業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

利用者の顔

2007年02月13日 | 担当者会議
先日の情報連絡票ですが、まだ出してません。
というのも、クリニックナースのどのアホ誰がリンダさんのHD連絡帳に
「入退院時の対応等、ご家族へのご負担が大きいようでしたら、訪問介護を利用しての介助が可能ですのでご相談下さい」
と書いたのかが知りたいのと、その連絡帳の現物を再度確認してから抗議することにしたためです。また、可能ならコピーをとります。決してうやむやにはさせません。
というより、これよりまず先に対応しなくてはならない事例が発生してしまいました。


最近、ひがしのケアマネさんと併設事業所(デイケア・ヘルステ・訪看他)とのプチトラブルが多発しており、事務所一帯に不穏な空気が流れております。

まず、このブログをお読みのヒマな優秀なケアマネさん約300人にお聞きします。
とても信じられない話だと思いますが___

あなたは1度も会ったことのない利用者を
通所系の事業所に送り込んだことがありますか?


コトの発端は、先週の土曜日の昼食時でした。

私が新人ケアマネのオリーブや医事のブリトニーと一緒の席で、おいしくお昼をいただいているときのこと。
隣の席に座っていたひがしデイケアの主任ナースミッフィーさん、食事を終えてツカツカと私たちのテーブルに歩み寄ってきました。
ミッフィーさんはめちゃめちゃ明るい看護師さんで、情も熱意もあって人望も責任感もある、とってもいいナース(私はこのナース大好き)です。
でも、ミッフィーさんはいつになくマジ顔で、オリーブに向かって言いました。

ミ:「オリーブさん、明日からご利用開始のBさん、ご家族との契約が先ほど済みました。明日朝9時にお迎えに伺いますけど、次回からはせめて、最低でも1度くらいは利用者本人と面談してからご利用を決めて下さい。

隣で聞いていた私は一瞬耳を疑いました。

ミ:「いくらご家族が見学にみえても、私たちスタッフがケアするのはご本人ですから」
とやんわり抗議するミッフィーさんに対し、オリーブは言いました。

オ:「わかりました、でもそう言うデイもやって下さいね(逆ギレ気味)」

ミッフィーさん、絶句。私もオドロキました。

いくら緊急性があるケースでも、私は1度も会っていない利用者を(併設・他所に関わらず)デイやヘルパーにふったことはありません。大抵のケアマネさんだってそうでしょう。
ミッフィーさんはその後もちょっと抗議しましたが、オリーブに謝られこそすれ、逆ギレされるとは思っていなかったらしく、憤慨して出てってしまいました。


今日、ミッフィーさんから呼ばれて聞かれました。
ミ:「ねえハリケンさん、ケアマネって、利用者に1度も会わずに、その人の情報連絡票や受け入れ依頼書を出したり、『明日からよろしく』と通所を開始するなんてことはよくあることなの?」
少なくとも私はそんなことをしたことはありません。
どんなに時間がなくても、例えば『明日からすぐ利用したい』と言う利用者や家族がいたら、「そんなら今すぐ面接せなッ!」ととりあえず訪問します。
なのでミッフィーさんにもそう言いました。
ミ:「そうよね。私たちも、自分のところのケアマネさんの紹介だから、大抵のムリは聞くけれど、自分が会ったこともない利用者を、『家族が明日から来させたいと言うから』なんて理由でいきなり任せられてもね。第一、もし間違った人を連れてきたりしたらどうするの?体格も状態も一切わからず、送迎は、移乗はどうやったらいいの?それでもケアマネは『とにかく紹介してやるんだから誰でも彼でも面倒見ろ』とでも言うの?いくらなんでもおかしくない?」

私はひとことも返せませんでした。
ミッフィーさんの言うとおりだと思ったからです。

ミッフィーさんは、この件を、同じナースであるナース河合にも相談したそうですが(実はナース河合とオリーブは…なんというかソリが合わないというか…で)、他のケアマネさんの意見はどうなのか、ひょっとしてオリーブと同じ感覚でいるのではないかと心配になって、私に話を聞くことにしたそうです。

オリーフは新人とはいえ、年齢的には1番年長で、仕事が丁寧すぎて時間がかかり、現在20人足らずの利用者の担当でヒーヒーの状態。そのためオリーブの3倍は激務に苦しむナース河合でさえ利用者を任せることが出来ないでいるのです。
でも、仕事のやり方やペースに個人差があっても、しょせんケアマネはケース持ってナンボですし、全員が最低5年の経験値を持って資格を取ったのですからいつまでも新人気取りでは困る←ナース河合弁。

…話が反れましたが、とにかく、介護サービス利用までの流れから考えてみても、ケアマネ・オリーブに非があるのは明らかです。
私はカニちゃんに話を聞いてもらって、この事例を、併設事業所からの苦情として、主任に報告することにしました。私が直接オリーブに話をしてもいいのですが、それだと個人的な注意や批判と受け取られてしまい、オリーブと私の関係も悪くなる←カニちゃん弁。それよりも、ケアマネの責務を認識してもらうため、ミーティングなどの形式で主任に発言してもらったほうがいい。

しかし、あの青田主任に、オリーブのどこがダメだったのか、どう改善していけばいいのかきちんと説明出来るとは思えないので、私が文書で報告してまとめたものを棒読みするだけでいいようにすることになりました。

併設事業所との関係もアレだけど、同じケアマネさんとの関係も大事。


しかし…

経験は後輩、年齢は先輩という人たちはホントに厄介ですよね。
いつになくマジなハリケンです。

ケアマネには3つの袋がございます。

2007年02月12日 | 重要事項説明書
ケアマネージャーという仕事には、3つの『袋』が肝心だとよく言われますね。
胃袋・福袋・堪忍袋と。
胃袋/腹が減っては訪問できぬの意。
福袋/福祉用具のみをご利用の、要介護度重度のご利用者様を表す。
堪忍袋/“尾”がありよく切れる、ケアマネが常時携帯の小道具。

こんばんわ。
日々臨戦態勢のハリケンです。

余談ですが、100円均一に売ってある電動ミニクリーマーは、もうお試しになられましたでしょうか?

まだの方は是非1度お試し下さい。
コーヒー好きで貧乏なケアマネさんの必需品です。
これさえあれば、スタバやドトールのない田舎地区のケアマネさんでも、
薄給のため普段缶コーヒーしか味わえない貧乏ケアマネさんでも、
ふわふわのアワの立ったアメリカンスタイルのカフェオレが飲めます。
ただし、
100均の道具だからとナメてかかるととんでもない目に遭いますよ。
すごい威力(回転力)です。

とりあえず。



ハリケン作成のひがしクリニック看護師様宛情報連絡票をご覧下さい。

いつもお世話になっております。
私が担当させていただいておりますリンダさん、来週よりシャント再建のため東部病院に入院されるとのこと、担当ヘルパーより情報をいただいたところですが、そのヘルパーによりますと、当ひがしクリニックからの連絡帳に

入退院時の対応等、ご家族へのご負担が大きいようでしたら、訪問介護を利用しての介助が可能ですのでご相談下さい
との記載があったとのことですが事実でしょうか。
現状では、リンダさんの外出等の介助には介護タクシーの利用が望ましいと思われます(車椅子以外の移動は無理ですし、移乗等にもヘルパー等2人体制での介助が必要と思われますので)。となりますと、介護タクシーの契約やヘルパーの人員確保と調整など、この依頼にはケアマネの連絡調整業務が必須です。特に介護タクシーは契約から実利用までに最低10日から14日の期間を要しますので、今後、利用者様に説明をしていただく場合には、是非ともケアマネにご連絡をいただけますと助かります。
また、リンダさんはご自宅に福祉用具・介護ベッドをご利用です。福祉用具レンタルは、入院中の介護報酬の請求が不可となる縛りがありますので、入院期間の長短に関わらず、入院情報は必ず必要となっております。その作業をしなければ、ご利用者様に自己負担金が発生するなどの多大なご迷惑をおかけすることとなります。

従いまして、今後はどのような入院であっても、ケアマネにご連絡を下さいます様にお願い致します。
ご利用者様・ご家族様におきましては、居介もクリニックも同一法人でありますので、クリニックが既知であれば当然ケアマネにも報告が行くものと思っておられる方が大多数であるのが現状です。
是非ご理解いただき、ご面倒でも、利用者の情報はひがしケアプランセンターにもお知らせ下さいますようにお願い致します。




…この連絡票提出後、私のケアマネ人生はどう変化していくでしょうか。

しかし、私は間違っていないし、もうこのようなことは1度や2度や3度や4度や5度や6度や7度や8度や9度ではありませんので、もういい加減になんとかしなければならないと思いました。

これで何か文句を言われたら、これまでの経過を記録した文書をまるごと持ってパワハラ相談110番にでも電話することにします。

…ブログ読者の皆様には大変申し訳ございませんが、どうかいつものごとく、後方支援をよろしくお願い致します(弱ッ)。

テンションガタ落ちだよう!

2007年02月08日 | 業務日誌
※ 本文に分かりづらい点がありましたので訂正しました。07.2.9

怒涛の、トルコ行進曲ナミの更新っぷりはどうした。
…停滞気味のハリケンです。


わたくし、ハリケンの担当する利用者様の中で
間違いなく最大の困難事例であったマイケル(仮名)が、今日その波乱の在宅生活に別れを告げました。
80歳男性独居、要介護4、レビー小体型認知症、接近困難+処遇困難。
地区の猛烈民生委員ミキサーに支えられ、絶対に不可能と思えた在宅独居生活を満喫していた彼は、認知症の急激な進行による空腹感の消失のため、年明けあたりから衰弱の一途でした。
失禁するようになり、歩けなくなり、立てなくなり、それでも食べようとしないんです。
私はひがしヘルステに朝夕の安否確認と食事(つってもエンシュア)・服薬の介助をお願いして、2~3日おきの点滴(せいぜい100カロリー程度)に通院してもらってました。
それでも最近、ベッドで端座位のまま仰向けに倒れて
「助けて!助けて!」
と叫んでいるのを聞きつけた近所の人から電話をもらって駆けつけたり、
ヘルパーが訪問するとトイレと壁の隙間にはまりこんで動けなくなっていたりの毎日で、もーもーホントに大変でした。1日1回は呼び出されてた。
それでも、悪いことばかりでもなく
以前は自宅から連れ出そうとすると怒鳴り散らしていたマイケルが、
だんだん見当識を失い始めており、受診に来て帰ろうとすると逆に
「ここはワシの家だ!」
と、病院だか自宅だかわからなくなってくれるように。

これはもう入所しかない。
今しかない!
私はそう思い、ミキサーと手を取り合って、入所させてくれる施設探しを始めました。
しかし介護力ゼロの併設特養はまったくアテに出来ない。
また、食事摂取量の極端に少ないマイケルは老健でも嫌がられる。
しかし能力的には自力摂取可能な彼に、安易にPEG(胃ろう)を造っていいものか。
将来的にPEGになるのが必至だとしたら、いっそPEG造ってから入所したほうがいいのか。
とりあえず入所までのツナギに、明日から昼間にもヘルパーに安否確認させよう。
ドクターに「意味なし」と言われても、点滴に通ってもらおう。
区役所やアホ迂闊にも処遇困難事例として再々々々度相談しよう。
手当たり次第の特養や老健に打診して、なんとかショートでもロングでもさせてもらえるよう頼んでみよう。

と、情報連絡票やら
受け入れ依頼書やら
提供票やら診断書やら
思いつくもの全部出し、
思いつくところ全てに相談しました。
サービス残業なんかどうでもいいと、事務長にも話聞いてもらって根回しして。

そしたら

ホントに突然

マイケル、本日本院に入院が決定。

それがねえ、ミキサーが、ウチの法人の役員に直談判したらしいんです。
つまりコネ。
私は当日、朝から介護保険指定事業者講習会(県主催)に参加してました。
ケアマネ不在時の出来事です。



いえ、正直言って嬉しいです。
目出度い。
衰弱しているマイケルにとっても心配?している地域住民にとっても、本当によかったと思うの。

たださ、マイケル、要介護4だしね、

ショートで繋げられればプラン料は入ってくるワケだしさ、

そう思って、2,3の特養ともう契約の話も出てたしさ。

いえ、いいんです。
本人のためだし。
足腰が弱ってるからもう徘徊もそんなに問題にならないでしょうから、病院でもいいんですけど。

でもさ、暴言はあるしさ、大声出すしさ、

それをやめさせようと思ったら強いお薬しかないワケだしさ、

…それだと退院しても絶対に在宅復帰はムリだしさ。


ていうかさ、

今の今まで、併設特養にも入所申し込みしてたのに絶対に受けてくれなくて、
地域の病院に相談したら「それじゃ社会的入院じゃないですか」とドクターに言われたもんで、そうだよね、支援ムリ=入院じゃ安易だよねと反省もし、入院って選択肢は脳内から消してたのにさ、
それが役員のツル(のひと)声で入院決定だなんてさ、

一体なんなの。
だったら最初っから入院させてくれればよかったのに。
しかも、病院搬送もひがし会のVIP車出てるし。
しかも、ドライバーは病院専属のお抱え運転手じゃん。

ハリケン、ひとり入所祭。

入院⇒暴言⇒強い薬⇒ホントの寝たきり の図式は、もう少しいろいろ頑張って頑張って、もう手立てがないときのファイナル・アンサーだと思っていたので

…ココロが痛いです。

明日からもうマイケル宅参りもないかと思うとホントにホッとするけど、
この罪悪感は一体なんなんだ。

ていうか、私って不要か?

慎重派のハリケンさん

2007年02月03日 | 事例検討
唐突ですが、抱腹絶倒のブログを見つけました。
愛人志願!ナミコの虐待日記!←なにコレ、エロ(ブロ)グじゃん!と思わず、1度見てみて下さい。シャレのわかる業界人なら笑えます。私はまだ後半しか読んでいませんが、大笑いしてしまいました。


実績1入れの時期となりましたが、皆様いかがお過ごしでしようか。
ひがしケアプランセンターのケアマネ連は、ヘルステ実績を回しながら
・○日から×日まで入院していたはずの人に、実績が入っています。ご確認下さい。←カニちゃん
○日のキャンディさんの事例は身体2で請求と決まったはずですが、なぜ通常通りの身体2生活2で実績が入ってくるのでしょうか。ご確認下さい。←ハリケン
・○日私がこの方のお宅に訪問したときヘルパーは来ておらず、利用者から『今日来られないから明日来ると言われた』と聞きましたがなぜ実績が入っているのですか。ご確認下さい。←アイリン女史
・この日のこの派遣の2時間後に、訪看による入浴介助が組んであるのに、ヘルパーが予定外の足浴を実施しているのは何故ですか?説明をお願いします。←ナース河合
・ヘルパーのサービス提供終了時間と、デイケアの利用開始時間が重複しています。ご確認下さい。←新人オリーブ
等々の連絡票が飛び交います。
いいえ、毎月の光景です。もう慣れました。

私の担当する利用者ディカプリオさん/78歳男性・要介護2 の、遠方居住の長女からFAXが届きました。
父が配食サービスの利用を開始して1ヶ月たちました。
そろそろ、これまでの腎糖食から普通食に変更してほしいので、事業者に連絡をお願い致します。

とありました。
ディカプリオさんはひがしクリニクックで週に3回透析治療を受けています。
奥様が認知症で、食事作りが難しいので2人とも配食サービスを利用していますが、透析から帰宅する時間が遅いので安否確認ができません。
そのため、奥様の配食には介護保険証を提示して減額し、安否確認してもらい、ディカプリオさんの配食には介護保険を使っていません。イコール、本当に単なる配食です。ケアマネ、介入出来ません。また、実はこの夫婦の配食の利用料金、すべてこの遠方居住の長女が支払いをしています。認知症でデイサービスへの依存度の高い奥様の、限度額を超えた通所を金銭的に支えているのもこの長女なのです。
本人が食べたいというものを長女が払う。それだけのことです。
ケアマネ関係ありません。
ですが、ウチのクリニックの患者様である以上「無関係」と言えないワケがあります。

そうです、鼻くそに並ぶ当ブログの主役級森の神がおわすからです。

そこで私は、まず栄養課に行き、ディカプリオの透析データを確認。
うーん、ここ2ヶ月ほどは安定していますね。
以前ほど暴飲暴食されなくなったのと、やはり配食導入後、食事時間や内容が改善された功績は大きいです。
しかし、安定しているからといって減塩を中止したり、主食量を増やしてもいいという許可は出せませんね。
ご本人やご家族には食事を普通食に変更するリスクを再度説明して、検討していただいたほうがいいでしょう。

ということで、ご本人に面会。
…ご本人は「普通の食事がしたい」と言うだけで(そりゃそうだ)聞き入れなし。
で、長女に、管理栄養士の話を文書で説明。
(中略)配食内容変更に関してはケアマネは介入出来ませんが、私としては、ディカプリオさんの在宅療養生活を医療が支えているという現状を無視することは出来ません、せっかくデータが安定しているのに、治療食の中止に伴うリスクをもう一度お考え下さいませんか。


長女からの返信はこうでした。

丁寧なお返事ありがとうございました。
私としましては、いくらかかっても、多少リスクがあっても、両親の意思を最優先にしたい気持ちは以前にもご説明した通りです。
ハリケンさんのお立場は理解できますが、あたらめて父の食事を普通食に変更していただきますようお願いします。


…配食事業所の担当者にも、これこれこのようにおっしゃっているのですが、と相談。担当者も悩んでいました。
ホントならここで「だったら長女さんから事業者に直接依頼してもらえばいい」と思ったのですが、ディカプリオからもハリケンさんお願いします、と言われてしまった。
そこで、もう一度栄養課とダメ押しの話し合い。
・今後もしデータが悪くなったら、都度本人家族に報告をする。
こととし、配食の普通食メニューを取り寄せ、栄養課に計算してもらい、しばらくしっかり様子を見てもらうと同時に、栄養指導を強化してもらうことに。
そしてすべてのやりとりを文書に残し、配食事業所に
これこれこんなワケで、これだけ説明してもダメで、結果、腎糖食から普通食への変更を希望されています
という情報連絡書を送信しました。
私が変更を依頼するのではなく、利用者の希望を連絡しただけ、という形式に。
経過をざっと記載したのは、あとでなんだかんだと「配食のせいで病状が悪化した」と言われないために(事業者にも迷惑をかけないように)担当者も協力してくれたという一文を残しておきたかったのです。
それからまた文書で、クリニックの森の神様に報告。
経過と、行った説明と、今後の対応をちゃんと書きました。
私この人のケアマネですけど、この件に関しては介入出来ませんでした、との言い訳も書いて届けたのですが................


次の日、森師長から
やっぱり呼び出されました。
一体どうしたの。
ケアマネとして介入出来ないのなら、私たちナースからご本人にキッチリ説明してあげてもよかったのに、どうして最初に教えてくれなかったの。
医療現場でも福祉の現場でも訴訟が多くなっているこんな世の中にあって
ハリケンさんは珍しく慎重派のケアマネさんだと思っていたのにガッカリしたわ。

…申し訳ございません。

でも私、やるだけやりました。
即師長に相談して密告するようなこともイヤだったし、まずやることやってから報告したかったんです。

現在実務研修中の新ケアマネさん(特に福祉系資格者)に、こんな駄目ケアマネからもひとつだけ有用なアドバイスを差し上げることが出来ます。

医療法人にだけは勤めないほうがいいですよ。



介護サービス情報公開調査

2007年02月01日 | 業務日誌
この数日間、B型インフルエンザで死ぬ寸前でした。
現在そのインフルエンザは私んちの野猿に罹っております。

従って、1月29日(月)に行われた情報公開調査には参加しておりません。
ケースは公開しましたが、ま、結果は難なくスルーでした。甘い甘い。
この調査で私たちひがしのケアマネが学んだことは
とにかくなんでもかんでも文書記録でとっとけよ
ということでした。

ここに、今後の参考にしていただくため、ひがしが注意?指導?をもらった数項目をあげときます。
「主任ケアマネに相談したことがある」
ひがしには主任ケアマネがいませんが、これはアホ迂闊地域包括支援センターなどの主任ケアマネでもよく、何かしら相談したことを記録にとっとけということです。
ひがし地区の、真っ白な三段レースのヒラヒラブラウス+バルーンスカートといういでたちの、気の狂った若作り主任ケアマネに聞いてもらった徘徊老人の話をきちんと記録にとっとけばこの項目は○でした。
本気で残念です。
「各サービス事業所からのモニタリング報告やサービス計画書を
ケアマネを通じて共有しているか」

アホアホデイサービスからもらった利用者についての愚痴記録と、優秀デイケアの送ってくる素晴らしいリハ計画書を見せっこさせとけばこの項目も○でした。
面白いのでやっとけばよかったです。

他にも「サービス事業所のコメントなどもスクラップしておく」「とにかくなんでもとっておく」等の指導がございましたのでここにお知らせしておきます。
つまり、いつでも見せられるようにしておくことが情報公開なんです。
情報をどのくらい公開しているかなんて、そのようにしか測れないのです。


さて、ユーザー評価では、私たちの利用者さんから頂戴したありがたいご意見の中にこんな一文がありました。

どの業界の仕事にも、技量や経験だけではカバーできない資質があります。それは誠実さや人間性です。私どもの担当ケアマネージャーさんにはそれがあります。現在のところ、このケアマネさんは満点です。

これ、本当に原文のままです。

ひがしケアマネ全員がこの一文を読み、涙に瞳をうるませました。
そして心の中で思いました。

ありがとう○○さん!

…ほぼ全員、これを書いて提出したのは自分の利用者に違いないと思っていました(爆)。
幸せな人たちですね、まったく。



ここだけの話ですが…




ひとりあたり何人と割り当てられた、ユーザー評価表が、どうしてもひとりぶん余ってしまって…(書いてもらおうと思っていた利用者さんが入所しちゃったもんで)



これ、書いたの実は
私です。


内緒ですよ。

ま、情報公開なんてこんなもんです。←最低ケアマネ。