ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

涼を求めて高瀑の滝へ パートⅡ キレンゲショウマなど

2011-08-13 19:13:27 | 登山
眺めの良い滝で休憩した後は、いきなりこんなザレ場を登ります。

登山道は、この少し上を右に進んでいきます。




これは、その右上への登山道を登っていく所です。(え~ちゃん撮影)





ミヤマカラマツ



ミヤマヒキオコシも今年初見です。もう秋の野草です。




休憩から30分程歩いた所で、え~ちゃんが立ち止まりました。

ここがキレンゲショウマの咲く場所なんですね。

登山道の対岸になりますが咲いている場所へは簡単に行けます。

見上げると、かなり高い斜面の上のほうにも黄色い花が見えています。

さすがここなら、鹿も来ることができないでしょう。

ここでは、ザックを下して本格的に撮影モードになります。

























ギンバイソウのバックに






たくさん撮りました♪ 高い斜面から落ちてくる水のしぶきを浴びて、どの花も水滴が付いて生きいきしています。

ここは鹿の食害は大丈夫でしょうが、人による盗掘が無いことを切に願います。

さあ、お目当ての花を堪能した後は、滝を目指すのみです。

25分ほど歩いて10時50分、最終目的地の高瀑の滝に到着です。

思った以上に大きく目の前に広がっている岩壁、威圧感さえあります。

滝の高さは132m、西日本一だそうです。水量は多くありませんので上から落ちる時の轟音はありません。









近づくと、ある地点から空気が急にヒンヤリしてきます。

都会にある人工的なミストシャワーとは違って、柔らかなミストが上からいくらでも落ちてきます。

涼しいこと、この上もありません。勿論ここで、昼食をとります。

もう随分古い話になりますが、私は此処へは13年前の3月初め、この滝が一番きれいな姿になる氷瀑の時にきています。

その時、初めて見た何段にもなって白く輝いている氷瀑の風景は感動の連続でした。

冬のその光景も忘れられませんが、今日のこの涼しさ、冬には感じられなかった滝や岩壁の高さなど

また忘れられない光景となりました。

滝壺の近くから上を見上げると何やらオレンジ色の花が見えています。

食事がすんだあと、岩場をよじ登って見に行く事に~

下から見ているとそんなに高いとは思いませんでしたが、かなりの高度感がありました。
あまりに小さくて見えにくいと思いますが、私が蟻のように映っています。(え~ちゃん撮影)



向かって左の中央下辺りに見えますか?

年甲斐もなくこんな事をして、家族に見られたらどうしよう。

咲いていたのはコオニユリでした



シモツケソウ、ギボウシもありました。




登った所から滝の上部あたりを写してみました。滝を丁度横から撮影しました。



天気も少し悪くなってきたようです。昼からは天気も崩れやすいし雷雨にでもなったら大変です。

11時40分、そろそろ下山しましょうか。

帰りは撮影も殆どないので早いものですが、最後の最後になって、最後尾を歩いていた私が登山道を間違えて

ちょっと余分に歩いてしまいました(泣)が、13時20分無事登山口に着きました。

再びあの川底のような林道を走って帰ります。朝来る時も林道の状況を尋ねた男性の方が、

まだ一人で重機に乗って作業していました。

「キレンゲショウマは咲いていたかい?」って言葉をかけられましたが、

地元のかたもこの花の事は知っているんですね。

朝は寄らなかった諏訪神社に寄ってみました。




ここでも、苔むした石垣のあいだから、イワタバコが咲いていました。




林道の始点にあたる河口という地区まで降りてきました。

此処でも車道沿いの石垣に、イワヒバと一緒に咲いているイワタバコが



そして車道沿いには、シュウカイドウ



やはりこのあたりでもかなりの暑さです。車外の気温はたしか30度は越えていたかな?

あの涼しさはすでに何処に行ったのやら・・・

ひと時の涼を求めての高瀑の滝登山でした。

え~ちゃん、今日も運転ほんとにありがとうございました。

車もかなり汚れたわね、ごめんなさいね。

























涼を求めて高瀑の滝へ パートⅠ イワタバコなど

2011-08-13 16:42:06 | 登山
この所、連日35度近い猛暑日の連続、涼しい所に別荘など持っていない身では

暑さを逃れて、少しでも涼しい場所を求めて彷徨うしかありません。

そんなわけで、今日(8月10日)は、滝とキレンゲショウマが一緒に楽しめる愛媛県の石鎚山系にある

高瀑(たかたる)の滝に行ってきました。

これは、そこで見る事が出来たキレンゲショウマです。沢の水しぶきを浴びて生きいきしています。




滝とキレンゲショウマが一緒に楽しめる?

そんな所だったら、この時期平日とはいえ、あの剣山どころの騒ぎじゃないんでは?と思うでしょうが

実はここに行くには、登山口までの林道に大きな問題があるのです。

ここは四国の三大悪路って誰かが言ってましたけど、悪路でも登山口まで辿り着ければいいのですが、

林道工事(森林組合の木材運搬用に新しく林道を造成している)や、落石や土砂崩れなどによる

通行止めなどがあるのです。

事前に森林組合や西条市に道路情報の確認をしましたら、工事などはしていないとの事でしたが

落石や土砂崩れはいつ起きるか分らないので、そうなっていたら林道歩きをするしかありません。

これは帰りに撮影したものですが、今日はこんな落石がありましたが、さいわいにも何とか車は通行できました。




画像はありませんが、ほんとに悪路の名に恥じないすごい道の連続、いつもは華麗な運転のえ~ちゃんでも

かなり慎重です。

途中で咲いていた花、クサアジサイ




オオキツネノカミソリ




オトギリソウ





など撮影しながら、8時30分、無事登山口に到着です。登山口にある休憩舎です。



この日も車から降りるとテジロっていう虫が集団で寄ってきます。

虫に刺されやすい私は急いでネットをかぶり虫よけスプレーを噴霧します。

こんな案内板がありますが「自然研究路」っていうのもなんか難しそうな書き方ですね。

それに「約60分で高瀑の滝」と書いてありますが、実際それはかなり無理なコースタイムで

一般的ではないようです。私たちは花の撮影タイムをゆっくり取っての登りなのでなおさらで

こんなコースタイムでは行けませんでした。



8時40分出発です。

沢の水量は多い方ではないようで、2か所の沢の渡渉もわりとスムーズにできました。

登山道からは、涼しそうなこんな滝が見えます。




歩き始めてすぐに、沢沿いの岩に色の濃いイワタバコが見ごろです。

岩には緑のコケも生えていていい雰囲気、早くも撮影タイムです。













途中でkeitannさんが、小さなこんな花を見つけました。オオギカズラ?でも咲く時期がかなり遅いようだしねえ

オウギカズラの葉はもっと厚ぼったい感じで、ちょっと違うように思えたのですが

帰って調べてみてもわかりません。




ヤマホロシも見逃しやすい場所で他の草に埋もれるように咲いていました。




沢沿いなので大小の滝はありますが、こんな滝があると足を止めて見てしまいます。

この滝は「のぞきの滝」と呼ばれているようで、登山道から滝壺が見下ろせるのです。




沢沿いの登山道には、こんな朽ちかけた梯子やロープをつかんで渡渉する場所もあります。




後からわたる私が渡れるか見てくれている? 目線がちょっと違うようですね。花でも探しているのかな?




ミヤマノダケ(セリ科)はまだ咲きはじめです。



9時52分、約1時間で休憩ポイントにちょうどいい滝につきました。



滝の付近にはギンバイソウがたくさん咲いていましたが、これは濃いピンクです。




ここでザックを下して休憩、沢沿いの歩きとはいえ、汗もかなりかいています。

え~ちゃん、キレンゲショウマはまだなん?