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新人間革命に学ぶ−Iam山本伸一!

新人間革命、山本伸一に学ぶ「負けじ魂」、「人生勝利の指針」

「師は、人々の中に眠っている偉大な力を爆発させる」

2018年11月12日 | ★弟子の道
戸田が世を去って、初めて迎えた新春である。信濃町の学会本部に集った弟子の代表で、戸田の講義を収めた録音テープを聴いた。  提案したのは、伸一であった。歳月は、精神を風化させる。学会にあっては、それは、広宣流布の破綻を意味する。彼は、戸田の叫びが、薄らいでいくことを憂えたのだ。 力強い、恩師の声が流れると場の空気は一変した。戸田と対座するかのように、誰もが襟を正し、感涙に眼を潤ませ、敢闘を誓った . . . 本文を読む

「先生、私がやりましょう」

2018年11月11日 | ★弟子の道
牧口常三郎の教育学説の発刊の難題はいかに原稿を整理し、まとめるかであった。牧口の場合原稿といっても、校長職の激務のなかで、封筒や広告の裏、不用になった紙などに、思いつくままに、書き留めてきたものが、ほとんどである。二度、三度と、同じ内容も出てくる、それを順序立てて構成し。文章を整理しなければ、とうてい本にはならない。だがその労作業を買って出る人などいなかった、牧口も悩んでいた。  「先生、私がや . . . 本文を読む

戸田は、牧口の教育思想を世に残すために、全財産をなげうつ覚悟を定めたのである。

2018年11月11日 | ★弟子の道
牧口常三郎は、自分の教育学説出版の意向を戸田城聖に語ったあと、すぐに、それを打ち消すように言った。  「しかし、売れずに損をする本を、出版するところはないだろう……」  戸田は、力を込めて答えた。  「先生、私がやります!」  「しかし、戸田君、金がかかるよ」  「かまいません。私には、たくさんの財産はありませんが、一万九千円はあります。それを、全部、投げ出しましょう」  小学校教員の初任給が五 . . . 本文を読む

先生に会長になっていただくために、先生をお守りするのだ。それが、私の使命だ

2018年11月11日 | ★弟子の道
一九五〇年(昭和二十五年)八月、戸田城聖の経営する信用組合が業務停止となった。伸一は、事業の新たな活路を開くために、幾たびか、埼玉の大宮方面に足を運んだのだ。  戸田への囂々たる非難が渦巻くなか、伸一は、難局を打開しようと、粘り強く交渉にあたった。けんもほろろの応対や、罵声を浴びせられることもあった。しかし、誠実に、勇気をもって、説得の対話を重ねた。  “現代にあって、正しく広宣流布の指揮を執 . . . 本文を読む

地に打ちのめされても、そこから立ち上がれ!

2018年11月09日 | ★弟子の道
翌一九五七年(昭和三十二年)四月、参議院大阪地方区の補欠選挙が行われた。山本伸一は、再び戸田城聖から、この選挙支援の最高責任者に任命された。  補欠選挙とあって、一議席をめぐっての戦いとなる。学会が推薦した候補者が当選することなど、あり得ない選挙戦といえた。しかし、戸田は、あえて、その選挙戦の指揮を、伸一に執らせた。“伸一なら、勝利できるかもしれない”との、一条の希望を託しての、戸田の布陣であっ . . . 本文を読む

いよいよ私たち一人ひとりが山本伸一青年となって

2018年11月08日 | ★弟子の道
この二部学生大会の実行委員長を務めた青年が、あいさつに立った。  彼は、会長の山本伸一が、若き日に、大世学院(当時)の夜学に学びながら、戸田城聖に仕え、守り支えた、創価の師弟の歴史に言及し、全身の力を振り絞るように叫んだ。 「師匠の山本先生と同じ道を歩む私たちの青春こそ、最高の誉れの人生道であります。私たちは、職場にいようが、どこにいようが、常に山本先生の心をわが心として、師弟不二、先生直結で . . . 本文を読む

「師に代わって」――その自覚こそが、真の弟子の心

2018年11月08日 | ★弟子の道
館内で行き交う人は、皆、喜びにあふれ、はつらつとしていた。  「みんな嬉しそうだね。立派な会館ができて、本当によかった。戸田先生が、この文化会館と、生き生きとした同志の姿をご覧になったら、どれほどお喜びになったことか。先生に代わって、私がみんなを励まし抜くよ」  「師に代わって」――その自覚こそが、真の弟子の心である。 . . . 本文を読む

私の代わりに幼稚園を守ってください

2018年11月04日 | ★弟子の道
「山本先生は、今日、お帰りになりますので、園児に、何か、ご伝言をいただければと思いますが……」  伸一は、頷いた。  「わかりました。園児たちには、こう伝えてください。『皆さんは、私の代わりに留守番をしているつもりで、幼稚園を守ってください。そして、幼稚園を自分のおうちだと思って、大切にし、生涯、この幼稚園を守り抜いてください。いつも、いつも、みんなが幸せになるように祈っています』」  . . . 本文を読む

教育事業こそ、軍部政府の弾圧と戦い抜いた、先師・牧口常三郎と恩師・戸田城聖に報いる「弟子の道」

2018年11月03日 | ★弟子の道
緑も多く、近くには、石狩平野が一望できる景勝地の羊ケ丘がある。羊ケ丘には、牧場が広がり、草をはむ羊の群れを見ることもできる。青年センターのすぐ近くには、北海道の未来を構想し、購入しておいた土地があった。  伸一は、羊ケ丘周辺を車で視察しながら、同乗していた北海道長の高野孝作に、自分の思いを語った。  「この辺りは、教育環境としては申し分ない場所だ。購入してある、あの土地に、創価幼稚園をつくれな . . . 本文を読む

師を求め抜く一途な求道の心から、歓喜の前進は始まる

2018年11月03日 | ★弟子の道
山本伸一は、こう言って立ち上がると、参加者と握手を交わしながら、外に出た。  すると、婦人部の竹島登志栄が、駆け寄って来て、伸一の腕を引っ張って言った。  「先生!呉会館はこちらです。みんながお待ちしています」 彼女は、伸一が、そのまま帰ってしまうのではないかと、心配でならなかったのだ。集ったメンバー全員に会ってもらおうと、必死であったにちがいない。竹島は、伸一の手を引いて歩き始めた。  「わか . . . 本文を読む

私に代わって、ウルグアイの広宣流布を頼みます

2018年11月02日 | ★弟子の道
山本伸一は、海外メンバーに、次々と声をかけ、レイを贈るなどして励ましていった。メンバーのなかに、ウルグアイから来日した四人の青年がいた。男性二人、女性二人である。  同行の幹部が、伸一にメンバーを紹介した。四人のうち、一人は、日系人の男性で、あとの三人は、スペイン・イタリア系などのウルグアイ人であった。ウルグアイは南米の南東部にあり、ブラジルとアルゼンチンに隣接する国である。日本とは、ほぼ地球の . . . 本文を読む

師の心を、常に敏感に、的確に感じ取ってこそ、真の弟子である。 

2018年11月02日 | ★弟子の道
伸一は、言葉をついだ。  「私は、平和への闘争なくして、広島を訪ねることはできないと思っています。それが戸田先生に対する弟子の誓いなんです」  そして、戸田城聖を偲ぶように彼方を仰いだ。伸一の胸には、最悪な体調のなか、断固、広島行きを決行しようとした戸田の姿が、まざまざと蘇ってくるのであった。  ――戸田は、一九五七年(同三十二年)九月八日、「原水爆禁止宣言」を発表した。その約二カ月後の十一 . . . 本文を読む