皆様はもうご存知ですね。
介護サービス事業の事務負担の見直しについて
平成20年8月1日より、第5表「サービス担当者に対する照会(依頼)内容」は廃止となりました。そのため、第6表「居宅介護支援経過」は第5表「居宅介護支援経過」に、第7表「利用票」は第6表「利用票」に、第8表「利用票別表」は第7表「利用票別表」にと、それぞれ数字が繰り上がります。
改正前の居宅サービス計画書記載要領
5.第5表「サービス担当者に対する照会(依頼)内容」
サービス担当者会議を開催しない場合ないし会議に出席できない場合などに、サービス担当者に対する照会やサービス担当者からの依頼について記載する。
改正後の居宅サービス計画書記載要領(1~3(表)略)
4.第4表「サービス担当者会議の要点」
サービス担当者会議を開催した場合に、当該会議の要点について記載する。また、サービス担当者会議を開催しない場合や会議に出席できない場合に、サービス担当者に対して行った照会の内容等についても、記載する。
①~⑧略
⑨会議出席者
当該会議の出席者の「所属(職種)」及び「氏名」を記載する。本人又はその家族が出席した場合には、その旨についても記入する。また、当該会議に出席できないサービス担当者がいる場合には、その者の「所属(職種)」及び「氏名」を記載するとともに、当該会議に出席できない理由についても記入する。なお、当該会議に出席できないサービス担当者の「所属(職種)」、「氏名」又は当該会議に出席できない理由について他の書類等により確認することができる場合は、本表への記載を省略して差し支えない。
⑩検討した項目
当該会議において検討した項目について記載する。当該会議に出席できないサービス担当者がいる場合には、その者に照会(依頼)した年月日、内容及び回答を記載する。また、サービス担当者会議を開催しない場合には、その理由を記載するとともに、サービス担当者の氏名、照会(依頼)年月日、照会(依頼)した内容及び回答を記載する。なお、サービス担当者会議を開催しない理由又はサービス担当者の氏名、照会(依頼)年月日若しくは照会(依頼)した内容及び回答について他の書類等により確認することができる場合は、本表への記載を省略して差し支えない。
この措置について
「たとえひとつでも帳票が減ったことはよいことだ」
と、微妙に喜んだケアマネさん。
あなたは騙されています!
※実際ハリケンは、介護保険関係の掲示板や個人ブログで、このような「よかったよかった」チックなコメントをよく見かけました。
よーく、よーく考えてみてください。
そもそも5表は、担当者会議を開催出来ない事情のあるときにケアマネがサービス担当者に対して発信するもの。
つまり、各サービス事業所の担当者が記入して、ケアマネに送り返すものでした。
その5表がなくなるとすれば、ケアマネはサービス担当者に電話したり、事業所訪問をして聞き取った意見などを自分で4表にちーまちーまとまとめて記録していかなくてはならないんです。
これまでハリケンは、担当者会議が開催出来ないとき
1.各担当者に向けて5表を発信(FAX送信)
2.返ってきた5表を各事業所にまとめて送信
その際、新しく作成した居宅サービス計画原案をそえる。
※もちろんその居サ計画には、各サービス担当者の意見が反映されたものとなっています。先に原案を5表とセットで送信することもあります。
3.よければ利用者や家族にハンコをもらって全サービス事業所に送る。
これで終了でした。
更新結果が出て、要介護度に変化のなかったときのサ担や、サービス内容にほとんど変化の必要ない場合のサ担は、だいたいこの5表を活用してやっていました。ええ、フルに活用していたといえます。
しかし、これからは
・サ担を開催しないことになったときは各事業所の担当者に意見を聞く
・会議に参加できない理由なども書く
・それらをいちいち記録に残す
※他の書類で確認できれば4表への記載は不要とされています。たとえば、会議開催のための日程調整の依頼をまずやって、不参加であればその理由やあらかじめ検討内容について意見をつのっておけばいいワケですが…参加・不参加の確認に用いた連絡表をそのまま他の事業所に送るワケにはいきませんので、やっぱりそこでいったんまとめる作業が出てくると思います。
・記録した各担当者からの意見を4表としてとりまとめる
・それら意見と利用者や家族との折り合いをつける
・居サ計画を作ってハンコをもらってサービス事業所に送りつける
となり、5表が廃止になったことは私にとって、これまではサービス担当者が書いてよこしてくれていたものをケアマネが書くことになった、ということになります。
「今までだって大変だったし、たいして違いはないんじゃ?」
とお思いの方もおられるでしょうが、私にとっては大違いなんです。
書いてもらっていた書式がなくなるんです。
これまで以上になんでもかんでも記録に残せ、電話で話した内容だろうがなんだろうがケアマネが記録に残せ、という、ケアマネがやらにゃならんことが増えたってことに他ならないのです。
どうせ廃止にするなら4表を廃止すればいいのに。
5表を廃止するよりも、担当者会議はよっぽどのことがないかぎり開催しなくてもよい、ということにしてくれたほうがラクでいい。
いいえ、決してサ担に意義なしと言っているのではありません。
ただ------------------------
通所だけでも3事業所以上利用しているような利用者を何人も担当している、そんなハリケンが全事業所と本人と家族を一堂に集めてサ担なんて不可能です!
5表廃止絶対反対!!!!
毎回5箇所も6箇所もの事業所に聞き取りしにゃならなくなる、そんな私の身になってくれ!!
余談ですが、私の担当するモモさん(既出)は、ヘルパー1つ・デイ4つ・ショート2つを毎月組み合わせて利用するという殺人的な自己作成プランを私に提示しました。
利用票3枚・別表3枚の計6枚です。
福祉用具を合わせて7事業所。
介護タクシーなんか使われた日にゃ、8事業所になっちまう。
ヒトというものは大勢集まれば集まるほど、意見がまとまらなくなるものだということに、厚生労働省はそろそろ気付くべきです。
介護サービス事業の事務負担の見直しについて
平成20年8月1日より、第5表「サービス担当者に対する照会(依頼)内容」は廃止となりました。そのため、第6表「居宅介護支援経過」は第5表「居宅介護支援経過」に、第7表「利用票」は第6表「利用票」に、第8表「利用票別表」は第7表「利用票別表」にと、それぞれ数字が繰り上がります。
改正前の居宅サービス計画書記載要領
5.第5表「サービス担当者に対する照会(依頼)内容」
サービス担当者会議を開催しない場合ないし会議に出席できない場合などに、サービス担当者に対する照会やサービス担当者からの依頼について記載する。
改正後の居宅サービス計画書記載要領(1~3(表)略)
4.第4表「サービス担当者会議の要点」
サービス担当者会議を開催した場合に、当該会議の要点について記載する。また、サービス担当者会議を開催しない場合や会議に出席できない場合に、サービス担当者に対して行った照会の内容等についても、記載する。
①~⑧略
⑨会議出席者
当該会議の出席者の「所属(職種)」及び「氏名」を記載する。本人又はその家族が出席した場合には、その旨についても記入する。また、当該会議に出席できないサービス担当者がいる場合には、その者の「所属(職種)」及び「氏名」を記載するとともに、当該会議に出席できない理由についても記入する。なお、当該会議に出席できないサービス担当者の「所属(職種)」、「氏名」又は当該会議に出席できない理由について他の書類等により確認することができる場合は、本表への記載を省略して差し支えない。
⑩検討した項目
当該会議において検討した項目について記載する。当該会議に出席できないサービス担当者がいる場合には、その者に照会(依頼)した年月日、内容及び回答を記載する。また、サービス担当者会議を開催しない場合には、その理由を記載するとともに、サービス担当者の氏名、照会(依頼)年月日、照会(依頼)した内容及び回答を記載する。なお、サービス担当者会議を開催しない理由又はサービス担当者の氏名、照会(依頼)年月日若しくは照会(依頼)した内容及び回答について他の書類等により確認することができる場合は、本表への記載を省略して差し支えない。
この措置について
「たとえひとつでも帳票が減ったことはよいことだ」
と、微妙に喜んだケアマネさん。
あなたは騙されています!
※実際ハリケンは、介護保険関係の掲示板や個人ブログで、このような「よかったよかった」チックなコメントをよく見かけました。
よーく、よーく考えてみてください。
そもそも5表は、担当者会議を開催出来ない事情のあるときにケアマネがサービス担当者に対して発信するもの。
つまり、各サービス事業所の担当者が記入して、ケアマネに送り返すものでした。
その5表がなくなるとすれば、ケアマネはサービス担当者に電話したり、事業所訪問をして聞き取った意見などを自分で4表にちーまちーまとまとめて記録していかなくてはならないんです。
これまでハリケンは、担当者会議が開催出来ないとき
1.各担当者に向けて5表を発信(FAX送信)
2.返ってきた5表を各事業所にまとめて送信
その際、新しく作成した居宅サービス計画原案をそえる。
※もちろんその居サ計画には、各サービス担当者の意見が反映されたものとなっています。先に原案を5表とセットで送信することもあります。
3.よければ利用者や家族にハンコをもらって全サービス事業所に送る。
これで終了でした。
更新結果が出て、要介護度に変化のなかったときのサ担や、サービス内容にほとんど変化の必要ない場合のサ担は、だいたいこの5表を活用してやっていました。ええ、フルに活用していたといえます。
しかし、これからは
・サ担を開催しないことになったときは各事業所の担当者に意見を聞く
・会議に参加できない理由なども書く
・それらをいちいち記録に残す
※他の書類で確認できれば4表への記載は不要とされています。たとえば、会議開催のための日程調整の依頼をまずやって、不参加であればその理由やあらかじめ検討内容について意見をつのっておけばいいワケですが…参加・不参加の確認に用いた連絡表をそのまま他の事業所に送るワケにはいきませんので、やっぱりそこでいったんまとめる作業が出てくると思います。
・記録した各担当者からの意見を4表としてとりまとめる
・それら意見と利用者や家族との折り合いをつける
・居サ計画を作ってハンコをもらってサービス事業所に送りつける
となり、5表が廃止になったことは私にとって、これまではサービス担当者が書いてよこしてくれていたものをケアマネが書くことになった、ということになります。
「今までだって大変だったし、たいして違いはないんじゃ?」
とお思いの方もおられるでしょうが、私にとっては大違いなんです。
書いてもらっていた書式がなくなるんです。
これまで以上になんでもかんでも記録に残せ、電話で話した内容だろうがなんだろうがケアマネが記録に残せ、という、ケアマネがやらにゃならんことが増えたってことに他ならないのです。
どうせ廃止にするなら4表を廃止すればいいのに。
5表を廃止するよりも、担当者会議はよっぽどのことがないかぎり開催しなくてもよい、ということにしてくれたほうがラクでいい。
いいえ、決してサ担に意義なしと言っているのではありません。
ただ------------------------
通所だけでも3事業所以上利用しているような利用者を何人も担当している、そんなハリケンが全事業所と本人と家族を一堂に集めてサ担なんて不可能です!
5表廃止絶対反対!!!!
毎回5箇所も6箇所もの事業所に聞き取りしにゃならなくなる、そんな私の身になってくれ!!
余談ですが、私の担当するモモさん(既出)は、ヘルパー1つ・デイ4つ・ショート2つを毎月組み合わせて利用するという殺人的な自己作成プランを私に提示しました。
利用票3枚・別表3枚の計6枚です。
福祉用具を合わせて7事業所。
介護タクシーなんか使われた日にゃ、8事業所になっちまう。
ヒトというものは大勢集まれば集まるほど、意見がまとまらなくなるものだということに、厚生労働省はそろそろ気付くべきです。
先週の金曜日の話です…
ウチも早速、5表の廃止に混乱させられております。
独自の書式を作って送って、会議に出られない事情と検討内容に関する意見を書いてもらって返信してもらうしかないです。
結局5表のかわりになるもんを使うしかない。
それがイヤなら、電話して、意見を聞いて、4表の末尾にでものっけておくか。
どっちも手間じゃん!!
これで
「ケアマネの事務負担減らしてやったど」
ってエツに入るんだ、厚生労働省。
ケアマネ自身が聞き取りして書くもののはずですよ。
当県ではそういう解釈でずっとやってきてます。
だから簡素化されて廃止賛成です。
表の文頭に「担当者会議を開催出来ない理由」を記載して送付しなくてはならないことから、サービス事業所に送るべきものと思っていました。
きんちゃんのおっしゃるように、ワイズマンなどのソフトの中の様式を見ると、電話で聞き取った意見を書くようにもなってますが、ウチの県で使用しているものは「サービス担当者の意見」返信欄があるんです。
地域によって解釈が違うんですね。知りませんでした。
んで、その書式の控えと共に、書かれて返ってきた5表を一緒にファイルに綴っておくようにという指導があってます。
地域によって解釈が違うんですね…
きんちゃんさん、勉強になります。
そんなこと「介護報酬の解釈」のどこにも書いてないし厚労省も言ってないですよ。
担当者が勘違いをされてるのではないでしょうか。
そういう指導をしているから、医師に送って文書料が発生して云々という問題が起きたりするんでしょうね。
地域によって解釈が違うというのも問題ですよね。
正しい解釈をした上でうちではこうするというのならわかりますが。
http://www.kaigo110.co.jp/consult/bbs_1.php?r_ct2=21&r_bb=4987&d=all
照会=問い合わせ、ということなので、その問い合わせ方法が保険者によって解釈が違う、ということでしょうかね…
保険者に聞いてみようかと思いましたが、すでに廃止になっている5表に関することなので思いとどまりました。
平成12年の創設以来、今まで介護職の人たちが従順すぎて、国に対して何も言ってこなかったことのツケです。
昔の国鉄の職員の人たちの方がよほど人間的です。
まあ国鉄職員には指導も入らないし、県の監査で多額の金を泥棒されることもなかったでしょうけど。
2チャンネルにこんな項目を発見しました。
介護事業者の皆さん、団結しませんかhttp://society6.2ch.net/test/read.cgi/welfare/1170340523/l50
コメントありがとうございます。
なぜこんなにも事務量が増加していくのか。
厚生労働省がわかってないのか、
それともケアマネは信用されていないのか。
書類の山に押しつぶされそうです。