極限で鍛える

Toyota Win the Dakar Rally | Dakar Rally 2019


ここ7か月の間日本の自動車メーカーの中で最もモータースポーツで気を吐いているのがトヨタ。念願のルマンに優勝。WRCでもマニュファクチャーズタイトルで優勝、世界一過酷なラリーと言われているダカール・ラリーでも初優勝してきました。日本でこそモータースポーツのとらえ方はさほどではないですがイギリス、南アフリカ、アメリカといった国ではモータースポーツの人気も高く盛り上がりがありますし、相応の影響力がありそうです。社長自らというのもありましたが力を注いでから結果が出るまでは時間がかかるものなのかなあとは思います。単なる宣伝効果だと言ってしまえばそれまでですが宇宙向けに開発されたものが日常生活を豊かにしてきたように極限での経験というのは大きく回りまわって一般向けにおろされてくるものなのだとは思いますので国としての宣伝効果も兼ね今後の発展にも期待。そして何しろ優勝するために優秀なドライバーとの共同開発の体制をうまく気付けているという証拠なのでしょう。　レースという極限の場で実験と宣伝を兼ねてしまうというのは自転車も同じですがプロチームの元メカニックの人が過去「優秀なメーカーほど現場へのフィードバック体制が厚い」後言っていたのを思い出しました、単なる機材の出しっぱなしでなくステージレースにも貼りついて常に改良品がフィードバックさせていくような体制が組んでありそれは選手のためだけでなく自分たちがどれだけ製品に対して貪欲になっているかという証でもあるのでしょう。　スポーツの世界でも能力を伸ばすためには極限をせめて(背伸びをして)少しづつ能力を伸ばしていくしかないわけで極限を知るというのは重要なことだと思います。（もちろんそれなりにお金もかかるわけですが）