今朝の早朝バス。
私はショッピングガラガラを持参してバスに乗り込みました。
席はそんなに混んでない。
12人くらい。
私は、横向きの優先席に座りました。
次の?バス停あたりから、右半身が不自由な男性。
車イスをたたんで乗ってきました。
車イスは一番前(運転手の後ろ)に座っていた男性客が優先席まで運んでくれて、彼は私の1つ間をあけた隣に座りました。
健常な左手でたたんだ車イスを抑え、バスはソロソロと発車します。
なんか不自由そうだぞ。車イスが動いちゃうかな…
私は席1つ分、身をのりだし、彼に
「何かお手伝いすることありますか?」
と聞いてみた。
多少、ろれつの回らぬ声で
「できたら隣に来て下さい」
私は席1つ左にずれて
「車イスの右側を私が足で抑えていていいですか?」
そして私は、極力足を前に投げ出し、車イスの後ろを抑え、右手では自分のガラガラが動かないように抑えました。
本題はここからです。
横並びの優先席の前…私達の視界には前方を向いた席に座る乗客が見えます。
私の真ん前にはテニスの朝練に行くJK。
かったるそうに音楽を聴きながら、こちら…彼をチラチラ見ています。
見てんじゃねーよ(私の心の声)。
さぁ終点が近づいてきました。
こりゃ乗りかけた船で、降りるところまで手伝わなくちゃならないかな?
まずいな…
私はチラッとスマホの時計を確認。
うん。電車には間があるから、手伝おう!
ありゃりゃ、男性客が何人も先にスタスタ降りちゃうぞ。
私は彼に
「椅子は私が運ぶので、お一人で降りられますか?」
彼はゆっくり立ち上がり、左手であちこちつかまりながら前の出口へ。
(うちのバスは前のり前おり)
でも、ワタシ、ガラガラもあるんだわ…困ったな。
横を見たら、さっきのチラチラJKがかったるそうに(見えた)最後にに立ち上がった。
こういう子にこそ一日一善の喜びを!
ボランティアを体感させる時は今!
おばちゃん(私)の教育の血がムクムクとこみ上げてきました(笑)
「私のガラガラ持ってくれる?」
聞いてみた。
「はいっ!」
あら?
風体に反して よいお返事(^^)
彼女が私のガラガラを持ち、私は車イスを持ち上げました。
うっ…
お、重い…
進むに進めずモタモタしていると、私の背後から
「それ、持ち上げなくても転がりますよ」
とJK。
「あ、そうなの(汗)?」
まだモタモタするワタシ。
「前を少し持ち上げて、車輪で転がしてみて下さい」
「あ、ホントだ(^_^;」
出口の外では運転手さんと彼が待っています。
私は車イスを運転手さんに渡し、彼女からガラガラを受け取りました。
外に出てJKに
「すごいね。車イス扱えるんだ?」
と聞いてみた。
「学校の実習で習ったから」
「そうなんだ!どうもありがとうね。」
「いえ!(ニコッ)」
私とJKは駅に向かってそれぞれ走り出した。
ワタシはただモタモタしちゃったおばちゃんだったけど、
なんか うれしかった。