ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

初めての白馬岳 パートⅨ いよいよ下山です

2011-07-20 09:18:03 | 登山
白馬山荘は最大1500人収容できる大きな山荘、スカイプラザという綺麗なレストランもあり

いわゆる山小屋というイメージではありません。

昨夜の宿泊者は、本格的な夏山シーズン前のためでしょうか150人程度?

食堂も全員が一度に集まっても、まだ空席がある状態でした。

ちなみに、昨夜の夕食のメインはとんかつでした。



夜は耳栓、睡眠導入剤服用でぐっすりと眠ることができました。

翌朝は日の出の様子を撮影する予定だったので、4時過ぎに起きて撮影ポイントまで行ってみました。

撮影ポイントは松沢翁のレリーフがある所ですが、もうすでに多くの人が集まっています。

御来光はもう見る事が出来るのでしょうか、上の方では歓声が上がっています。

息を切らして駆け上っていきます。

ちょうど雲の切れ間から太陽が見え初めています。




白馬岳に朝日が当たり始めています。



南に目を向ければ、杓子岳、白馬鑓ケ岳の山肌がはっきり見えるようになりました。



剣岳、立山方面の山頂辺りにも陽が当たり始めています。



こんな雲海は山に来た人だけが見る事が出来る風景です。



槍ヶ岳が遠くに見えています。(向かって左の方)



望遠で引き寄せてみました。




しばらく早朝の360度の山の展望を眺めていると、改めて自分が今大きな山塊の中に来ているんだと実感できます。

今日も青空の広がるいい天気のようです。

朝食を済ませて6時15分下山開始、白馬大池、栂池高原をめざします。




斜面のお花畑です。朝日を浴びて花も元気、人も花も同じ、朝は元気です。



朝のツクモグサ、また新鮮!




再びウルップソウ



ミヤマアズマギク



ミヤマシオガマ  登ってくる時には目に入らなかったんだけど咲いていてくれてよかった~~



約1時間で三国境に戻ってきました。やはり今日も私が最後になってしまいました。


雪倉~朝日岳方面をもう一度



小蓮華岳を過ぎて雷鳥坂にさしかかると、その名のとおり今日もここで雷鳥を見る事ができました。

ナント、この雷鳥、登山道の真ん中でかなりくつろいでいる様子、砂浴び?

あまりにも気持ちよさそうなので前に進む事が出来ず、先頭のえ~ちゃんもしばし足止め状態です。






しばらく眺めていたのですが、人の気配に気が付いたのかゆっくりハイマツの中に入っていきました。

やっと前に進めます。


再びコマクサを



10時15分 白馬大池山荘に帰ってきました。

お湯を沸かしてラーメンを食べたり、コーヒーを飲んだり、ここで大休止です。

今からごろごろ岩の乗鞍岳、そのあとにはあの雪渓の下りが待っているのでそれに備えてお腹の準備です。




10時45分乗鞍岳のケルン通過。

雪渓に入る前に、これはヒョウタンボクでしょうか



例の雪渓は今日は登りも下りも込み合っています。

下りでは、転倒、滑落の危険性もあるので、カメラはザックに仕舞い込みました。

なので、スリリングな様子の画像はありません。

もう後は、ひたすら栂池自然園を目指して降りるだけです。

天狗原で一休みしたあと、栂池自然園までは、皆さん、さっさと降りて行ってしまって、

私一人で降りて行く羽目に

もうこうなったら、遅れついでに花のひとつも撮らなくては!

何度も見かけたイワカガミだけど、好きな色なのでガシャっと



この頃から、空は次第に黒い雲が広がってきていて、そのうち雨もポツリポツリと降りはじめました。

急な大雨に備えて、傘をだしたりザックカバーをかけたり、またそこでモタモタと時間を喰ってしまいました。

皆さん、待ちくたびれているだろうと思いながら、私も一生懸命歩いたのです。

幸い雨も降られず、12時50分に全員揃って栂池自然園のロープウェイに乗ることができました。

下りのゴンドラの中は4人だけなので、持っていたストックをマイク代わりに

私から皆さんにお礼の言葉を!

「皆様このたびは、当T観光をご利用下さいまして、誠にありがとうございました。
思いがけず、天候にも恵まれ、綺麗なお花にもあえて言うことなしの登山でした。
これもひとえに皆様のお蔭でございます。ありがとうございました。」

何だか自然にこんな言葉が出てきてしまいました。

皆さんに大笑いされましたが、「ツクモグサが見たい」ただそれだけの目的で始まった今回の山行きが

ひとまず笑って終わる事ができ、計画した私も嬉しさが隠せなかったのです。

同行してくださった皆様、本当にありがとうございました。