Takekida's log

千里の道も一歩から

ミューズの恩寵=蜜蜂と遠雷 

2019-10-06 22:32:04 | Training
蜜蜂と遠雷 単行本 – 恩田 陸  (著)
 
直木賞&本屋大賞 W受賞と10/4には映画も公開というモンスター作品。
ひたすらピアノのコンテスト(モデルは浜コン)を描くという小説で7年間掲載された内容を本に起こしたもの。書評を見ても賛否両論のようですが個人的には音楽の躍動感を小説にするというものほど難しいものはないと思っていたので非常に面白いと思いましたし、文庫本でいうと上下で2冊にもなる分厚いものですがさほど冗長だとも思いませんでした。 映画ではもともと醍醐味であるピアノの演奏が織り交ぜながら展開するわけなのでより説得力のある内容になるのではないかとは思います。恩田さんも相当、こんなのは面白くないという葛藤あったそうですが万人受けするようなものよりむしろこういった隅?を注目した題材のほうが心には残る作品になるのではと思います。 Musicの語源はミューズの恩寵=ギリシャの神の恵みによりもたらされる人間の営みを示すそうですがぞくぞくする音楽というのを聴いてしまうとというのは色々なものあれど神々の技の代弁なのかと思います。 
 
あらすじ・・・3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか? 

映画『蜜蜂と遠雷』予告【10月4日(金)公開】 

映画『蜜蜂と遠雷』亜夜と塵の月夜の連弾【10月4日(金)公開】
 
 
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