しかし、よく動くオットです。
止まると死んでしまうマグロのように、掃除機から洗濯、水やり、トイレ掃除まで…
自発的にどんどん動くので、たまにプレッシャーでこちらが頭に来ることがある

ワタシは休みたいのにーーーっ

って時に。
もちろんなんの強要もされていなくても、プレッシャーがかかることはあるもんよ。
感謝もしているのだけど。
この前オットが「Tシャツが洗っても臭い

」と言ったの。
加齢臭もあるかもしれないし、ランニングに使って染み込んだ汗もあるね。
カラッと乾いたのに、ちょっと汗をかくともわーん

と生乾き臭がするんだって、Tシャツが。
「そんな時にはブリーチだよ。買っておいで」とワタシ。
最近の除菌・脱臭漂白剤をやってみたらいいじゃない?
オットが「ハイターを買ってきた!」とボトルを見せたの。
水色のボトル…
ん?
ちょっといやな予感がしたけど気のせいかもしれないし、まぁいいや、そのままスルーしといた。
翌朝、ワタシが起きた時にはもう1回目の洗濯物が干されていたのだけど、
オットが「失敗しちゃったー

」と言ったんだ。
ピーピー

と洗濯機が鳴って、衣類をウキウキ

と広げてみたら、お気に入りのTシャツにたくさんのまだらが!
紺の部分はオレンジに。
臭いがすると言っていたこのTシャツには波の模様が。
ランニングではいているスパッツには新たなひょう柄が。
おパンツさんには何ヶ所もシミが…
オットが買ってきたのは『白物専用』の漂白剤だったの。
ワタシが ん?といやな予感がしたのは、かなり昔から見るボトルのデザインだったから。
やっぱりそうだったのね。
老眼も入っているオットは、ボトルの説明をあまりしっかり読まない。
きっと億劫なんだよね。
「ちゃんとウラを見てから買ったのにー!」と自分の都合のいい『洗濯時に使えます』の部分は読んだけど、
オモテに大きく書いてある『白物専用』は見逃しちゃった。
しかも「一緒に使える」とは言っても、せめてお水が張られてから入れれば被害は少なくて済んだものを、原液を洗濯物に直接振り掛けたら…
そりゃ、まだらになるわ。
それよりワタシが恐れたのは「ワタシの洗濯物、なかった?」ってこと。
ワタシのブラウスとかがまだらになっていたら、同情心が怒りに変わってしまうわ

!
結局、下着の数枚がちょっと模様になっちゃったけど、幸いにもワタシの色物はなかったようで、ホッ
こんなに主婦業を何でもこなすオットだけど、そうは言っても結婚してからのわずか20年。
一方、生まれながらに女性として母の手伝いをしてきたワタシは、市販の洗剤のラベルをしっかり読み込むという癖が培われているのね。
洗剤に限らず、いろんな成分や性能や、食べ合わせやかけあわせや…そういう細部にこだわる性質は養われてきたんだなぁと思ったの。
ま、主婦のキャリアってこんなところに出るもんよ、オーホッホ

まだまだ《にわか》には負けないわ。
「いい?衣類に直接かける時はよほどすごい汚れがある時だけで、あとはなるべくお水に溶くんだよ。原液を信じすぎてはいけないよ。植物だって濃い肥料では死んでしまうこともあるんだからね。ちゃんと薄めて使うんだよ」
と、見掛けは優しく、でも心の中は上から目線で(笑)オットに教えて上げました。
結局、臭かったTシャツはもうよそ行きには着られず、運動専用のTシャツに成り下がり(笑)、ちょっと気の毒なオットでした
追記:
ワタシが最近ウォーキングに使っているユニクロのチューブトップ(色はエンジ)。
肩紐の日焼け後がつかないからこの季節に合わせて1枚買ったの。
それを昨日着ようとしたら、わき腹に謎の模様が1ヶ所…
あ!脱色してる!
オットに「これ、一緒に洗ってたんじゃん


」と突っかかったら、
「あ、バレたか


」だって。
わき腹だから気がつかないといいなーと、たたみながら思ったらしい。
(たたんでるところがえらいけど)
結局、これはウォーキング専用に成り下がり、オットが心なしか嬉しそうなのがムカつくわ
