Takekida's log

千里の道も一歩から

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

2007-03-21 23:07:34 | Training
字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

光文社

太田直子


午前中は海方面へロングライド。金沢、鎌倉、江ノ島、平塚、茅ヶ崎、大磯、小田原と箱根駅伝のコースを走りました。途中で小田原城によって折り返しは箱根湯本駅。 風も弱く穏やかな天候だったので余裕を持って走りきれました。Averageも32km/hとまあまあ。  
片道2時間半くらい。 電車で箱根湯本まで行っても1時間半くらいなので健闘したといえると思います。写真は旧東海道松並木の残っている大磯宿での一コマ。

映画はこのところ1年ぐらい見に行ってませんが吹き替え版と字幕版がある時は必ず字幕版を選ぶようにしています。特に理由はないのですが話している口調だとか声の高低だとかをなるべく原作に近い形で感じたいと思っているということもあります。 さすがに英語まで完全に聞き取れないので字幕にはかなりお世話になっています。 

というわけで字幕屋さんが書いた本を読んでみました。
字幕の翻訳の基本は「1秒=4文字」なのだといいます。これは見ている人が映像と字幕の両方を理解するためにあまり長くは出来ないという制約があるからなのだそうです。 とても早口とか同時にしゃべっている人とかまで対応しきれないので要約翻訳になるようでそんな苦しみや内情をこんなにばらしてしまっていいのかなというところまで踏み込んで書かれています。 

言われて気づいたこととして字幕には句読点があまりないというのがあります。?やら!はありますが。 技術的には可能なのですがつけないのが習慣になっているとのことです。確かに文章も短いので必要ないかなと思ってみたりもします。

実際には配給会社の思惑もあって事実から字幕が捻じ曲げられてしまうケースも多々あるようです。リスニング能力のレベルが上がれば字幕が変だというのにも気づけますがマイナー言語だとさすがにお手上げです。

日本の字幕は世界一クオリティが高く、そもそも海外では字幕版の上映すらないことが多いのだとか。そもそも日本語が特殊言語だというのにも起因しているかとは思いますが… そんなレベルの高い日本の字幕屋のぼやきを聞きたい方をぜひ読んでみてください。文体もテンポ良く軽く読めてしまいます。

字幕屋さんの苦労を知ってますます字幕好きになりました。今後は字幕とセリフの違いを気づけるようになりたいです。(少なくとも英語は)

*今日の練習*
    
午前 BIKE 磯子⇔箱根湯本 往復 5時間14分
   
夕  SWIM main 200IM *2

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