他企業への営業譲渡に「期待」 くいだおれ会見 2008年4月10日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080409/trd0804092234016-n1.htm
7月の閉店が決まった大阪・道頓堀の大型食堂「大阪名物くいだおれ」の山田昌平社長らは9日、大阪市内で記者会見し、企業から引き受けの申し出があれば、営業譲渡も含めて検討することを明らかにした。「大阪」のシンボルとして60年間親しまれ、閉店を惜しむ声は根強く、今後の対応に注目が集まりそうだ。
山田社長は「経営の合理化を進めてきたが限界が来た。(営業譲渡の)話があれば前向きに検討したい」と述べたが、名物の看板人形「くいだおれ太郎」の今後については「まだ何も決めていない」と話すにとどまり、明言を避けた。
山田社長によると、閉店は今年に入り、他の役員2人と話し合って決めたという。要因として道頓堀界隈の芝居小屋が次々と閉鎖し、街を歩く客層が変わったことや、「粉モン」がもてはやされる大阪の食文化の変化、1店舗のみの家族経営では時代や環境の変化に対応できず限界だったことなどを挙げた。
さらに店のビルは築50年と老朽化し、大掛かりな修繕が近い将来必要だったことも経営を圧迫。社員をリストラするなどして経営の合理化を進めてきたが、「皆さんにご迷惑をかけないうちに店を閉じようと決意した」という。
151人の従業員には8日に閉店を知らせたが、「再就職の面倒はみるから閉店までの3カ月間、思い切りやってほしい」と説明したという。
民間信用調査会社によると、平成2年のピーク時には来客数は年間70万人に上り、売上高も14億4000万円に達したが、ここ数年は半減。18年と19年は2年連続で当期利益が赤字となった。
「わての経済効果は年17億円や」くいだおれ人形で試算 2008年4月10日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080409/trd0804092214014-n1.htm
「くいだおれ人形」の1年間の経済効果は約17億円に上るとの試算を、関西大大学院の宮本勝浩教授(数理経済学)が9日、公表した。試算には含めなかった指標も加えると、ミナミ全体に与える経済効果は約25億円に上るとみられ、宮本教授は「くいだおれ人形がなくなることは大阪にとって大きな損失。なんとか残してほしい」と話している。
試算では、食堂「大阪名物くいだおれ」と戎橋筋商店街の売り上げから経済効果を推定。3月に実施した聞き取り調査の結果、くいだおれ人形目当てで、くいだおれで食事する客が全体の約3割だったため、年間約10万5000人が人形による集客で、経済効果は約4億4600万円-と試算した。
また、ミナミに来る観光客のうち約6割が人形目当てで、戎橋筋商店街の年間120億円の売り上げのうち約1割が観光客の消費だったため、戎橋筋商店街だけで約12億2400万円の経済効果があったという。
宮本教授は「心斎橋や他の商店街への影響は試算に含めておらず、ミナミ経済全体に与える効果はさらに大きいだろう。私自身も、学生時代にくいだおれに通い詰めたので閉店は寂しい」としている。
実は私、南海難波駅から電車で10分ちょっとの所に数年間住んでいたことがあり、当時勤めていた会社から歩いて行ける距離に心斎橋・なんばといった大阪の繁華街があったこともあり、くいだおれ人形や、グリコの名物看板、かに道楽の動く看板はあまりにも見慣れていたこともあり、今でも、この名物看板達の話題を聞くと、ついつい懐かしさを感じてしまうのですが、そうですか…。とうとうあの名物食堂が閉店ですか…。
時代の流れとはいえ、寂しいものがありますが、それはそうと、あの大阪のシンボル?ともいえるくいだおれ人形はどうするんでしょうね…。第三者に譲渡される予定という報道もあったようですが、どこかの博物館でひっそりたたずむのではなく、やはりなんばのどこかで元気に稼動して欲しいものですし、大阪らしさを残す意味でも、いまや全国人気となったあの人形の行方がどうしても気になってしまいます。
ちなみに、産経の報道によれば、くいだおれ人形の効果は年17億円だとか…。集客効果を考えると、地域全体の景気にも影響しそうです…(汗
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7月の閉店が決まった大阪・道頓堀の大型食堂「大阪名物くいだおれ」の山田昌平社長らは9日、大阪市内で記者会見し、企業から引き受けの申し出があれば、営業譲渡も含めて検討することを明らかにした。「大阪」のシンボルとして60年間親しまれ、閉店を惜しむ声は根強く、今後の対応に注目が集まりそうだ。
山田社長は「経営の合理化を進めてきたが限界が来た。(営業譲渡の)話があれば前向きに検討したい」と述べたが、名物の看板人形「くいだおれ太郎」の今後については「まだ何も決めていない」と話すにとどまり、明言を避けた。
山田社長によると、閉店は今年に入り、他の役員2人と話し合って決めたという。要因として道頓堀界隈の芝居小屋が次々と閉鎖し、街を歩く客層が変わったことや、「粉モン」がもてはやされる大阪の食文化の変化、1店舗のみの家族経営では時代や環境の変化に対応できず限界だったことなどを挙げた。
さらに店のビルは築50年と老朽化し、大掛かりな修繕が近い将来必要だったことも経営を圧迫。社員をリストラするなどして経営の合理化を進めてきたが、「皆さんにご迷惑をかけないうちに店を閉じようと決意した」という。
151人の従業員には8日に閉店を知らせたが、「再就職の面倒はみるから閉店までの3カ月間、思い切りやってほしい」と説明したという。
民間信用調査会社によると、平成2年のピーク時には来客数は年間70万人に上り、売上高も14億4000万円に達したが、ここ数年は半減。18年と19年は2年連続で当期利益が赤字となった。
「わての経済効果は年17億円や」くいだおれ人形で試算 2008年4月10日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080409/trd0804092214014-n1.htm
「くいだおれ人形」の1年間の経済効果は約17億円に上るとの試算を、関西大大学院の宮本勝浩教授(数理経済学)が9日、公表した。試算には含めなかった指標も加えると、ミナミ全体に与える経済効果は約25億円に上るとみられ、宮本教授は「くいだおれ人形がなくなることは大阪にとって大きな損失。なんとか残してほしい」と話している。
試算では、食堂「大阪名物くいだおれ」と戎橋筋商店街の売り上げから経済効果を推定。3月に実施した聞き取り調査の結果、くいだおれ人形目当てで、くいだおれで食事する客が全体の約3割だったため、年間約10万5000人が人形による集客で、経済効果は約4億4600万円-と試算した。
また、ミナミに来る観光客のうち約6割が人形目当てで、戎橋筋商店街の年間120億円の売り上げのうち約1割が観光客の消費だったため、戎橋筋商店街だけで約12億2400万円の経済効果があったという。
宮本教授は「心斎橋や他の商店街への影響は試算に含めておらず、ミナミ経済全体に与える効果はさらに大きいだろう。私自身も、学生時代にくいだおれに通い詰めたので閉店は寂しい」としている。
実は私、南海難波駅から電車で10分ちょっとの所に数年間住んでいたことがあり、当時勤めていた会社から歩いて行ける距離に心斎橋・なんばといった大阪の繁華街があったこともあり、くいだおれ人形や、グリコの名物看板、かに道楽の動く看板はあまりにも見慣れていたこともあり、今でも、この名物看板達の話題を聞くと、ついつい懐かしさを感じてしまうのですが、そうですか…。とうとうあの名物食堂が閉店ですか…。
時代の流れとはいえ、寂しいものがありますが、それはそうと、あの大阪のシンボル?ともいえるくいだおれ人形はどうするんでしょうね…。第三者に譲渡される予定という報道もあったようですが、どこかの博物館でひっそりたたずむのではなく、やはりなんばのどこかで元気に稼動して欲しいものですし、大阪らしさを残す意味でも、いまや全国人気となったあの人形の行方がどうしても気になってしまいます。
ちなみに、産経の報道によれば、くいだおれ人形の効果は年17億円だとか…。集客効果を考えると、地域全体の景気にも影響しそうです…(汗