへの懸念が後退したことも、買いを誘った。
 企業決算に底堅い内容が目立ったことも、市場心理を強気に傾けた。前日夕のアップル、クアルコムに続き、24日朝には、フォード・モーター、ダウ・ケミカルなどが予想を上回る決算を発表した。



 今年のGWは連休といっても、連続する休日は後半の4日間くらいで、真ん中に3日の営業日があるとはいえ、連休を前にして個人投資家は大きくは動きにくいだろうと、個人的には見ていたのですが、今日の午前中の株式市場は大きく飛ばしていたようですね。
 前営業日である23日のNY市場は42ドル高、24日の日経平均は38円安(高値と安値の値動きの幅も150円強)と静かな動きでしたが、24日のNYダウは、週間の新規失業保険申請件数が市場予想を大きく下回ったことや、フォードの決算が予想を上回ったことなどを好感して、一時179ドルを超える株高となり、終値ベースでも前日比85ドル73セント高の1万2848ドル95セントで終了。
 この流れを受けたのか、25日の日経平均も、米金融市場が落ち着きを見せ始めたことや円安傾向を受けて大きく上昇し、前場の終値は、前日比271円03銭も高い、13822円91銭で終了しました。
 まあ、今日の株高は、業績だけでなく、一時120ドル近くをつけていたNY原油相場が一時115ドル台まで下げた(http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M2403O 24042008&g=MH&d=20080424)ことも好感しているのだとは思いますが、それにしても、休日が多くなるこの時期にしかも午前中だけで、これだけアップするとは…(吃驚
 午後からの相場はどうなることでしょうか…。